株式会社エスイーの第43期第3四半期決算まとめ・決算の発表日はいつ?配当や決算日

四半期報告書
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詳細・正確な情報は対象企業の報告書をご確認ください。

株式会社エスイーは、建設用資機材や建築用資材の製造・販売を行う優良企業です。この度の決算報告では、売上高と利益が前年同期比増加したことをご報告します。コロナ禍からの着実な回復に加え、原材料価格上昇への適切な対応により、業績は順調に推移しています。東証スタンダード市場に上場する同社は、中長期的な事業成長と企業価値向上に向けて、戦略的な投資と事業基盤の強化に取り組んでいます。

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企業情報

企業名: 株式会社エスイー
証券コード: 34230
決算期: 3月期

株式会社エスイーの決算日・決算時期(スケジュール)は?

株式会社エスイーの決算期は3月31日です。年度末の3月期が同社の決算期となっています。具体的な決算日程は、第3四半期決算(2023年12月31日)の発表が2024年2月9日、また年間の本決算(2023年3月31日)の発表が2023年6月頃となる見込みです。

主な事業

株式会社エスイーは、建築用資材建設用資機材の製造・販売を中核事業としています。建築用資材では鉄骨、建築金物などを手掛け、建設用資機材では橋梁用資材、ケーブル製品などを製造しています。また、建設コンサルタント事業補修・補強工事にも取り組んでおり、建設関連事業で総合力を発揮しています。

今期の業績と利益率は?

第3四半期(2023年4月~12月)の業績は、売上高が前年同期比8.9%増加の192億98百万円、営業利益が同42.5%増加の9億97百万円となりました。主力の建設用資機材事業と建築用資材事業が好調に推移し、全体の営業利益率は5.2%まで改善されています。原材料価格の上昇への柔軟な対応も功を奏しています。

売上・利益の推移

株式会社エスイーの直近3年間の売上高と利益の推移を見ると、新型コロナ禍の影響から2022年3月期に一旦落ち込んでいましたが、その後は回復基調にあります。2023年3月期第3四半期では、前年同期比で売上高が8.9%増、営業利益が42.5%増と大幅な増加を果たしています。同社は中期的な視点で事業構造改革に取り組んでおり、今後も持続的な成長が期待されます。

四半期連結貸借対照表について

同社の直近の四半期連結貸借対照表を確認すると、資産合計は252億28百万円となっています。主な内訳は、流動資産164億27百万円、有形固定資産73億51百万円などです。一方、負債合計は145億50百万円で、短期借入金や買掛金などが主な内訳です。

資産の部

資産の部では、現金・預金が減少したものの、受取手形・売掛金が減少し、電子記録債権が増加するなど運転資本の効率化が進んでいます。また、設備投資により有形固定資産が増加しています。これらにより、全体として資産が前期末比で2.6%減少しています。

負債の部

負債の部では、借入金が減少したことから、全体として負債が前期末比で3.4%減少しています。この結果、自己資本比率は42.2%と健全な財務体質を維持しています。

純資産の部

純資産の部では、利益剰余金の増加により、前期末比で2.4%増加しています。株主還元として年間13円の配当も行われており、株主への利益還元にも注力しています。

ROAとROE

株式会社エスイーのROA(総資産利益率)とROE(自己資本利益率)は、中期的に着実に改善してきています。ROAは前期3.4%から当期3.9%に、ROEは前期8.4%から当期7.8%と、徐々に上昇基調にあります。これは、収益性の向上と財務体質の健全化が進んでいることを示しています。今後も事業基盤の強化により、更なる収益力の向上が期待されます。

キャッシュフロー

キャッシュ・フロー計算書を見ると、営業活動によるキャッシュ・フローは堅調に推移しています。一方で、設備投資などの投資活動によるキャッシュ・フローがマイナスとなっており、事業基盤強化のための積極的な設備投資を行っていることがわかります。財務活動では、借入金の返済などにより資金が減少しています。全体としては、現金及び預金残高が前期末比で減少しているものの、財務体質は健全に推移していると評価できます。

配当の支払額

株式会社エスイーは、株主への利益還元を重要な経営課題と位置付けています。2023年3月期の年間配当は1株当たり13円を予定しており、前期比で1円増加しています。配当性向は45.0%となっており、安定的な配当政策を実施しています。今後も業績の拡大に合わせて、株主還元の充実を図っていくと考えられます。

今後の展望

株式会社エスイーは、「中期経営計画2023-2025」に基づき、既存事業の基盤強化とともに、新たな事業分野への挑戦に取り組んでいます。特に、インフラ老朽化対策や環境配慮型製品の開発など、社会的な課題解決につながるビジネスに注力しています。持続的な成長と企業価値の向上に向けて、経営基盤の強化とともに、新たな成長機会の創出にも努めていきます。市場動向を的確に捉え、収益力と財務体質の一層の強化を図っていくことが期待されます。

編集部のまとめ

株式会社エスイーは、建設関連事業を中心に着実な業績拡大を実現しています。新型コロナ禍からの回復基調にあり、原材料価格上昇への対応も適切に行われています。強固な事業基盤と健全な財務体質を背景に、今後も持続的な成長が期待できるでしょう。同社は、インフラ老朽化対策や環境配慮など、社会的な課題解決にも積極的に取り組んでおり、中長期的な企業価値向上にも注力しています。株主還元についても、着実に実施されており、株主に対する利益還元にも力を入れています。

株式会社エスイーの決算日や配当についてまとめました。

株式会社エスイーは決算日を3月31日とする3月決算企業です。第3四半期の決算発表が2024年2月9日、年間の本決算発表は2023年6月頃を予定しています。同社は、年間配当を1株当たり13円として、株主還元にも注力しています。今後も業績拡大に合わせた配当の向上が期待できるでしょう。

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