ニュースの要約
- 「欧州成長基盤指数」は、ローランド・ベルガーが新たに開発した指数で、過去20年間の欧州の競争力の進化を追跡し、今後の競争力を読み解くもの
- 最新の指数では、欧州の競争力が回復に好転する兆しを示しており、人材、持続可能性、デジタル化、レジリエンス、インフラの5つのサブ指数が改善している
- ローランド・ベルガーは、欧州がこの競争力の上昇傾向を継続するため、4つの実行を提言している
概要
ローランド・ベルガーは、世界経済フォーラム(WEF)年次総会(ダボス会議)において、「Europe readiness index(欧州成長基盤指数)」を発表しました。
この指数は過去20年間の欧州の競争力(欧州連合、ノルウェー、スイス、イギリス)の進化を追跡し、今後の競争力を読み解くために、ローランド・ベルガーが独自に開発したものです。人材資本、持続可能性、デジタル化/イノベーション、レジリエンス、インフラ、機関の6つのサブ指数より構成され、合計25の指標を活用しています。
欧州では、構造的な障壁、規制の複雑さ、高コスト圧力が、競争力の重荷となってきました。しかし、「欧州成長基盤指数」によると、6つのサブ指数のうち機関を除く5つが数年ぶりに過去20年の長期平均を上回り、欧州の競争力に好転の兆候が見えています。
ローランド・ベルガー日本法人の代表取締役である大橋譲は、「欧州成長基盤指数が示す最新のトレンドは、欧州に世界第2位の経済規模、確固とした産業基盤があるだけでなく、国際競争力が揃い始めたことを示しています。特質すべきことは、過去20年続いていた欧州の競争力の下降傾向について、直近の指数では明らかな変化が見られることです。日本企業にとって欧州事業は逆風の多い領域になりますが、収益性改善を検討する好機でしょう。グローバル経営全体の中で欧州事業を再考し、いち早く成長市場を取り込むことが重要になります。」と述べています。
編集部の感想
編集部のまとめ
欧州成長基盤指数:ローランド・ベルガー、欧州地域の競争力好転の兆しを捉え、日本企業の事業収益性向上を再考する好機を発表についてまとめました
この度、ローランド・ベルガーが発表した「欧州成長基盤指数」は、過去20年間の欧州の競争力の推移を分析し、その変化の兆しを示したものです。長年の低下傾向が改善に向かいつつあり、特に人材、持続可能性、デジタル化などの面で競争力が高まっているという指摘は興味深いところです。
一方で、まだ課題も残されており、ローランド・ベルガーは制度の簡素化やイノベーションの促進など、4つの実行が必要だと提言しています。これらの取り組みが進めば、さらなる欧州の競争力向上が期待できるでしょう。
日本企業にとっても、欧州市場は長年の逆風に悩まされてきましたが、今回の指数の結果を踏まえると、事業収益性の改善に向けた好機であると言えそうです。グローバル経営の中で欧州市場を見直し、いち早く成長市場を取り込んでいくことが重要になってくるかもしれません。今後の欧州の動向が注目されるところです。
参照元:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000118.000020895.html














