日本化学工業株式会社の第166期第3四半期決算まとめ・決算の発表日はいつ?配当や決算日

四半期報告書
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詳細・正確な情報は対象企業の報告書をご確認ください。

日本化学工業株式会社の2023年度第3四半期決算が発表されましたので、その内容をご紹介したいと思います。化学品事業や機能品事業を中心に展開している同社は、最近の景気悪化の影響を受けつつも、価格改定やコスト削減に努めた結果、収益は改善傾向にあります。今後の動向にも注目が集まっています。

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企業情報

企業名: 日本化学工業株式会社
証券コード: E00784
決算期: 3月期

日本化学工業株式会社の決算日・決算時期(スケジュール)は?

日本化学工業株式会社は3月期決算を行っており、第3四半期決算は2023年12月31日までの期間となっています。通常の年次決算は3月31日までとなっています。

主な事業

日本化学工業株式会社は化学品事業機能品事業を中心に事業を展開しています。化学品事業では、クロム製品、シリカ製品、燐製品などを製造・販売しています。一方、機能品事業では、ホスフィン誘導体、農薬原体、電池材料、電子セラミック材料などの高機能製品を手掛けています。これら2つの事業が同社の主力となっています。

今期の業績と利益率は?

2023年度第3四半期の業績は、売上高が286億61百万円営業利益が16億47百万円経常利益が17億60百万円親会社株主に帰属する四半期純利益が12億43百万円となりました。前年同期比では売上高は減少したものの、収益性は改善傾向にあります。

売上・利益の推移

過去3年間の業績推移を見ると、売上高は2022年度380億75百万円、2023年度第3四半期では286億61百万円となっています。利益面では、経常利益は2022年度14億12百万円、2023年度第3四半期では17億60百万円と改善が見られます。景気の影響を受けた売上高減少をコスト管理の強化で吸収した結果、収益性が向上してきたと言えるでしょう。

四半期連結貸借対照表について

2023年12月末の総資産は744億56百万円となり、前期末から15億58百万円増加しています。一方、純資産は434億13百万円で、前期末から11億72百万円増加しています。自己資本比率は58.3%と健全な財務状況を維持しています。

資産の部

資産の部では、現金及び預金が前期末比10億5百万円減少した一方で、売掛金が17億87百万円、受取手形が3億35百万円増加しています。また、投資有価証券が8億24百万円増加するなど、全体としては堅調に推移しています。

負債の部

負債の部では、支払手形及び買掛金が8億32百万円増加、一方で長期借入金が27億26百万円減少するなど、借入金の削減が進められています。

純資産の部

純資産の部では、利益剰余金が6億17百万円増加、その他有価証券評価差額金が5億46百万円増加するなど、着実に積み上がってきています。

ROAとROE

同社のROA(総資産利益率)は6.3%ROE(自己資本利益率)は6.0%となっています。前年同期と比較して両指標ともに改善傾向にあり、収益性の向上が確認できます。注力している高機能製品の販売拡大や、コスト削減などの効果が表れてきていると言えるでしょう。

キャッシュフロー

第3四半期連結累計期間のキャッシュ・フローを見ると、営業活動によるキャッシュ・フローが14億36百万円のプラス、投資活動によるキャッシュ・フローが5億83百万円のマイナスとなっています。財務活動によるキャッシュ・フローは16億78百万円のマイナスでした。全体としては10億5百万円の資金減少となりました。

配当の支払額

2023年度の中間配当は1株当たり35円、期末配当も35円が予定されており、年間配当金は70円となる見通しです。前期と比べ配当金は増加しており、安定的な株主還元を行っていることが分かります。

今後の展望

日本化学工業株式会社は、中期経営計画に沿って成長事業の拡大、グローバル化の推進、経営基盤の強化に取り組んでいます。特に高機能製品の拡販や、新製品の投入などで業績の向上を目指しています。また、サステナビリティ経営の推進にも力を入れており、中長期的な企業価値向上に取り組んでいくことが期待されます。

編集部のまとめ

日本化学工業株式会社は、景気の影響を受けつつも、収益性の改善に取り組んでおり、堅調な業績を維持できている印象です。特に高機能製品分野での好調さが目立ちます。今後も成長戦略を着実に実行し、企業価値の向上につなげていくことが重要だと考えられます。株主還元面でも安定的な配当を続けているため、同社の株式は長期保有の候補としても注目に値するでしょう。

日本化学工業株式会社の決算日や配当についてまとめました。

日本化学工業株式会社は3月期決算を行っており、第3四半期決算は2023年12月31日までの期間となっています。また、2023年度の年間配当金は1株当たり70円と、前期から増配となる見通しです。安定した収益基盤と株主還元体制を築いていることが分かります。

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