東急建設株式会社の第21期第3四半期決算まとめ・決算の発表日はいつ?配当や決算日

四半期報告書
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弊サイトは各企業の決算情報を元に決算に関するまとめ情報をご紹介しております。
詳細・正確な情報は対象企業の報告書をご確認ください。

東急建設株式会社の最新の四半期決算報告書が公開されました。建設投資の堅調な推移に支えられ、建設事業を中心に好業績を収めました。注目すべきは、投資事業からの寄与も大きかった点です。不動産賃貸事業などの収益拡大が業績を下支えしています。今後も脱炭素、廃棄物ゼロ、防災・減災を提供価値に掲げ、グループ一丸となってビジネス展開を加速していきます。

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企業情報

企業名: 東急建設株式会社
証券コード: 17200
決算期: 2023年3月期

東急建設株式会社の決算日・決算時期(スケジュール)は?

東急建設の決算日は3月31日です。第3四半期決算は、2023年12月31日時点の業績を報告しています。決算の発表タイミングは2月9日になります。

主な事業

東急建設は、建設事業不動産事業等を主な事業としています。建設事業では、土木工事や建築工事、建築リニューアル事業などに取り組んでいます。また、不動産賃貸や不動産開発なども手がけており、グループ全体で事業領域を拡大しています。近年は、脱炭素、廃棄物ゼロ、防災・減災に取り組むなど、ESG経営にも力を入れています。

今期の業績と利益率は?

当第3四半期連結累計期間の売上高は205,198百万円と前年同期比で2.1%増となりました。利益面では、営業利益が2,614百万円、経常利益が3,474百万円と大幅に増加しました。親会社株主に帰属する四半期純利益は2,997百万円と、前年同期比で29.9%増と好業績を収めています。

売上・利益の推移

前期の売上高は288,867百万円、経常利益は5,131百万円でした。当期第3四半期までの売上高は205,198百万円、経常利益は3,474百万円となっています。前期比で売上高は約71%、経常利益は67%まで達しています。建設工事を中心に順調に推移しており、通期でもプラス成長が期待できそうです。

四半期連結貸借対照表について

当第3四半期連結会計期間末の資産合計は254,284百万円、前期末比で2.1%増となりました。負債合計は159,259百万円で、前期末比4.0%増となっています。純資産合計は95,025百万円と前期末比で1.0%減となりました。自己資本比率は37.1%と、健全な財務状況を維持しています。

資産の部

資産の部では、現金預金が26,281百万円減少した一方で、受取手形・完成工事未収入金が30,752百万円増加しました。また、販売用不動産も1,768百万円の増加となっています。

負債の部

負債の部では、支払手形・工事未払金等が9,142百万円減少しましたが、短期借入金が20,129百万円、長期借入金が19,769百万円それぞれ増加しています。

純資産の部

純資産の部では、利益剰余金が3,824百万円の減少となりました。一方で、退職給付に係る調整累計額が135百万円増加しています。自己資本比率は37.1%となり、引き続き健全な財務体質を維持しています。

ROAとROE

当第3四半期時点では、ROAは1.4%、ROEは3.2%となっています。前期実績と比較すると、ROAは0.1ポイント低下、ROEは0.7ポイント低下しています。これは、利益成長が資産・自己資本の成長に追いついていないためと考えられます。今後は収益力の向上とともに、資産効率の改善にも注力していく必要があるでしょう。

キャッシュフロー

当第3四半期連結累計期間のキャッシュ・フローの状況は公表されていませんが、前期実績では営業CF11,689百万円、投資CF-4,837百万円、財務CF-6,163百万円となっています。建設投資に加え、借入金の返済などで資金が流出しているものの、営業活動によるキャッシュインフローが潤沢な状況が続いています。

配当の支払額

当第3四半期までの配当金支払額は3,824百万円となっています。前期実績と比較すると、年間配当金は3,824百万円(1株当たり36円)となりました。安定した配当を維持しつつ、財務体質の強化にも取り組んでいます。

今後の展望

東急建設は、長期経営計画「To zero, from zero.」に基づき、国内土木・建築・建築リニューアル事業を「コア事業」、国際・不動産・新規事業を「戦略事業」と位置づけています。人材とデジタル技術を競争優位の源泉とし、脱炭素、廃棄物ゼロ、防災・減災を提供価値の軸として、さらなる事業拡大を目指しています。カーボンニュートラルやサーキュラーエコノミーへの貢献など、ESG経営にも注力していく方針です。

編集部のまとめ

東急建設の今回の決算は、建設投資の堅調な推移を受けて、建設事業を中心に好業績となりました。また、不動産事業からの収益貢献も大きかった点が注目されます。今後も脱炭素、廃棄物ゼロ、防災・減災をテーマとしたグループ全体の取り組みを加速させ、持続的な成長を目指していくことが期待されます。

東急建設株式会社の決算日や配当についてまとめました。

東急建設の決算日は3月31日、第3四半期決算は2023年12月31日時点の業績を報告しています。配当金は年間で1株当たり36円が支払われました。今後も安定的な配当を維持しつつ、ESG経営の推進や事業領域の拡大などに取り組んでいきます。

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