株式会社宮崎太陽銀行の最新の四半期決算報告を分析してみました。宮崎太陽銀行は、宮崎県を中心に九州南部に店舗を展開する地域密着型の銀行です。今期の決算では、資金運用収益の増加や有価証券利息配当金の上昇などにより、経常収益が前年同期比391百万円増加の11,317百万円となりました。また、預金および貸出金も増加傾向にあり、財務内容も安定的に推移しているようです。
企業情報
企業名: 株式会社 宮崎太陽銀行
証券コード: 85600
決算期: 3月期
株式会社 宮崎太陽銀行の決算日・決算時期(スケジュール)は?
宮崎太陽銀行の決算日は3月31日となっています。毎年6月に本決算の報告が行われており、また4月〜12月の3四半期決算も公表されています。
主な事業
宮崎太陽銀行は、地域密着型の銀行として、宮崎県を中心に九州南部に店舗を展開しています。主な事業は、個人・法人顧客への預金・貸出を中心とした銀行業務のほか、リース・保証事業などを行っています。地域の金融機関として、地域経済の発展に貢献することを目指しています。
今期の業績と利益率は?
宮崎太陽銀行の当第3四半期連結累計期間の経常利益は1,974百万円と、前年同期比30百万円の増益となりました。また、親会社株主に帰属する四半期純利益は1,466百万円と、前年同期比40百万円の減益となっています。自己資本比率は5.31%と、健全な水準を維持しております。
売上・利益の推移
宮崎太陽銀行の経常収益は前年同期比391百万円増加し11,317百万円となりました。一方で、経常費用も前年同期比360百万円増加の9,342百万円となっています。利益面では、経常利益は1,974百万円、親会社株主に帰属する四半期純利益は1,466百万円となりました。
四半期連結貸借対照表について
宮崎太陽銀行の当第3四半期連結会計期間末の総資産は806,360百万円となっています。主な資産は、貸出金544,673百万円、有価証券166,077百万円などです。一方、負債は761,978百万円で、その大部分を預金757,140百万円が占めています。
資産の部
宮崎太陽銀行の資産の部では、貸出金が前期末比43億円増加の5,446億円となっています。また、有価証券も前期末比52億円増加の1,660億円となっています。これらから、宮崎太陽銀行の資産規模が着実に拡大していることが分かります。
負債の部
負債の部では、預金が前期末比211億円増加の7,571億円となっています。これは個人預金や法人預金の増加によるものです。一方で、借用金は前期末比270億円減少の12億円となっており、財務体質の強化が進んでいることが分かります。
純資産の部
宮崎太陽銀行の純資産の部は44,381百万円となっています。このうち、利益剰余金が21,095百万円となっており、着実に利益を積み上げていることが分かります。また、その他有価証券評価差額金が3,793百万円と、有価証券の含み益も増加傾向にあります。
ROAとROE
宮崎太陽銀行のROA(総資産利益率)は5.31%、ROE(自己資本利益率)は4.77%となっています。ROAは前年同期比0.54ポイントの上昇、ROEは前年同期比0.20ポイントの上昇と、収益性の改善が見られます。これは、有価証券利息配当金の増加や、貸出金残高の増加などによるものと考えられます。
キャッシュフロー
当第3四半期連結累計期間のキャッシュ・フローの状況につきましては、四半期連結キャッシュ・フロー計算書の作成を省略しているため、記載しておりません。ただし、預金や貸出金が着実に増加していることから、営業活動によるキャッシュ・フローも堅調に推移しているものと考えられます。
配当の支払額
宮崎太陽銀行は、年2回の配当を行っています。当期の中間配当は、普通株式1株につき25円、B種優先株式1株につき87.50円となっています。また、期末配当につきましても、同水準の配当を継続する方針との事です。
今後の展望
宮崎太陽銀行は、これからも地域密着型の金融サービスの提供を通じて、地域経済の活性化に貢献していく方針です。特に、中小企業や個人のお客さまに対するきめ細やかな金融サービスの提供に注力し、地域に根差した成長を目指していきます。また、デジタル化の推進や、環境・社会課題への取り組みなど、時代のニーズにも積極的に対応していく予定です。
編集部のまとめ
宮崎太陽銀行の2023年3月期第3四半期の決算は、経常収益・経常利益ともに前年同期を上回る好調な結果となりました。預金・貸出金の増加に加え、有価証券運用の収益改善などで収益基盤が強化されています。今後も地域密着型の金融サービスの提供と、時代のニーズに応える取り組みを進め、持続的な成長を目指していくと考えられます。
株式会社 宮崎太陽銀行の決算日や配当についてまとめました。
宮崎太陽銀行の決算日は3月31日で、毎年6月に本決算の報告が行われています。また、中間配当は毎年11月に、期末配当は毎年6月に支払われています。この度の中間配当は、普通株式1株につき25円、B種優先株式1株につき87.50円となりました。今後も安定した配当を維持していくことが期待されます。