ジャパンエレベーターサービスホールディングス株式会社の直近の決算報告が公開されました。業界の大手企業であるこの会社は、エレベーターの保守・メンテナンスサービスを中心に展開しています。この決算では、売上高、利益ともに大幅に増加しており、企業業績は順調に推移しているようです。
企業情報
企業名: ジャパンエレベーターサービスホールディングス株式会社
証券コード: E33034
決算期: 3月期
ジャパンエレベーターサービスホールディングス株式会社の決算日・決算時期(スケジュール)は?
ジャパンエレベーターサービスホールディングス株式会社の決算は、3月期です。本決算は年1回行われ、四半期決算も年4回実施されています。
主な事業
ジャパンエレベーターサービスホールディングス株式会社は、エレベーターの保守・メンテナンスサービスを中心に事業を展開しています。具体的には、エレベーターの定期点検やトラブル対応、修繕工事などを手掛けています。また、エレベーターのリニューアル工事にも注力しています。さらに、グループ会社を通じて、エレベーター部品の製造・販売なども行っています。
今期の業績と利益率は?
当期の業績は非常に健調で、売上高は30,487百万円となり、前年同期比で20.6%の増加を果たしました。利益面でも、営業利益は4,772百万円と大幅な増加となり、営業利益率は15.6%と高水準を維持しています。
売上・利益の推移
ジャパンエレベーターサービスホールディングス株式会社は、過去数年にわたって着実に売上と利益を伸ばし続けている企業です。売上高は年々増加傾向にあり、2023年3月期には過去最高の34,907百万円を記録しました。利益面でも、経常利益は5,100百万円と高水準を維持しています。この背景には、建築ストックの拡大やオフィスビル供給の増加など、エレベーター保守・メンテナンス需要の増加があると考えられます。
四半期連結貸借対照表について
ジャパンエレベーターサービスホールディングス株式会社の四半期連結貸借対照表を確認すると、資産は31,256百万円、負債は15,979百万円、純資産は15,276百万円となっています。
資産の部
資産の部では、受取手形、売掛金及び契約資産が5,523百万円、原材料及び貯蔵品が4,044百万円となっています。また、有形固定資産が12,340百万円と、事業に必要な設備投資が着実に行われています。
負債の部
負債の部では、買掛金が1,654百万円、短期借入金が4,474百万円、1年内返済予定の長期借入金が2,380百万円となっています。金融機関からの借入が一部含まれていますが、全体として健全な財務体質が維持されています。
純資産の部
純資産の部では、資本金が2,493百万円、利益剰余金が10,127百万円となっています。自己資本比率は48.2%と、財務の健全性が高いことがわかります。
ROAとROE
ジャパンエレベーターサービスホールディングス株式会社のROA(総資産利益率)は、15.4%となっています。また、ROE(自己資本利益率)は、20.0%と高水準を維持しています。これらの高い収益性は、同社の事業基盤の強さと、エレベーター保守・メンテナンス需要の増加によるものと考えられます。
キャッシュフロー
当四半期の四半期連結キャッシュ・フロー計算書を確認すると、営業活動によるキャッシュ・フローは1,800百万円の収入となっています。一方、投資活動によるキャッシュ・フローは1,179百万円の支出となっており、設備投資や M&A などに資金を投入しています。この結果、現金及び現金同等物の四半期末残高は2,411百万円となっています。
配当の支払額
ジャパンエレベーターサービスホールディングス株式会社は、1株当たり17円の配当を行っています。この配当金水準は、同社の収益力を反映した水準といえるでしょう。株主還元にも力を入れていることがうかがえます。
今後の展望
ジャパンエレベーターサービスホールディングス株式会社は、建築ストックの増加に伴うエレベーターメンテナンス需要の拡大に着目しており、今後も保守・メンテナンス事業の拡大を目指すと考えられます。また、リニューアル工事の受注拡大や、新たな事業領域への進出など、成長戦略の実行に期待が高まっています。
編集部のまとめ
ジャパンエレベーターサービスホールディングス株式会社の今期決算は非常に好調で、売上高や利益が大幅に増加しています。エレベーターのメンテナンス需要が持続的に拡大する中で、同社は確固たる事業基盤を築いており、収益力も高い水準にあります。今後も事業拡大と収益性の向上が期待できる企業といえるでしょう。
ジャパンエレベーターサービスホールディングス株式会社の決算日や配当についてまとめました。
ジャパンエレベーターサービスホールディングス株式会社の決算は3月期で年1回行われており、四半期決算も年4回実施されています。また、同社は1株当たり17円の配当を行っており、着実な株主還元を実施しています。今後も事業基盤の強化と収益力の向上が期待される企業といえます。