東京製鐵株式会社の四半期決算が発表されました。同社は鉄鋼事業を中心に展開する企業で、今期も堅調な業績を残しています。特に売上高が前年同期比1.6%増加したことが注目されます。また、営業利益も前年同期比9.1%減少したものの、依然高水準の利益を確保しています。今後も需要に支えられた安定した業績が期待されます。
企業情報
企業名: 東京製鐵株式会社
証券コード: 54230
決算期: 2023年3月31日
東京製鐵株式会社の決算日・決算時期(スケジュール)は?
東京製鐵株式会社は3月決算の企業です。四半期決算は6月、9月、12月、3月の年4回行っています。今回の四半期決算は2023年12月31日が決算日となります。
主な事業
東京製鐵株式会社は、主に鉄鋼製品の製造・販売を行っている企業です。主力製品は建設・自動車・家電などに使用される鉄鋼材料で、国内はもちろん海外にも販路を持っています。特にアジア市場への輸出が好調で、安定した収益基盤を築いています。
今期の業績と利益率は?
今期の業績は売上高が前年同期比1.6%増の2,766億円、営業利益が前年同期比9.1%減の301億円と堅調な成績を残しました。また、経常利益は313億円で、純利益は221億円となっています。利益率は厳しい経営環境の中でも高水準を維持しています。
売上・利益の推移
過去3年の業績を見ると、売上高は360億円前後で推移しており、営業利益は300億円前後を確保しています。経営効率の高さが窺えます。また、純利益は毎期200億円以上を計上しており、安定した収益基盤を築いています。
四半期連結貸借対照表について
東京製鐵株式会社は連結財務諸表を作成していないため、四半期連結貸借対照表の開示はありません。ただし、個別の四半期貸借対照表を開示しており、資産・負債・純資産の状況を確認できます。
資産の部
資産合計は前事業年度末比262億円増加し、2,972億円となりました。流動資産は主に現金及び預金の増加により、固定資産は有形固定資産の増加により、それぞれ増加しています。
負債の部
負債合計は前事業年度末比88億円増加し、1,005億円となりました。流動負債は支払手形及び買掛金の増加などにより増加し、固定負債も増加しています。
純資産の部
純資産合計は前事業年度末比173億円増加し、1,966億円となりました。利益剰余金の増加などにより、自己資本比率は66.2%と高水準を維持しています。
ROAとROE
東京製鐵株式会社のROA(総資産利益率)は7.4%、ROE(自己資本利益率)は11.3%と高い水準を保っています。鉄鋼業界でも高い収益性を実現しており、資産効率の良さと財務健全性が評価されています。
キャッシュフロー
詳細なキャッシュフロー計算書は開示されていませんが、営業活動によるキャッシュ・フローは安定的に黒字を維持しており、設備投資や配当の原資となっています。財務体質の強さが伺えます。
配当の支払額
東京製鐵株式会社は年2回の配当を行っており、当四半期は期末配当として1株当たり25円を支払う予定です。また、当期の年間配当金は1株当たり45円となる見通しです。株主還元も積極的に行っています。
今後の展望
経営環境の不確certainty は増していますが、東京製鐵株式会社は中長期的な成長に向けた設備投資を行うなど、着実に基盤強化を進めています。また、需要に応じた生産体制の構築や、新製品の開発にも注力しています。引き続き高い収益性を維持しつつ、安定した成長が期待されます。
編集部のまとめ
東京製鐵株式会社は鉄鋼事業を中心とした堅実な企業で、今期も好業績を残しました。設備投資と新製品開発に注力しながら、需要に合わせた生産体制の構築にも取り組んでおり、今後の成長が期待できます。株主還元も充実しており、投資魅力の高い企業と言えるでしょう。
東京製鐵株式会社の決算日や配当についてまとめました。
東京製鐵株式会社は3月決算の企業で、年4回の四半期決算を行っています。今回の決算は2023年12月31日が基準日となります。また、同社は年2回の配当を実施しており、今期の年間配当は1株当たり45円を予定しています。今後も安定した業績と株主還元が期待できる企業といえるでしょう。