株式会社ノジマの第62期第3四半期決算まとめ・決算の発表日はいつ?配当や決算日

四半期報告書
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弊サイトは各企業の決算情報を元に決算に関するまとめ情報をご紹介しております。
詳細・正確な情報は対象企業の報告書をご確認ください。

[株式会社ノジマは国内大手のデジタル家電専門店チェーンです。最近の四半期決算では、売上高、利益ともに好調な推移を示しており、新型コロナ禍の影響から脱却し、着実に業績を伸ばしています。今後も新規出店やデジタルサービス強化など、積極的な事業展開で存在感を高めていくことが期待されます。]

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企業情報

企業名: 株式会社ノジマ
証券コード: 74190
決算期: 3月

株式会社ノジマの決算日・決算時期(スケジュール)は?

株式会社ノジマは3月31日が決算期末となっています。四半期決算は6月30日、9月30日、12月31日と年4回行われています。本報告書は2023年12月31日時点の決算内容について掲載されています。

主な事業

株式会社ノジマは、主にデジタル家電専門店の運営を行う企業です。そのほかにもキャリアショップ運営インターネット事業金融事業など、多岐にわたる事業を展開しています。特にデジタル家電専門店事業が最も大きな柱となっており、全国に240店舗を展開しています。

今期の業績と利益率は?

当第3四半期連結累計期間の業績は、売上高が5,606億49百万円と前年同期比で133.1%と大幅に増加しました。一方で、営業利益は212億87百万円と前年同期比86.7%と減少しましたが、EBITDA(※)は412億79百万円と前年同期比100.9%とほぼ横ばいとなりました。これにより、利益面でも好調な状況が続いています。
(※EBITDA = 経常利益 + 支払利息 + 社債利息 + 減価償却費 + のれん償却額 – 持分法による投資損益)

売上・利益の推移

過去3期の業績推移を見ると、売上高は4,213億45百万円5,606億49百万円5,606億49百万円と増加傾向にあります。一方で、経常利益は272億1百万円231億68百万円231億68百万円と減少傾向にあります。これは、新型コロナウイルス感染症拡大の影響からの回復に伴い、販管費が増加したことが要因と考えられます。

四半期連結貸借対照表について

株式会社ノジマの最近の四半期連結貸借対照表を見ると、資産合計5,470億71百万円負債合計3,741億49百万円純資産合計1,729億22百万円となっています。前期末比では、資産が98億30百万円減少、負債が216億96百万円減少、純資産が118億65百万円増加しています。

資産の部

資産の部では、流動資産が3,506億52百万円、固定資産が1,964億18百万円となっています。流動資産の主な内訳は、売掛金の減少、預託金の減少などによる減少があった一方で、トレーディング商品の増加、商品及び製品の増加などにより全体としては減少しています。固定資産の主な内訳は、のれんの減少、繰延税金資産の減少などによる減少です。

負債の部

負債の部では、流動負債が3,003億49百万円、固定負債が737億99百万円となっています。流動負債の主な内訳は、未払金の減少、未払法人税等の減少があった一方で、支払手形及び買掛金の増加、受入保証金の増加などにより全体としては増加しています。固定負債の主な内訳は、長期借入金の減少などによる減少です。

純資産の部

純資産の部では、利益剰余金の増加などにより、1,729億22百万円となっています。自己資本比率は30.8%と前期末比で2.7ポイント上昇しています。

ROAとROE

株式会社ノジマのROA(総資産利益率)は前期末比で1.0ポイント低下の4.2%、ROE(自己資本利益率)は前期末比で2.8ポイント低下の8.2%となっています。これは、経常利益の減少を受けて、純利益も減少したことが影響しています。今後は、新店舗出店や新サービス展開など、さらなる業績拡大に期待が掛かっています。

キャッシュフロー

キャッシュ・フローの状況は開示されていないため、詳細は不明です。ただし、四半期連結貸借対照表から見ると、現金及び預金は前期末から1,389百万円減少し、357,756百万円となっています。この減少は、運転資金需要の増加などが影響していると考えられます。今後の事業展開に合わせた適切なキャッシュ・マネジメントが重要になってくるでしょう。

配当の支払額

株式会社ノジマは、第3四半期決算時に1株当たり15円の中間配当を実施しました。これは前年同期の26円から大幅に減少しています。この背景には、前述の利益減少傾向が影響しているものと考えられます。株主還元については、今後の業績動向を踏まえながら、適切な配当政策を検討していくことが重要です。

今後の展望

株式会社ノジマは、デジタル家電専門店事業を中心に、キャリアショップ運営事業やインターネット事業などを展開しており、これらの事業領域での一層の強化を図っていく方針です。特に、AI等のデジタル技術を活用したサービス提供の拡大など、新たなビジネスモデルの構築にも取り組んでいきます。一方で、ドコモショップ運営事業の子会社への移管など、グループ内での事業の適正化にも努めています。今後も、これらの施策を通じて、さらなる企業価値の向上を目指していくことが期待されます。

編集部のまとめ

株式会社ノジマは、デジタル家電専門店を中心とした業容拡大と収益性の向上に取り組んでおり、直近の決算でも売上高は前年同期比大幅増、利益面でも健闘しています。ただ、一方で利益率は低下傾向にあり、この点については改善が必要となっています。今後は、新店舗出店やデジタルサービスの拡充などの施策を通じて、さらなる成長と収益力アップが期待されます。株主還元についても、業績動向に応じて見直しが必要となってくるでしょう。今後の展開に大いに注目したいと思います。

株式会社ノジマの決算日や配当についてまとめました。

株式会社ノジマの決算期は3月31日で、四半期決算は6月30日、9月30日、12月31日に実施されています。最近の決算状況は、売上高の大幅増加利益率の低下など、伸び縮みが見られています。配当については、第3四半期決算時に1株当たり15円の中間配当を実施しましたが、前年同期と比べ大幅減となっています。今後の業績動向を注視しつつ、適切な株主還元策を検討していくことが重要だと考えられます。

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