SGホールディングス株式会社の第18期第3四半期決算まとめ・決算の発表日はいつ?配当や決算日

四半期報告書
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詳細・正確な情報は対象企業の報告書をご確認ください。

SGホールディングス株式会社の2023年12月期の決算が発表されました。売上高は9,952億円と前年同期比10.8%減となりましたが、営業利益は717億円と、コストコントロールの成果が出ています。今期は物流業界の課題である「2024年問題」への対応を進め、新しい取り組みにも注力しています。今後の成長に期待がかかっています。

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企業情報

企業名: SGホールディングス株式会社
証券コード: 91430
決算期: 3月期

SGホールディングス株式会社の決算日・決算時期(スケジュール)は?

SGホールディングス株式会社の決算期は3月期です。毎年3月期の決算を行い、5月に決算発表をしています。

主な事業

SGホールディングス株式会社は、デリバリー事業とロジスティクス事業を中心とした総合物流企業です。デリバリー事業では佐川急便ブランドの宅配便サービスを提供しています。ロジスティクス事業では、海上・航空貨物輸送、倉庫管理、通関業務など幅広い物流サービスを展開しています。また、不動産事業や自動車販売など、グループ全体で多様な事業を手掛けています。

今期の業績と利益率は?

2023年12月期の売上高は9,952億円となり、前年同期比10.8%減となりました。一方で、営業利益は717億円と、減収にもかかわらず32.8%減にとどまりました。これは事業構造改革やコストコントロールの成果が表れており、営業利益率は7.2%と健全な水準を維持できています。

売上・利益の推移

過去3年の売上高推移は、2021年3月期が1兆3,648億円、2022年3月期が1兆4,346億円、2023年12月期(3四半期累計)が9,952億円となっています。利益面では、営業利益が2021年3月期に1,253億円、2022年3月期に1,265億円、2023年12月期(3四半期累計)に717億円と推移しています。足元では減収減益となりましたが、全体としては安定した業績を維持できています。

四半期連結貸借対照表について

2023年12月末時点の連結貸借対照表をみると、資産合計は8,847億円となっています。現金及び預金が1,192億円、受取手形・営業未収金が1,996億円となっています。一方、負債合計は3,069億円で、主な内訳は支払手形・営業未払金763億円、預り金428億円などです。純資産は5,778億円となり、自己資本比率は63.9%と健全な水準を維持しています。

資産の部

資産合計は8,847億円となり、前期末比202億円減少しています。流動資産は3,705億円で360億円減少しましたが、これは現金及び預金の減少590億円などが主な要因です。一方、固定資産は5,142億円と157億円増加しており、設備投資などが進んでいることがうかがえます。

負債の部

負債合計は3,069億円と306億円減少しました。流動負債が2,031億円と258億円減少したのは、未払法人税等の減少318億円や賞与引当金の減少68億円などが主な要因です。固定負債は1,038億円と49億円減少しており、有利子負債が55億円減少しています。

純資産の部

純資産合計は5,778億円と104億円増加しました。親会社株主に帰属する四半期純利益483億円の計上や為替換算調整勘定の増加47億円などがプラスに寄与しています。一方で、自己株式の取得99億円がマイナス要因となっています。自己資本比率は63.9%と、健全な水準を維持しています。

ROAとROE

SGホールディングス株式会社のROA(総資産利益率)は、2023年3月期が12.5%、2024年3月期(予想)は8.3%となっています。一方、ROE(自己資本利益率)は2023年3月期が20.1%、2024年3月期(予想)は8.6%と推移しています。ROAは収益性指標、ROEは資本効率性の指標ですが、いずれも高水準を維持しています。ただし、足元では物流市況の変化などから一時的な低下が見られます。

キャッシュフロー

直近の3年間のキャッシュフローをみると、営業CF、投資CF、財務CFいずれも安定的に推移しています。営業CFは毎期1,200億円以上を確保しており、投資CFでは設備投資などに充当しつつ、財務CFでは配当や自己株式取得などにも資金を活用しています。全体として健全なキャッシュポジションを維持できていると言えるでしょう。

配当の支払額

SGホールディングス株式会社は、株主への利益還元を重視しています。2023年3月期の年間配当は52円、2024年3月期の予想は52円と計画しています。直近の配当性向は26.1%で、経営成績に応じて安定的な配当を行っています。株主還元に前向きな企業姿勢が評価されています。

今後の展望

SGホールディングス株式会社は、2023年3月期からの中期経営計画「SGH Story 2024」の2年目を迎えています。電動車両の導入や「AI搭載の荷積みロボット」の実証実験など、環境対応や生産性向上に向けた取り組みを推進しています。また、「2024年問題」への対応や宅配需要の変化への対応など、課題解決にも尽力しています。今後も物流サービスの高度化とグループ全体での成長が期待されます。

編集部のまとめ

SGホールディングス株式会社は、デリバリー事業やロジスティクス事業を通じて、国内外の物流市場をリードしてきた企業です。足元では物流業界全体の課題に対して積極的に取り組んでおり、新たな技術の活用やサービスの高度化にも注力しています。業績面でも一時的な減収減益はありましたが、利益率や財務体質は健全な水準を維持できています。今後の持続的な成長が期待できる企業といえるでしょう。

SGホールディングス株式会社の決算日や配当についてまとめました。

SGホールディングス株式会社は3月期決算を行っており、2023年12月期の決算発表が行われました。今期の売上高は9,952億円、営業利益は717億円と、物流業界の課題に対応しつつ、収益性を確保できています。また、配当性向は26.1%と株主還元も行っており、健全な経営が続いています。今後の成長に期待が高まる企業です。

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