中部電力株式会社の第100期第3四半期決算まとめ・決算の発表日はいつ?配当や決算日

四半期報告書
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中部電力株式会社の2023年第3四半期決算書が発表されました。売上高は前年同期比4.2%減の2兆6,971億円と減少したものの、経常利益は436億円と大幅に改善しています。これは燃料価格の変動が販売価格に反映される期ずれ差損から差益に転じたことや、子会社の電源調達価格の低下などが主な要因です。

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企業情報

企業名: 中部電力株式会社
証券コード: 4502
決算期: 4月1日~3月31日

中部電力株式会社の決算日・決算時期(スケジュール)は?

中部電力株式会社の決算日は3月31日で、決算発表は翌年の6月下旬に行われています。第3四半期決算は2月下旬に発表されます。

主な事業

中部電力株式会社は、電力供給を中心とした事業を行っています。ミライズが販売部門、パワーグリッドが送配電部門、JERAが燃料調達から発電までを担当しています。また、再生可能エネルギーの開発や新事業の創出にも注力しています。

今期の業績と利益率は?

当第3四半期の業績は、売上高が前年同期比4.2%減の2兆6,971億円となりましたが、経常利益は436億円と大幅に改善しています。これは燃料価格の変動の期ずれ差損から差益への転換や、子会社の電源調達価格の低下が主因です。

売上・利益の推移

過去3年の業績を見ると、2022年3月期の売上高は3兆9,866億円経常利益は大幅な赤字となりましたが、2023年3月期は燃料価格の変動などにより、売上高は減少したものの経常利益は1,560億円程度の黒字に回復する見込みです。

四半期連結貸借対照表について

2023年12月末時点の総資産は6兆9,309億円と前連結会計年度末から増加しています。一方、負債は4兆2,829億円と低下し、純資産は2兆6,479億円と増加しています。自己資本比率は36.7%と改善傾向にあります。

資産の部

資産の部では、関係会社長期投資が増加したことなどから、固定資産が増加しています。一方で、現金及び預金や受取手形などの流動資産も増加しています。

負債の部

負債の部では、社債や長期借入金などの固定負債が増加しましたが、短期借入金や支払手形などの流動負債が減少したことで、全体としては減少しています。

純資産の部

純資産の部では、親会社株主に帰属する四半期純利益の計上や、その他の包括利益の増加により、純資産が大幅に増加しています。

ROAとROE

ROAは前年同期の-0.6%から1.9%に、ROEは前年同期の-1.7%から9.7%に改善しています。これは経常利益が大幅に改善したことが主な要因です。今後は、収支の安定化や新成長分野への取り組みなどによりさらなる改善が期待されます。

キャッシュフロー

当第3四半期連結累計期間のキャッシュ・フローの状況は開示されていませんが、営業活動によるキャッシュ・フローの増加や、投資活動によるキャッシュ・フローの減少などが見られると考えられます。資金繰りの状況は良好であると推測できます。

配当の支払額

中部電力株式会社は中間配当と期末配当の年2回、1株当たり25円の配当を行っています。この水準は前期と変わらず、安定した配当政策を維持しています。

今後の展望

中部電力グループは、再生可能エネルギーの拡大、水素・アンモニアサプライチェーンの構築、脱炭素化などに取り組んでいます。また、不動産事業の拡大や医療・健康関連事業の強化など、新成長分野への投資も行っています。これらの取り組みにより、持続的な成長を目指しています。

編集部のまとめ

中部電力株式会社の2023年第3四半期決算は、売上高は減少したものの経常利益が大幅に改善しました。燃料価格の変動による期ずれ差損の解消や子会社の収支改善が主な要因です。今後は、再生可能エネルギーの拡大や新事業の強化などで、さらなる業績向上が期待されます。安定的な配当も継続しており、投資家の関心も高まりそうです。

中部電力株式会社の決算日や配当についてまとめました。

中部電力株式会社は、3月31日が決算日で6月下旬に決算発表を行っています。配当は中間配当と期末配当で年2回行っており、1株当たり25円の配当を維持しています。安定した経営基盤をもとに、今後も再生可能エネルギーや新事業の展開に注力していくと考えられます。

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