株式会社メイテックグループホールディングスの決算報告が発表されましたね。エンジニア派遣事業を中心に好業績を上げ、前年同期比で売上高が7.7%増、営業利益が15.7%増と大きな成長を遂げています。次代に向けた積極的な人材採用の成果も出ており、エンジニアの社員数も3.3%増加と堅調に推移しています。株主還元面でも中間配当を増額するなど、良好な決算結果と言えるでしょう。今後の更なる成長に注目ですね。
企業情報
企業名: 株式会社メイテックグループホールディングス
証券コード: E04804
決算期: 3月
株式会社メイテックグループホールディングスの決算日・決算時期(スケジュール)は?
株式会社メイテックグループホールディングスの決算日は3月31日です。第3四半期決算は12月31日までの9か月間の業績を発表しています。
主な事業
株式会社メイテックグループホールディングスの主な事業は、エンジニアリングソリューション事業とエンジニア紹介事業です。エンジニアリングソリューション事業では、主に製造業の技術開発を支援するエンジニア派遣サービスを提供しています。また、エンジニア紹介事業では、エンジニアに特化した人材紹介サービスを行っています。これらの事業を通じて、顧客のニーズに合わせたソリューションを提供しています。
今期の業績と利益率は?
当第3四半期連結累計期間の業績は、売上高が954億97百万円と前年同期比7.7%の増収となりました。営業利益は143億27百万円と前年同期比15.7%の増益、経常利益は143億35百万円と前年同期比15.2%の増益、親会社株主に帰属する四半期純利益は98億4百万円と前年同期比15.5%の増益となっています。主力のエンジニアリングソリューション事業が好調に推移し、全体として高い収益性を維持しています。
売上・利益の推移
株式会社メイテックグループホールディングスは、売上高、営業利益、経常利益、純利益のいずれも過去3年間で順調に増加してきました。主力のエンジニアリングソリューション事業が好調に推移し、安定した成長を遂げています。特に当第3四半期は過去最高の業績を達成しており、今後も更なる伸長が期待されます。
四半期連結貸借対照表について
株式会社メイテックグループホールディングスの2023年12月31日時点の四半期連結貸借対照表では、総資産は823億15百万円となっています。前連結会計年度末比で22億60百万円の減少ですが、依然として健全な財務体質を維持しています。
資産の部
資産の部では、現金及び預金が510億81百万円と大きな割合を占めています。これは経営基盤の安定性を示しています。また、受取手形及び売掛金が177億26百万円と、受注の好調さを反映しています。
負債の部
負債の部では、流動負債が185億79百万円と前期末より22億45百万円減少しています。これは賞与の支払などによる賞与引当金の減少が主な要因です。
純資産の部
純資産の部は464億2百万円と、自己資本比率は56.37%と健全な水準を維持しています。株主還元にも積極的で、中間配当を前期比増加させるなど、株主への利益還元にも注力しています。
ROAとROE
株式会社メイテックグループホールディングスのROAは11.9%、ROEは21.1%と、高い収益性を維持しています。エンジニアリングソリューション事業を中心とした安定した業績と、株主資本の効率的な運用により、高い収益性水準を継続的に実現しています。今後も、この高い収益性を維持しつつ、更なる成長が期待できるでしょう。
キャッシュフロー
株式会社メイテックグループホールディングスのキャッシュフローは、営業活動によるキャッシュ・フローが134億円の収入と好調です。これは主に、税金等調整前四半期純利益の計上と法人税等の支払いによるものです。一方で、投資活動によるキャッシュ・フローは14億円の支出となっています。設備投資などに資金を投入し、事業基盤の強化に取り組んでいます。全体としては、健全な財務体質を維持しながら、積極的な投資も行っていると評価できます。
配当の支払額
株式会社メイテックグループホールディングスは、株主還元に積極的です。当期の中間配当は1株44円と、前期比5円増配となっています。また、期末配当も検討中とのことで、株主の皆様への利益還元に努めています。今後も、安定した収益力をベースに、株主還元の充実が期待されます。
今後の展望
株式会社メイテックグループホールディングスは、エンジニアリングソリューション事業を中心に、中長期的な成長を目指しています。主要顧客である大手製造業各社の技術開発投資の拡大に呼応し、エンジニア社員数の積極的な増加を進めています。また、持株会社体制への移行により、グループ経営の効率化と事業領域の拡大にも取り組んでいます。今後も、この好調な業績を維持しつつ、更なる飛躍が期待できそうです。
編集部のまとめ
株式会社メイテックグループホールディングスの決算は、売上高、利益ともに過去最高を更新しており、堅調な業績を残しています。エンジニア派遣事業を中心とした収益性の高い事業構造が、着実な成長につながっているようです。また、株主還元にも積極的で、中間配当の増額など、株主への利益還元にも注力しています。今後も、持株会社体制を活かしつつ、更なる成長が期待できそうです。
株式会社メイテックグループホールディングスの決算日や配当についてまとめました。
株式会社メイテックグループホールディングスの決算日は3月31日で、第3四半期の業績を12月31日時点で発表しています。また、同社は株主還元にも積極的で、中間配当を前期比5円増の1株44円としています。今後も、高収益体質を維持しながら、株主への利益還元にも注力していく方針のようです。