株式会社大冷の第53期第3四半期決算まとめ・決算の発表日はいつ?配当や決算日

四半期報告書
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詳細・正確な情報は対象企業の報告書をご確認ください。

株式会社大冷の2023年度第3四半期決算が発表されました。売上高は21,473,463千円と前年同期比3.0%の増加となり、経常利益は906,669千円と前年同期比30.6%の減少と堅調な業績を残しました。新型コロナウイルスの経済活動の回復や、直接貿易で調達したえび商品の販売拡大などが業績をけん引した様子です。今後は、原料価格やエネルギー価格の高騰、働き手不足の深刻化など、厳しい経営環境が続くことが予想されますが、同社は引き続き積極的な営業活動と経営の効率化に取り組んでいく方針です。

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企業情報

企業名: 株式会社大冷
証券コード: 28830
決算期: 2023年3月期

株式会社大冷の決算日・決算時期(スケジュール)は?

株式会社大冷の決算期は3月31日です。第3四半期決算は2023年12月31日に締めくくられました。本日2024年2月9日に第3四半期報告書が提出されたところです。

主な事業

株式会社大冷は業務用冷凍食品卸売事業を主力事業としています。冷凍骨なし魚、冷凍ミートなどの商品を、主に外食や中食産業のお客様に提供しています。独自の「ダイスカットシリーズ」や「楽らく匠味シリーズ」といった自社商品の開発にも力を入れています。原料調達から加工、物流まで一貫した体制を構築し、お客様のニーズに合わせた商品を供給しています。

今期の業績と利益率は?

2023年度第3四半期の同社の業績は売上高21,473,463千円営業利益902,626千円経常利益906,669千円四半期純利益616,250千円となりました。売上高は前年同期比3.0%増と堅調に推移しました。一方で、粗利率の低下や滞留在庫の消化による値引き増加で利益は前年同期比30%弱の減少となりました。

売上・利益の推移

同社の直近3年の売上高と利益の推移を見ると、2022年3月期の売上高は27,239,662千円2023年3月期(前期)は26,843,081千円、そして2023年度第3四半期(当期)は21,473,463千円となっています。利益面では、前期の経常利益は1,537,291千円だったのに対し、当期第3四半期の経常利益は906,669千円と減少しました。

四半期連結貸借対照表について

株式会社大冷の2023年12月末時点の貸借対照表を見ると、総資産は13,981,060千円となっています。前期末から1,154,246千円増加しました。これは主に、受取手形及び売掛金が1,261,039千円、商品が535,476千円増加したことによるものです。

資産の部

資産の部では、流動資産が12,745,662千円と全体の約91%を占めています。現金及び預金は1,907,477千円と前期末から749,631千円減少しました。一方で、受取手形及び売掛金が5,951,370千円、商品が3,319,538千円と大きく増加しています。

負債の部

負債の部では、流動負債が4,008,816千円と全体の約91%を占めています。買掛金が2,513,805千円と前期末から722,563千円増加しました。また、短期借入金が810,000千円と前期末から510,000千円増加しています。

純資産の部

純資産の部では、9,574,794千円となり、前期末から264,550千円増加しました。これは主に、四半期純利益616,250千円の計上配当金354,580千円の支払により、利益剰余金が261,670千円増加したことによるものです。

ROAとROE

株式会社大冷のROA(総資産利益率)は6.5%ROE(自己資本利益率)は6.4%となっています。前期との比較では、ROAは0.8ポイント低下、ROEは0.7ポイント低下しました。これは主に、利益が減少したことによるものです。今後は、売上拡大と経費管理の強化により、収益性の向上を図っていく必要があるでしょう。

キャッシュフロー

当期の営業活動によるキャッシュ・フローは289,506千円のプラスとなりました。一方で、投資活動によるキャッシュ・フローは17,854千円のマイナス、財務活動によるキャッシュ・フローは1,021,184千円のマイナスとなりました。この結果、現金及び現金同等物の期末残高は1,907,477千円となっています。

配当の支払額

株式会社大冷は、2023年6月に1株当たり60円の期末配当を実施しました。これにより、前期の年間配当額は1株当たり60円となりました。株主還元を重視している同社では、今後も安定的な配当を続けていく方針のようです。

今後の展望

株式会社大冷は、原料価格やエネルギー価格の高騰、人手不足などの課題に直面しつつも、直接貿易で調達したえび商品の販売拡大や年末商品の販売強化などを積極的に進めていく方針です。厳しい経営環境が続くことが予想されますが、営業活動の強化と経営の効率化に取り組み、収益力の向上を目指していきます。

編集部のまとめ

株式会社大冷の2023年度第3四半期決算では、売上高は前年同期比3.0%増と堅調に推移しましたが、利益面では原料価格高騰などの影響で前年同期比30%弱の減少となりました。今後は、厳しい経営環境の中でも、自社ブランド商品の拡販や経費管理の徹底などに取り組み、収益力の向上を目指していく必要がありそうです。配当面では、前期に続き1株当たり60円の安定配当を実施しており、株主還元にも注力しています。

株式会社大冷の決算日や配当についてまとめました。

株式会社大冷の決算日は3月31日、第3四半期決算は12月31日に締めくくられました。同社は年間配当を1株当たり60円と定めており、安定的な株主還元を行っています。今後も厳しい経営環境が続くと予想されますが、積極的な営業活動と経営の効率化に取り組み、企業価値の向上を目指していくことが期待されます。

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