光世証券株式会社の第64期第3四半期決算まとめ・決算の発表日はいつ?配当や決算日

四半期報告書
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弊サイトは各企業の決算情報を元に決算に関するまとめ情報をご紹介しております。
詳細・正確な情報は対象企業の報告書をご確認ください。

光世証券の第3四半期決算報告書をご紹介します。2023年度第3四半期の営業収益は8億96百万円となり、前年同期比で大幅な増益となりました。景気回復に伴う株式市場の活発な取引環境を受けて、トレーディング損益が5億50百万円と大幅に増加したことが主な要因です。また、四半期純利益も1億21百万円と黒字化し、前年同期の損失から大きく改善しました。

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企業情報

企業名: 光世証券株式会社
証券コード: 86170
決算期: 2023年4月1日~2024年3月31日

光世証券株式会社の決算日・決算時期(スケジュール)は?

光世証券の決算日は3月31日です。また、四半期決算の期間は以下の通りです。

第1四半期:2023年4月1日~6月30日

第2四半期:2023年7月1日~9月30日

第3四半期:2023年10月1日~12月31日

第4四半期:2024年1月1日~3月31日

主な事業

光世証券の主な事業は、株式や債券などの有価証券の売買、引受け、募集および売出しの取扱いが中心です。個人投資家向けのコンサルティングサービスの提供や、自己の計算による有価証券の売買も行っています。
特に株式市場の動向に大きく影響を受けるため、株式投資家のニーズに沿った金融商品の提案や、デリバティブ取引などを通じたリスク管理サービスなどが強みとなっています。

今期の業績と利益率は?

当第3四半期累計期間の業績は、営業収益が8億96百万円と前年同期比で318.1%と大幅に増加しました。この背景には、株式市場の活況に伴いトレーディング損益が5億50百万円と大幅に改善したことが寄与しています。
また、四半期純利益は1億21百万円となり、前年同期の損失から大きく黒字化しました。営業収益に対する純利益率は13.5%となりました。

売上・利益の推移

光世証券の直近の業績推移を見ると、2023年3月期は営業収益が4億36百万円と厳しい結果でしたが、当第3四半期累計期間では前年同期比で大きく改善しています。
営業利益ベースでは前年同期が赤字だったのに対し、当期は1億41百万円の黒字となっています。株式市況の回復に伴い、自己売買部門の収益貢献が大きかったことが主な要因です。

四半期連結貸借対照表について

光世証券の資産合計は、前事業年度末比で8億39百万円増加し218億90百万円となりました。流動資産は3億48百万円減少の133億68百万円、固定資産は11億87百万円増加の85億21百万円となっています。
一方、負債合計は1億38百万円増加の58億50百万円です。主な増減は、流動負債が1億46百万円減少し固定負債が2億86百万円増加したことです。

資産の部

資産の部では、投資有価証券の評価差額金の増加により、固定資産が大きく増加しています。一方、流動資産はトレーディング商品が減少したことなどから、全体としては減少しています。

負債の部

負債の部では、約定見返勘定の減少により流動負債が減少したものの、繰延税金負債の増加により固定負債が増加しています。

純資産の部

純資産の部では、評価差額金の増加により、前事業年度末から7億円増加し160億39百万円となっています。

ROAとROE

光世証券の自己資本比率は73.3%と健全な水準を維持しています。一方、ROAは前年同期の△3.4%から当第3四半期には1.1%と大幅に改善し、ROEも前年同期の△4.5%から当第3四半期は1.5%に回復しています。
これは主に収益力の回復に伴う利益率の改善によるものです。今後も収益基盤の強化に注力していくことが重要だと言えるでしょう。

キャッシュフロー

当第3四半期会計期間のキャッシュ・フローの状況については、四半期財務諸表の作成にあたり四半期キャッシュ・フロー計算書は作成していないため、記載しておりません。

配当の支払額

光世証券は、年間5円の配当を実施しています。当第3四半期累計期間では、2023年6月に2022年度の期末配当47百万円を実施しました。株主還元も着実に行っていることが確認できます。

今後の展望

今後の経済環境については、コロナ禍からの持ち直しが見られるものの、世界的な金融引締めの影響などから先行き不透明な状況が続くと予想されます。そのような中、光世証券は金融資本市場の変動に影響を受けやすい性格から、経営成績への影響には留意が必要です。
一方で、個人投資家のニーズに合わせた金融商品の提案や、デリバティブ取引を通じたリスク管理サービスの強化など、高収益性の確保に向けた取り組みを進めていくことが重要になってくると考えられます。

編集部のまとめ

光世証券の2023年度第3四半期決算では、営業収益8億96百万円、純利益1億21百万円と大幅な増益となりました。株式市場の活況を受けて、自己売買部門の収益が大きく伸びたことが主因です。今後も、個人投資家のニーズに合わせた商品提案力と、デリバティブを活用したリスク管理サービスの強化に注力していくことが重要と考えられます。

光世証券株式会社の決算日や配当についてまとめました。

光世証券の決算は3月31日を基準とし、四半期決算は第1四半期から第4四半期までの各期間で行っています。また、同社は年間配当5円を実施しており、安定的な株主還元を行っていることが確認できます。今後も収益力の向上とともに、株主還元の継続に注目が集まるでしょう。

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