味の素株式会社の第146期第3四半期決算まとめ・決算の発表日はいつ?配当や決算日

四半期報告書
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弊サイトは各企業の決算情報を元に決算に関するまとめ情報をご紹介しております。
詳細・正確な情報は対象企業の報告書をご確認ください。

味の素株式会社の最新の決算報告書が公開されました。味の素は世界中で知られるグローバル企業で、アジア屈指の食品メーカーです。この度の決算では、経営方針の「ASV(共通価値の向上)」に沿った成長が顕著に表れており、今後の事業展開にも期待が高まります。

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企業情報

企業名: 味の素株式会社
証券コード: 28020
決算期: 2024年3月期

味の素株式会社の決算日・決算時期(スケジュール)は?

味の素の決算日は3月31日で、通期決算と四半期決算を行っています。具体的には、4月1日から12月31日までの第3四半期までを今回の決算報告書で公開しています。

主な事業

味の素はアミノ酸事業を中核とし、調味料・食品、冷凍食品、ヘルスケア等の事業を展開しています。「おいしさ」「健康」をキーワードに、グローバル市場でのシェア拡大とニッチ分野での高付加価値化を図っています。また、バイオ技術を軸に医薬品中間体やCDMOなどの事業にも強みを発揮しています。

今期の業績と利益率は?

今期第3四半期累計の売上高は1兆676億円と2桁成長を達成しました。また、事業利益は1,244億円と前年同期比4.4%増と好調でした。調味料・食品セグメントと冷凍食品セグメントが大幅増収増益となり、全体の収益性向上に寄与しています。

売上・利益の推移

売上高は前年同期比4.0%増の1兆676億円となり、事業利益も同4.4%増の1,244億円と好調に推移しています。アジア、米州など海外市場での販売好調に加え、国内でも製品の単価上昇などが寄与しています。親会社の所有者に帰属する四半期利益は同1.5%増の776億円と伸長しました。

四半期連結貸借対照表について

資産合計は1兆7,855億円と前期末比2,737億円増加しました。これは主にForge社の連結子会社化によりのれんが増加したことによります。一方、負債合計は9,185億円と2,298億円増加し、資本合計は8,667億円と439億円増加しています。

資産の部

流動資産が7,715億円、非流動資産が1兆139億円となっています。現金及び現金同等物が2,307億円に増加したほか、Forge社の連結子会社化によりのれんなどが増加しています。

負債の部

有利子負債が5,687億円と前期末比2,322億円増加しました。コマーシャル・ペーパーの発行や短期借入金の増加などが主な要因です。

純資産の部

資本合計は8,667億円と前期末比439億円増加しました。自己株式の取得による減少がありましたが、為替換算差額の増加などにより増加しています。自己資本比率は45.1%と健全な水準を維持しています。

ROAとROE

ROA(総資産経常利益率)は7.4%、ROE(自己資本当期純利益率)は12.3%となっており、ともに前年同期比で改善しています。これは、事業利益の増加に加え、有利子負債の増加などによる自己資本の上昇が寄与しています。

キャッシュフロー

営業活動によるキャッシュ・フローは1,034億円の収入、投資活動によるキャッシュ・フローは1,249億円の支出となりました。Forge社の取得による支出などが影響しています。財務活動によるキャッシュ・フローは1,151億円の収入となり、コマーシャル・ペーパーの増加などがプラスに寄与しています。

配当の支払額

配当金は期末37円、中間37円と合計74円の支払いを予定しており、前年同期比で増額しています。配当性向は49.6%と安定した水準を維持しています。配当は業績の伸長に合わせて着実に増加させていく方針です。

今後の展望

今後は、遺伝子治療薬CDMO事業の強化に注力します。2023年12月にForge社を連結子会社化したことで、アミノ酸技術とバイオ技術を融合し、先端医療分野でのビジネス拡大を目指します。さらにSDGs経営の推進や、サステナビリティ重視の経営姿勢も強めていく計画です。

編集部のまとめ

味の素は今回の決算で、売上高、事業利益ともに2桁成長を達成するなど、堅調な業績を維持しています。特に調味料・食品セグメントと冷凍食品セグメントが牽引しており、今後もこれらの柱事業の伸長が期待されます。一方で、遺伝子治療薬CDMO事業への参入など新分野にも積極的に取り組んでおり、中長期的な成長に向けた布石を着実に打っているといえます。

味の素株式会社の決算日や配当についてまとめました。

味の素の決算日は3月31日で、4月1日から12月31日までの第3四半期までの決算報告書を今回公開しています。配当金は期末37円、中間37円の合計74円を予定しており、前年同期比で増額しています。今後も事業の成長に合わせて着実に増配していく方針です。

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