エアゾール事業部の概要
株式会社ダイゾーは、複数の事業部門を持つ総合企業であり、その中でもエアゾール事業部は1954年の発足以来、充填業界のリーディングカンパニーとして活動を続けています。エアゾール事業部は、液化ガスの圧力を利用して内容物を噴出させるスプレー式製品の開発・製造を専門としており、業界内でも有数のシェアを誇っています。
同社のエアゾール事業部は、大手日用品メーカーなどからの委託を受けて、エアゾール製品及び液体充填品のOEM製造を行っています。年間で約2億本の生産本数を誇り、強固な顧客基盤を構築しています。これらの製品は、整髪剤、制汗剤、医薬品、医薬部外品、殺虫剤など、消費者が日常的に使用する様々な商品として流通しています。
エアゾール製品の特徴と技術
エアゾール製品とは、噴射剤のエネルギーを利用して内容物を自動的に放出する製品です。ボタンを押してバルブを開くと、原液と噴射剤の混合内容物がディップチューブを通じてボタンから放出され、噴射剤の急速な膨張によって細かい霧や泡状に変わります。この自動的な噴射メカニズムが、霧吹きなどのポンプ式製品との大きな違いです。
ダイゾーのエアゾール事業部では、用途や充填される内容物に応じて、最適な噴射を実現する技術を提供しています。20世紀に生まれたエアゾール製品は、その使いやすさから様々な商品に利用されてきました。21世紀の現在、同社は環境にやさしいパッケージの開発や、新部材を活用した二連式容器、二重容器、使いすぎを防止する簡易定量など、新たな分野でのエアゾール製品開発に取り組んでいます。
製造工程と品質管理
ダイゾーのエアゾール事業部では、ISO 14001認証を取得した工場でエアゾール製品の製造を行っています。製造工程は、缶流し、原液充填、クリンパー、ガス充填、温水検査、重量検査・ロット印字、ボタン装着、セルフキャッパー、シュリンクという複数のステップを経て進められます。
各工程において厳密な品質管理が実施されており、特に温水検査と重量検査により、製品の安全性と品質が確保されています。ISO 14001認証の取得は、環境マネジメントシステムが国際基準を満たしていることを示しており、製造過程における環境への配慮が組織的に実施されていることを意味します。
扱う製品カテゴリーの多様性
ダイゾーのエアゾール事業部が手がける製品は、非常に多岐にわたります。主なカテゴリーには以下のものが含まれます。
化粧品分野では、制汗剤や殺菌剤、足臭防止剤などが製造されています。家庭用品分野では、室内消臭剤、トイレ消臭剤、衣服用防水剤、除菌消臭剤、衣服用帯電防止剤、防カビ剤、接着剤、ガラスクリーナー、皮革用手入れ剤、動物用消臭剤・シャンプー、エアコン消臭洗浄剤、洗濯のりなど、日常生活に欠かせない製品が揃っています。
殺虫剤分野では、空間用(ハエ・カ)、不快害虫用、ゴキブリ用、燻蒸用、ダニ用、園芸用殺虫殺菌剤、アリ用など、様々な害虫に対応した製品が開発されています。医薬品分野では、臨床試験薬剤、薬用洗顔剤、人体用害虫忌避剤、創傷洗浄剤、鎮痒剤、液体絆創膏、鼻炎剤、皮膚疾患治療剤、喘息薬、抗真菌薬などが製造されています。
工業用品・自動車用品分野では、防錆潤滑剤、シャーシー塗装剤、離型剤、キャブレタークリーナー、ウレタンフォーム剤、ピッチクリーナー、アスファルトスプレー、デグリーザー、くもり止め、タイヤクリーナー、ボディクリーナー、レザー・タイヤ保護剤、スプレーワックス、解氷剤など、自動車のメンテナンスや工業用途に適した製品が豊富です。
園芸分野では、園芸用殺虫剤、葉のつや出し剤、植物活力剤、除草剤など、植物の管理に役立つ製品が提供されています。さらに、エアゾール製品だけでなく、液製品にも対応しており、顧客のニーズに応じた柔軟な製造体制を整えています。
グローバルネットワークの構築
ダイゾーのエアゾール事業部は、アジアでの合弁事業と世界的企業とのアライアンスを通じて、全世界に及ぶネットワークを構築しています。エアゾールの生産拠点を広げるために、1994年から国際展開を進めており、複数の海外拠点を有しています。
例えば、上海大造(SDA)、張家港大造(ZDA)、タイダイゾー(TDA)など、アジア地域に複数の生産拠点を展開しています。これにより、全世界での生産が可能になり、地球規模での開発・供給体制が確立されています。同社は、常に一歩先のニーズを先取りして、新しいエアゾールスタイルを提案することを目指しており、世界の企業とのアライアンスを推進しています。
環境への配慮と持続可能性
ダイゾーのエアゾール事業部は、環境にやさしいエアゾール製品の開発に積極的に取り組んでいます。プラスチック部品の再利用や再充填可能な加圧包材の開発を進めており、容器のプラスチックを減らし、リサイクルを推進する取り組みが行われています。
21世紀に生きる現在、同社は便利で豊かな暮らしを追求するとともに、この時代に合った環境にやさしいパッケージ、そしてわくわくするようなかっこいいパッケージの開発を目指しています。ISO 14001認証の取得は、こうした環境への配慮が組織全体で実践されていることの証です。
事業展開と組織体制
株式会社ダイゾーは、エアゾール事業部を主力事業としながらも、複数の事業部門を展開しています。ニチモリ事業部では潤滑剤の製造販売を、陸機事業部では駐輪設備の製造・設置と小型EVの輸入販売を、造船鉄構事業部ではタグボートの建造・メンテナンスを行っています。
このような多角的な事業展開により、同社は様々な産業分野での技術力と経験を蓄積しており、エアゾール事業部においても、その知見が活かされています。本社は茨城県猿島郡五霞町に所在し、代表者は南宣之氏です。
採用と人材育成
ダイゾーのエアゾール事業部では、様々な職種での人材を募集しており、工場倉庫内作業スタッフ、工場の設備保全スタッフ、エアゾール製品の生産技術者、一般事務スタッフ、資材・原料の購買担当者、エアゾール製品の製造職、施設内の清掃や消耗品などの管理業務担当者、エアゾール製品製造工場での経理業務担当者など、多くの職種が存在します。
同社は、業界トップクラスのシェアを誇る企業として、人材育成にも力を入れており、従業員のスキルアップと技術開発力の向上を目指しています。
業界内での地位と実績
ダイゾーのエアゾール事業部は、充填業界のリーディングカンパニーとして、業界内で確固たる地位を確立しています。年間2億本の生産本数は、業界内でも有数の規模であり、大手日用品メーカーからの信頼も厚いです。
同社の製品は、消費者が日常的に使用する有名メーカーの商品として流通しており、品質と信頼性の面で高い評価を受けています。技術開発力で業界のトレンドを推進し、常に新しいエアゾール製品の開発に取り組んでいることが、同社の競争力の源泉となっています。
今後の展望
ダイゾーのエアゾール事業部は、今後も人々に、地球環境にやさしいエアゾール製品の開発に積極的に取り組むことを掲げています。新部材を活用した新たなエアゾール製品の開発、環境配慮型パッケージの推進、グローバルネットワークの強化など、複数の戦略を並行して進めています。
第4のステップとして、さらに革新的なエアゾール製品の開発が予定されており、業界内での技術的リーダーシップを維持・強化していく方針が示されています。同社の充填技術で、暮らしを豊かにするという基本理念の下、今後も多くの新しいエアゾール製品が生み出されることが期待されます。
まとめ
株式会社ダイゾーのエアゾール事業部は、1954年の発足以来、充填業界のリーディングカンパニーとして、高品質なエアゾール製品の開発・製造に従事してきました。化粧品から医薬品、工業用品まで、多岐にわたる製品カテゴリーに対応し、年間2億本の生産実績を誇っています。ISO 14001認証を取得した工場での厳密な品質管理、アジアを中心としたグローバルネットワークの構築、環境にやさしい製品開発への取り組みなど、同社は業界内での地位を確固たるものにしています。今後も、新しいエアゾールスタイルの提案と環境配慮型製品の開発を通じて、人々の暮らしを豊かにすることを目指しています。
ダイゾー東京工場が生むエアゾール技術と環境戦略をまとめました
株式会社ダイゾーのエアゾール事業部は、充填業界のリーディングカンパニーとして、常にエアゾールの新次元を目指す企業です。1954年の発足以来、大手日用品メーカーからの信頼を獲得し、年間2億本の生産本数を誇っています。化粧品、家庭用品、殺虫剤、医薬品、工業用品・自動車用品など、多様な製品カテゴリーに対応した製造体制を整えており、ISO 14001認証取得の工場での厳密な品質管理が実施されています。アジアを中心としたグローバルネットワークの構築により、全世界での生産が可能になり、地球規模での開発・供給体制が確立されています。環境にやさしいエアゾール製品の開発に積極的に取り組み、プラスチック部品の再利用や再充填可能な加圧包材の開発を進めるなど、持続可能な事業運営を目指しています。同社は、充填技術で暮らしを豊かにするという基本理念の下、今後も業界内でのリーダーシップを維持し、革新的な製品開発を推進していく方針です。














