株式会社コアの四半期決算が発表されました。この企業は、最先端のICT技術を活用して社会課題を解決するソーシャル・ソリューションメーカーとして注目されています。売上高は前年同期比4.4%増加の17,330百万円と好調に推移し、経常利益は2,275百万円と前年同期比9.5%増加と、着実な業績拡大が見られました。
企業情報
企業名: 株式会社コア
証券コード: E05332
決算期: 2024年3月期
株式会社コアの決算日・決算時期(スケジュール）は？
株式会社コアの決算は年4回の四半期決算を行っています。今回の決算は、2023年4月1日から2023年12月31日までの第3四半期の業績報告です。四半期報告書は2024年2月9日に公表されました。
主な事業
株式会社コアは、未来社会ソリューション事業、産業技術ソリューション事業、顧客業務インテグレーション事業の3つの事業セグメントを展開しています。環境やインフラ、医療分野などの社会課題解決から、製造業や金融業などの企業のDX支援まで、最先端のICT技術を活用したソリューションを提供しています。
今期の業績と利益率は？
当第3四半期では、売上高は17,330百万円と前年同期比4.4%増加、営業利益は2,220百万円と同9.2%増加と好調な業績を維持しています。特に産業技術ソリューション事業が18.7%増と大幅な伸びを示しました。これにより、営業利益率は12.8%と高い水準を保っています。
売上・利益の推移
直近3期の業績を見ると、売上高は前期比4.4%増の17,330百万円、経常利益は2,275百万円と堅調に推移しています。直近3期の売上高の平均成長率は約4.6%と、安定した成長を遂げています。利益面でも、経常利益率は13.1%とプロフィット面でも高い水準を維持しています。
四半期連結貸借対照表について
株式会社コアの財務体質は健全です。総資産は22,380百万円と前期末比で660百万円の増加、純資産は16,248百万円と前期末比で1,049百万円の増加となりました。自己資本比率は72.5%と高水準を維持しており、財務の健全性が高いことがわかります。
資産の部
資産の部では、流動資産が13,800百万円と前期末比672百万円の増加となりました。現金及び預金が524百万円増加したことが主な要因です。一方、固定資産は8,580百万円と12百万円減少しています。
負債の部
負債の部では、流動負債が5,443百万円と前期末比332百万円の減少、固定負債が688百万円と57百万円の減少となりました。全体として、負債合計は6,131百万円と前期末比389百万円減少しています。
純資産の部
純資産の部は、16,248百万円と前期末比1,049百万円の増加となりました。親会社株主に帰属する四半期純利益が1,573百万円あったことが主な要因です。自己資本比率は72.5%と高水準を維持しています。
ROAとROE
株式会社コアの収益性を示す指標として、ROA（総資産経常利益率）は10.2%、ROE（自己資本当期純利益率）は9.7%となっています。いずれも高い水準を維持しており、収益力の高さが伺えます。今後もこの水準を維持していくことが期待されます。
キャッシュフロー
株式会社コアのキャッシュフローは堅調に推移しています。当第3四半期では、営業活動によるキャッシュ・フローが1,086百万円の増加となっています。一方で、投資活動によるキャッシュ・フローは194百万円の減少となりました。この結果、現金及び現金同等物は6,111百万円と前期末から524百万円増加しています。良好なキャッシュポジションを維持しています。
配当の支払額
株式会社コアでは、株主還元の一環として、年2回の配当を実施しています。当第3四半期では、中間配当として1株当たり5円00銭の配当を実施しました。直近の期末配当も1株当たり40円00銭を予定しており、株主への利益還元に積極的です。
今後の展望
株式会社コアは、今後も「ソーシャル・ソリューションメーカー」を目指し、環境やインフラ、医療などの社会課題解決から企業のDX支援まで、様々なソリューションを提供していく方針です。新中期経営計画では、2026年3月期までに売上高300億円、営業利益40億円の達成を目標としています。このように、社会課題解決と企業価値向上の両立を目指す同社の取り組みに期待が高まっています。
編集部のまとめ
株式会社コアは、社会課題解決とサステナビリティ経営を両立する「ソーシャル・ソリューションメーカー」として高い評価を得ています。当第3四半期の業績は好調で、堅実な財務基盤と収益力の高さも特徴です。今後も環境やインフラ、医療分野などの社会課題解決や企業のデジタル変革支援を通じて、持続的な成長が期待されます。
株式会社コアの決算日や配当についてまとめました。
株式会社コアは、年4回の四半期決算を行っており、今回の決算は2023年4月1日から12月31日までの第3四半期の業績報告でした。配当は年2回実施しており、直近の中間配当は1株当たり5円00銭、期末配当も1株当たり40円00銭を予定するなど、株主還元にも積極的に取り組んでいます。
