株式会社京写の2023年12月期第3四半期決算が発表されました。同社は、プリント配線板やエレクトロニクス製品の製造を手がける企業です。全体として好調な業績となっており、今後の展望にも期待が高まっています。
企業情報
企業名: 株式会社京写
証券コード: 68370
決算期: 2023年12月31日
株式会社京写の決算日・決算時期(スケジュール)は?
株式会社京写の決算日は12月31日です。第3四半期決算は2023年12月31日時点の業績を示しています。
主な事業
株式会社京写は、プリント配線板の製造を主力事業としています。自動車関連、家電、通信機器などの幅広い分野に製品を提供しています。また、製品の実装・組立や搬送治具の製造なども手がけています。グローバル展開しており、国内のほかベトナム、中国、インドネシアなどにも拠点を置いています。
今期の業績と利益率は?
当第3四半期の連結売上高は18,682百万円と前年同期比で3.2%の増収となりました。営業利益は921百万円と前年同期比で105.9%の増益となっています。自動車関連分野や実装関連事業が好調に推移したことで増収増益が実現しました。
売上・利益の推移
直近3年間の業績を見ると、売上高は横ばいで推移していますが、営業利益は増加傾向にあります。2023年3月期はコロナ禍の影響で利益が減少しましたが、今期は自動車関連分野や実装関連事業が好調で大幅な増益となっています。
四半期連結貸借対照表について
当第3四半期末の総資産は24,588百万円で、前連結会計年度末比で708百万円の増加となっています。負債は15,892百万円と前連結会計年度末比で540百万円の減少しました。純資産は8,696百万円と前連結会計年度末比で1,249百万円の増加しています。
資産の部
流動資産は16,072百万円で前連結会計年度末比で122百万円の増加しています。主な増加要因は受取手形及び売掛金の増加などです。固定資産は8,516百万円と587百万円増加しています。
負債の部
流動負債は10,395百万円で前連結会計年度末比で489百万円の減少しています。主な減少要因は短期借入金の減少です。固定負債は5,496百万円と51百万円減少しています。
純資産の部
純資産は8,696百万円と前連結会計年度末比で1,249百万円の増加しています。主な増加要因は利益剰余金の増加や為替換算調整勘定の増加などです。
ROAとROE
ROA(総資産経常利益率)は2.5%と前年同期比で0.6ポイント増加しています。ROE(自己資本利益率)は6.2%と前年同期比で2.0ポイント増加しています。これらの指標が改善している背景には、事業の収益性が高まり、資産効率も向上したことが考えられます。
キャッシュフロー
当第3四半期の連結キャッシュ・フローの状況については開示されていませんが、財務体質の健全性が維持されていることがうかがえます。営業活動によるキャッシュ・フローはプラスで推移しており、必要な設備投資も行えていると考えられます。
配当の支払額
株式会社京写は年間配当金3円を実施しています。直近の配当性向は11.4%となっています。堅調な業績を背景に、株主の皆様への利益還元が図られていると言えるでしょう。
今後の展望
株式会社京写は、自動車関連分野や通信機器向けなどでの受注好調により、今後も安定した業績が期待されます。一方で、原材料価格や電力料などのコスト上昇が課題となっています。ただし、生産効率の改善やコスト削減策などに取り組むことで、引き続き収益の確保を目指していくものと考えられます。
編集部のまとめ
株式会社京写は、堅調な自動車関連分野や通信機器向けなどの受注に支えられ、当第3四半期は増収増益を達成しました。今後も事業環境の変化に応じた柔軟な経営を行い、持続的な成長を目指していくことが期待されます。
株式会社京写の決算日や配当についてまとめました。
株式会社京写の決算日は12月31日です。当期の年間配当金は3円で、配当性向は11.4%と株主還元にも積極的に取り組んでいます。今後も安定した業績を維持しながら、株主の皆様への利益還元にも注力していくものと期待されます。