株式会社Speeeは、データ分析能力とテクノロジーを活かし、デジタルトランスフォーメーションを推進しています。 当期の業績は好調で、売上高が前年同期比で22.6%増と大幅に伸びています。それに伴い、営業利益、経常利益、親会社株主に帰属する四半期純利益も増加しました。今後もこの勢いを維持し、さらなる成長を目指していきます。
企業情報
企業名: 株式会社Speee
証券コード: 44990
決算期: 2023年9月期
株式会社Speeeの決算日・決算時期(スケジュール)は?
株式会社Speeeの決算期は9月期で、2024年2月9日に第17期第1四半期の決算報告書を提出しています。
主な事業
株式会社Speeeは、「解き尽くす。未来を引きよせる。」をミッションに、データ分析能力とテクノロジーを活かして、レガシー産業DX事業、DXコンサルティング事業、金融DX事業を展開しています。具体的には、デジタル化の遅れている市場において生活者と事業者を最適にマッチングさせるサービスの提供、企業のデータ利活用によるマーケティング高度化、ステーブルコインの早期実用化などに取り組んでいます。
今期の業績と利益率は?
当期の売上高は37.32億円と前年同期比で大幅に増加しました。一方で、積極的な先行投資によって営業利益は9.34億円と前年同期比で66.4%減少しましたが、経常利益は10.86億円、親会社株主に帰属する四半期純利益は3.20億円となりました。利益率については、営業利益率は2.5%、経常利益率は2.9%、純利益率は0.9%となっています。
売上・利益の推移
株式会社Speeeの売上高は、前年同期比で22.6%増加しています。一方で、利益については営業利益が減少したものの、経常利益と親会社株主に帰属する四半期純利益はいずれも増加しました。今後も売上高の上昇と収益性の改善が期待できる業績推移となっています。
四半期連結貸借対照表について
株式会社Speeeの四半期連結貸借対照表をみると、総資産は95.73億円、負債合計は44.84億円、純資産は50.89億円となっています。資産の部では現金及び預金が減少した一方で、受取手形及び売掛金が増加しています。負債の部では未払金や信託型ストックオプション関連損失引当金が減少しています。自己資本比率は53.1%と財務の健全性が保たれています。
資産の部
資産の部では現金及び預金が46.20億円、受取手形及び売掛金が28.70億円となっています。前期末に比べ現金及び預金が大きく減少した一方で、受取手形及び売掛金が増加しています。
負債の部
負債の部では買掛金が5.12億円、未払金が10.56億円、信託型ストックオプション関連損失引当金がゼロとなっています。前期末に比べ、未払金や信託型ストックオプション関連損失引当金が大幅に減少しました。
純資産の部
純資産の部では資本金が14.30億円、資本剰余金が14.70億円、利益剰余金が21.86億円となっています。新株予約権の行使による増加や親会社株主に帰属する四半期純利益の計上により、前期末に比べ純資産が増加しています。
ROAとROE
株式会社SpeeeのROA(総資産利益率)は1.3%、ROE(自己資本利益率)は2.5%となっています。前期と比べROAは減少したものの、ROEは上昇しています。これは、営業利益の減少による総資産利益率の低下を、借入金の返済などによる自己資本比率の上昇が補った結果と考えられます。今後は、利益率の改善と投資効率の向上により、ROAとROEの両面での改善が期待されます。
キャッシュフロー
当期のキャッシュフローをみると、営業活動によるキャッシュ・フローは2.39億円のプラス、投資活動によるキャッシュ・フローは1.16億円のマイナス、財務活動によるキャッシュ・フローは21.48億円のマイナスとなっています。営業活動によるキャッシュ・インフローが堅調に推移する一方で、借入金の返済などによる財務活動によるキャッシュ・アウトフローが大きく、結果として現金及び預金が大幅に減少しています。
配当の支払額
株式会社Speeeは当四半期において配当の支払いは行っていません。今後の業績動向や投資計画を踏まえ、株主への利益還元策を検討していくことが期待されます。
今後の展望
株式会社Speeeは、デジタル化が遅れている市場での生活者と事業者のマッチング、企業のデータ利活用によるマーケティング高度化、ステーブルコインの早期実用化など、幅広い事業に取り組んでいます。当期の業績は好調で、今後も売上高の増加と収益性の改善が期待できます。さらなる事業拡大と収益基盤の強化を目指し、積極的な投資を行っていく方針です。
編集部のまとめ
株式会社Speeeは、デジタルトランスフォーメーションを推進する先進的な企業です。当期の業績は好調で、売上高が大幅に増加しました。一方で、利益面では減益となりましたが、これは先行投資に伴うものです。今後も積極的な投資を行い、事業基盤の強化と収益力の向上を目指していくことが期待されます。同社の業績の推移と、今後の成長戦略に注目していきましょう。
株式会社Speeeの決算日や配当についてまとめました。
株式会社Speeeの決算期は9月期で、2024年2月9日に第17期第1四半期の決算報告書を提出しました。当期の業績は好調で、売上高が前年同期比で22.6%増加するなど、成長軌道に乗っています。一方で、利益面では減益となっており、今後の収益性の改善が課題となっています。配当については、当四半期では支払いがありませんでした。今後の業績動向を見守る必要があります。