ニュースの要約
- i-nest capitalがヘッドレスERPプラットフォームを提供する「Tailor Technologies, Inc.」に投資
- Tailorは大企業向けに柔軟かつテイラーメイドされた業務システムを提供
- i-nest capitalは Tailorの成長を支援する
概要
i-nest capital株式会社は2025年11月、同社2号ファンドを通じて、ヘッドレスERPプラットフォームを提供するTailor Technologies, Inc.への投資を実行しました。
Tailorは、AIや最新のアーキテクチャを活用し、大企業向けに個社ごとにテイラーメイドされた業務ソフトウェアを10倍速で開発できるプラットフォーム「Tailor Platform」を提供しています。従来型のモノリシックなERPに代わる柔軟なモジュール型アーキテクチャを実現し、企業が自社に最適な業務システムをAPIで自由に構成できる「コンポーザブルERP」を実現します。また、ヘッドレスアーキテクチャにより、データ・ロジック層とUIを分離し、短期間での業務プロセスやユーザー体験のカスタマイズを実現できます。
今回の資金調達により、TailorはこのようなERPプラットフォームの開発をさらに加速させ、国内外のエンタープライズ企業への導入を一層推進していきます。
一方、i-nest capitalは、ERPや基幹業務システムの領域に注目しており、Tailorはその中核を担う有望なスタートアップだと考えています。i-nestはTailorの事業成長と企業価値向上に向けて、自社のネットワークや知見を活用して支援していきます。
編集部の感想
編集部のまとめ
Tailor Technologies, Inc.：i-nest capitalがヘッドレスERPプラットフォームを提供する企業に投資についてまとめました
今回の発表は、ERPの未来像を示す重要なニュースだと言えるでしょう。従来のモノリシックなERPシステムでは対応が難しかった企業の柔軟なニーズに対して、Tailorのコンポーザブルなアーキテクチャは新しい解決策を提供します。モジュール化されたシステム設計により、業務プロセスやユーザー体験の迅速なカスタマイズが可能になるのが大きな特徴です。
また、Tailorが提供するヘッドレスERPは、データとロジックをUIから分離することで、既存システムとの連携やAIエージェントとの連携など、様々な拡張性を備えています。こうした先進性が、i-nest capitalの投資を呼び込んだのだと考えられます。
i-nestは豊富なノウハウとネットワークを活かし、Tailorの成長を後押ししていく方針ですが、ヘッドレスERPの普及によってERPシステムの在り方が大きく変化していくことが期待されます。エンタープライズ企業の業務改革を加速させる先駆的な取り組みとして、今後の動向に注目していきたいと思います。
参照元：https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000080.000051734.html
