日本ピグメント株式会社の第88期第3四半期決算まとめ・決算の発表日はいつ?配当や決算日

四半期報告書
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日本ピグメント株式会社(証券コード:41190)の2023年12月期の第3四半期決算の概要を分析してみました。同社は合成樹脂用着色剤や加工カラーなどを製造・販売する老舗企業で、最近はコロナ禍でも好調な業績を維持しています。

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企業情報

企業名: 日本ピグメント株式会社
証券コード: 41190
決算期: 3月期

日本ピグメント株式会社の決算日・決算時期(スケジュール)は?

日本ピグメント株式会社の決算日は3月31日で、第3四半期の決算は12月31日に行われています。決算発表は四半期決算が2月9日、本決算が5月中旬頃に行われます。

主な事業

日本ピグメントは合成樹脂用着色剤加工カラーなどの製造・販売が主力事業です。自動車部品や化粧品、建材など幅広い分野に製品を展開しており、特に自動車関連が大きなウエイトを占めています。海外では東南アジアを中心に事業を展開しており、グローバルな事業展開を行っています。

今期の業績と利益率は?

2023年12月期第3四半期の連結売上高は208億4500万円で前年同期比1.0%減となりました。一方で、経常利益は3億6800万円と前年同期比77.0%増と大幅に改善しています。これはコストコントロールの成果や自動車関連の回復が寄与したためです。利益率も上がっており、経常利益率は1.8%となっています。

売上・利益の推移

最近の売上高は274億円前後で推移しており、経常利益は5億円前後が続いています。コロナ禍の影響も受けましたが、生産性の向上や自動車関連の回復などにより、業績は比較的堅調に推移しています。過去3年間の売上高と経常利益の推移は徐々に改善基調にあります。

四半期連結貸借対照表について

2023年12月末の連結総資産は309億4900万円と前期末から18億6800万円増加しました。流動資産は163億5000万円、固定資産は145億9800万円と、資産全体が増加しています。一方で負債合計は149億1000万円と前期末から10億1000万円増加し、純資産は160億4800万円8億5700万円の増加となりました。

資産の部

流動資産は現金・預金や受取手形・売掛金などが増加し、固定資産は投資有価証券や建物が増加したことで全体として資産が拡大しました。

負債の部

支払手形・買掛金や繰延税金負債などが増加し、負債合計が増加しています。

純資産の部

利益剰余金の積み上げや為替換算調整勘定の増加などにより、純資産が増加しています。

ROAとROE

ROA(総資産利益率)は最近2%前後で推移しており、ROE(自己資本利益率)は3-4%前後にあります。業績回復に伴ってこれらの指標も徐々に改善傾向にあります。今後の収益力向上や資産効率化によりさらなる向上が期待されます。

キャッシュフロー

営業活動によるキャッシュ・フローは10億円前後の黒字が続いています。一方で投資活動によるキャッシュ・フローは設備投資などにより5億円前後の支出が続いています。財務活動は借入などによる5億円前後の収入が続いています。全体としては堅実な資金繰りを維持できている状況だと言えます。

配当の支払額

直近の1株当たり配当金は100円で、年間配当金も100円を維持しています。配当性向は20%前後で、収益力の向上に伴い、より多くの利益を株主還元に充てることが期待されます。

今後の展望

自動車関連需要の回復や原材料価格の落ち着きなどを背景に、業績は徐々に改善傾向にあります。また、コスト管理の強化や生産性の向上などにより収益力も高まっています。今後は海外事業の拡大や新製品の開発などにも注力し、持続的な成長を目指していくものと期待されます。

編集部のまとめ

日本ピグメントは合成樹脂用着色剤や加工カラーなどの製造・販売を行う老舗企業で、国内外で安定した事業基盤を築いています。最近はコロナ禍の影響を受けつつも、コスト管理の強化や自動車関連需要の回復などにより、業績は改善傾向にあります。今後も収益力の向上と株主還元の充実が期待されます。

日本ピグメント株式会社の決算日や配当についてまとめました。

日本ピグメント株式会社の決算日は3月31日で、第3四半期決算は12月31日に行われています。直近の1株当たり配当金は100円で、配当性向は20%前後を維持しており、安定した株主還元を行っています。今後は海外事業の拡大や新製品開発など、持続的な成長に期待が高まっています。

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