キクカワエンタープライズ株式会社の第143期第3四半期決算まとめ・決算の発表日はいつ?配当や決算日

四半期報告書
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この度、機械メーカーのキクカワエンタープライズ株式会社(証券コード:63460)の2023年3月期第3四半期決算が発表されました。売上高は前年同期比17.4%増の31億1,398万円経常利益は1億8,133万円と前年同期に比べ大幅に増加しました。足元の業績は堅調に推移しており、同社の今後の成長に期待が高まります。

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企業情報

企業名: キクカワエンタープライズ株式会社
証券コード: 63460
決算期: 3月期

キクカワエンタープライズ株式会社の決算日・決算時期(スケジュール)は?

キクカワエンタープライズ株式会社の決算日は3月31日で、第3四半期の決算期間は2023年10月1日から2023年12月31日までとなっています。

主な事業

キクカワエンタープライズ株式会社は、木工機械および工作機械の製造・販売を主な事業としています。木工機械では国内有数のシェアを誇り、建築資材の国産木材利用の動きを背景に需要が期待されます。また、工作機械では省力化投資や生産性向上ニーズに応える提案を行っており、幅広い産業分野での活躍が期待されます。

今期の業績と利益率は?

2023年3月期第3四半期の売上高は31億1,398万円と前年同期比17.4%の増加となりました。営業利益は1億2,303万円、経常利益は1億8,133万円と好調に推移しています。これにより、経常利益率は5.8%と前年同期を上回る水準となっています。

売上・利益の推移

近年のキクカワエンタープライズの業績をみると、売上高は2022年3月期に42億3,250万円となり、2023年3月期第3四半期では31億1,398万円と順調に推移しています。また、経常利益は2022年3月期に5億1,599万円を計上し、2023年3月期第3四半期では1億8,133万円となっており、安定的な収益基盤が築かれています。

四半期連結貸借対照表について

キクカワエンタープライズの財務状況を示す四半期連結貸借対照表を確認すると、総資産は前事業年度末比1億6,394万円増加し、134億4,157万円となっています。負債は前事業年度末比4,863万円増加し、22億9,708万円となっています。一方、純資産は前事業年度末比1億1,531万円増加し、111億4,449万円となっており、自己資本比率は82.9%と非常に健全な財務体質が維持されています。

資産の部

資産の部では、現金及び預金が8,150,616万円から7,783,680万円に減少する一方で、製品が37,574万円から232,412万円仕掛品が326,991万円から468,499万円とそれぞれ大幅に増加しています。これは、受注増加に伴い製品在庫や仕掛品が積み上がったものと考えられます。

負債の部

負債の部では、未払法人税等が84,640万円から469万円に大幅に減少する一方で、前受金が585,702万円から699,167万円に増加しています。これは、受注増加に伴う前受金の計上が増加したことによるものです。

純資産の部

純資産の部では、その他有価証券評価差額金が360,752万円から475,588万円に大きく増加しています。これは、保有する有価証券の時価が上昇したことによるものと考えられます。

ROAとROE

キクカワエンタープライズの収益性を示す指標であるROA(総資産経常利益率)は、2022年3月期が3.9%、2023年3月期第3四半期が1.4%となっています。また、ROE(自己資本利益率)は、2022年3月期が4.7%、2023年3月期第3四半期が1.3%となっています。収益性は安定的に推移しており、健全な経営体質を維持しているといえます。

キャッシュフロー

キャッシュ・フロー計算書を見ると、営業活動によるキャッシュ・フローは1億3,868万円の収入、投資活動によるキャッシュ・フローは1億1,382万円の支出となっています。この結果、現金及び現金同等物の四半期末残高は77億8,368万円となりました。

配当の支払額

キクカワエンタープライズは株主還元として、2022年6月に1株当たり70円、2022年11月に1株当たり35円の配当を実施しました。また、2023年6月に1株当たり90円、2023年11月に1株当たり35円の配当を行っています。安定的な配当を行っているほか、自己株式の取得も行っており、株主還元に力を入れている企業といえます。

今後の展望

木工機械分野では、国産木材の利用拡大に伴う設備需要の高まりが期待されます。また、工作機械分野では省力化投資や生産性向上に資する製品への需要が見込まれます。こうした市場環境を背景に、キクカワエンタープライズは中長期的な成長が期待できる企業といえるでしょう。

編集部のまとめ

キクカワエンタープライズ株式会社は、木工機械と工作機械を柱とする総合機械メーカーです。直近の決算では、増収増益と好調な業績を維持しており、財務体質も健全です。国内の木材利用拡大や設備投資需要の高まりを追い風に、今後も成長が期待できる企業だと言えるでしょう。

キクカワエンタープライズ株式会社の決算日や配当についてまとめました。

キクカワエンタープライズ株式会社の決算日は3月31日で、第3四半期の決算期間は2023年10月1日から2023年12月31日までとなっています。また、同社は株主還元として安定的な配当を行っており、2022年には1株当たり70円と35円、2023年には1株当たり90円と35円の配当を実施しています。業績好調を背景に、今後も株主還元の充実が期待できそうです。

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