株式会社ソケッツの四半期決算が公開されました!感性AIを活用したサービスで知られるこの企業は、売上が前年同期比で104.5%と堅調に推移しています。感性AI技術の活用範囲が美容やファッションなど生活の様々な分野に広がっており、企業とお客様をより強くつなげることができるサービスを提供しています。
企業情報
企業名: 株式会社ソケッツ
証券コード: 36340
決算期: 3月期
株式会社ソケッツの決算日・決算時期(スケジュール)は?
株式会社ソケッツの決算日は3月31日で、毎年6月頃に年間決算、2月頃に第3四半期決算を発表しています。
主な事業
株式会社ソケッツは、感性AI技術を活用したデータベースサービスを展開しています。音楽や映像に関する感性データベースを構築し、インターネットサービス企業などにデータ提供やレコメンド機能の提供を行っています。広告や動画配信、プラットフォームにおけるユーザーエクスペリエンスの向上に貢献しています。
今期の業績と利益率は?
当第3四半期累計期間の売上高は723,598千円と前年同期比で104.5%と増加しています。一方で、研究開発投資を積極的に実施したことにより、営業損失は82,190千円となっています。
売上・利益の推移
売上高は毎期着実に増加しており、2023年3月期は994,611千円を記録しました。一方で、利益面では営業損失が続いており、2023年3月期は29,864千円の営業損失でした。今後は感性AI技術の活用範囲拡大と収益化に期待が高まっています。
四半期連結貸借対照表について
当第3四半期会計期間末の総資産は966,979千円となり、前事業年度末から70,402千円減少しています。負債は239,595千円で、純資産は727,384千円となっています。
資産の部
流動資産は865,266千円で、前事業年度末から84,103千円減少しています。主な要因は現金及び預金の減少と売掛金の減少です。一方で、投資有価証券の取得等により固定資産は101,713千円と13,701千円増加しています。
負債の部
負債合計は239,595千円で、前事業年度末から15,261千円増加しています。買掛金や未払金などが増加しています。
純資産の部
純資産合計は727,384千円で、前事業年度末から85,663千円減少しています。自己資本比率は71.3%となっています。
ROAとROE
当社のROAは前期の-2.6%から当期-8.1%と低下しており、ROEも前期の-3.3%から当期-10.8%と低下しています。これは研究開発投資の増加による収益性の悪化が主な要因です。今後は感性AI技術の活用拡大により収益力の向上が期待されます。
キャッシュフロー
当第3四半期累計期間のキャッシュ・フローの状況として、営業活動によるキャッシュ・フローは-20,750千円の減少となっています。これは主に売上債権の減少があったものの、税金等の支払いにより減少しました。投資活動によるキャッシュ・フローは13,701千円の増加で、主に投資有価証券の取得によるものです。
配当の支払額
株式会社ソケッツは、2023年6月の定時株主総会の決議に基づき、1株当たり3円の配当を実施しました。この配当総額は7,358千円となっています。
今後の展望
感性AI技術の活用領域が広がる中、当社はこれまで培った感性データベースを活かし、生活者と企業の感性的な繋がりを強化するサービスの開発に取り組んでいきます。エンターテイメント分野以外の美容、健康、ファッションなど幅広い領域でのデータ提供やレコメンド機能の提供によって、企業と生活者の共感の創出に貢献していきます。
編集部のまとめ
株式会社ソケッツは、データベース・サービスカンパニーとして、感性AIを活用したサービスを展開しています。当期は研究開発投資により収益性が悪化しましたが、感性データベースの活用範囲が広がる中で、今後の成長が期待できる企業といえます。また、安定的な配当の実施も評価できるポイントです。引き続き、感性AI技術の活用によるサービスの拡大に注目していきたいと思います。
株式会社ソケッツの決算日や配当についてまとめました。
株式会社ソケッツの決算日は3月31日で、毎年6月頃に年間決算、2月頃に第3四半期決算を発表しています。また、同社は2023年6月の定時株主総会の決議に基づき、1株当たり3円の配当を実施しました。今後も感性AI技術を活かしたサービスの拡大が期待される企業といえます。