ニュースの要約
- 日本企業の停滞の元凶は、数字を作るがゆえに黙認されている「C人材」にあるとの指摘
- エンゲージメント低下と静かな退職に歯止めをかける唯一の手段は、内発的動機を組織構造に組み込む「根本教育」だと提案
- 参加企業からは、現状への危機感と改革への覚悟が示された
概要
企業のブランドコンサルティング及び人的資本経営の導入支援を行う株式会社イマジナは、2025年12月2日に東京コンベンションホールで『共感価値の設計図』出版記念講演を開催しました。
本講演では、社員を「能力」と「理念への共感度」の2軸で分類する独自のフレームワークが最も参加者の動揺と共感を呼びました。イマジナ代表の関野は、「日本企業の停滞の元凶は、数字を作るがゆえに黙認されている『C人材』にある」と指摘しました。2025年のAI時代において、共感を伴わない能力(スキル)はコモディティ化し、C人材が若手のB人材に対し冷笑的な態度を伝染させることで、組織の未来を殺している可能性があると説明しました。
こうした解説に対し、参加企業からは「まさにウチの営業部長がC人材だ」「若手が育たない原因が、教育不足ではなくC人材の影響だと気づいた」といった切実な悲鳴に近い声が多数寄せられました。
提案された解決策は、行動経済学と組織心理学を応用した「根本教育」です。「給料のため」だけでなく、「この会社の目指す未来」のために働くという内発的動機を、ナッジ理論を用いて組織構造に組み込むことで、エンゲージメント低下と静かな退職に歯止めをかける唯一の手段だと、多くの参加者が確信を得て会場を後にしました。
編集部の感想
編集部のまとめ
イマジナ:12月2日 東京、いかにして「静かな退職」に悩む90名の経営者を「根本教育」で熱狂させたのかについてまとめました
今回のイマジナの講演では、社員の能力と理念への共感度によって4つに分類されるフレームワークが大きな反響を呼びました。特に問題視されているのが、数字を作れるが会社の方向性を冷笑的に批判する「C人材」の存在です。
彼らがB人材(若手)に対して悪影響を及ぼし、組織の未来を阻害している可能性が指摘されたことで、参加した経営者たちは自社の実態に気づき、危機感を抱いたようです。
その解決策として提案されたのが、「根本教育」です。単なるスキル研修ではなく、社員一人ひとりの内発的動機を組織に組み込むことで、エンゲージメントの向上と静かな退職の防止につなげるというアプローチです。
経営者の意識改革も同時に必要とはいえ、従業員の価値観を醸成する取り組みに期待が高まりそうです。今後の企業の人材活用の課題解決に、この「共感価値の設計図」が一石を投じることになるかもしれません。
参照元:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000474.000048039.html














