株式会社アズジェントの第27期第3四半期決算まとめ・決算の発表日はいつ?配当や決算日

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株式会社アズジェントの2023年12月期第3四半期決算がアナウンスされました。サイバーセキュリティ分野に強みを持つアズジェントは、市場の変化に合わせて新商品の提供や基盤の強化を進めており、今期の業績に明るい材料が見られます。

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企業情報

企業名: 株式会社アズジェント
証券コード: 42880
決算期: 2023年3月31日期末

株式会社アズジェントの決算日・決算時期(スケジュール)は?

アズジェントの決算日は3月31日で、第3四半期(2023年10月1日~12月31日)の決算を2024年2月9日に発表しました。毎年4月1日から翌年3月31日までを1会計年度としています。

主な事業

アズジェントはネットワークセキュリティ事業を主軸に、企業や組織のセキュリティ対策をトータルに支援しています。セキュリティ商品の販売やクラウド型のセキュリティサービスの提供など、お客様のニーズに合わせた多様なソリューションを手がけています。近年は、IoTやコネクテッドカーなどの新分野でもセキュリティ製品を展開するなど、事業領域を拡大しています。

今期の業績と利益率は?

当第3四半期累計期間の売上高は17億65百万円となり、前年同期比で20.0%減少しました。一方で利益面では、営業損失が24億6百万円、経常損失が24億6百万円、四半期純損失が25億5百万円と赤字となりました。これは、新商品投入に向けたコストが先行して発生していることが主な要因です。

売上・利益の推移

アズジェントの過去3年間の売上高は28億33百万円(2022年3月期)、22億8百万円(2021年3月期)、24億40百万円(2020年3月期)と推移しています。一方で利益面では、2022年3月期に1億23百万円の経常損失、2021年3月期に1億1百万円の経常損失を計上するなど、安定した収益確保が課題となっています。

四半期連結貸借対照表について

アズジェントは四半期連結財務諸表を作成していないため、単体の四半期貸借対照表について確認しましょう。

資産の部

当第3四半期会計期間末の総資産は17億86百万円で、前事業年度末比で3億98百万円減少しています。主な減少要因は、売掛金が2億62百万円、商品及び製品が1億47百万円減少したことなどによるものです。

負債の部

負債合計は7億94百万円で、前事業年度末比で1億50百万円減少しました。買掛金が39百万円、前受金が89百万円減少したことが主な要因です。

純資産の部

純資産合計は9億91百万円で、前事業年度末比で2億47百万円減少しています。四半期純損失の計上に伴う利益剰余金の減少が主因です。自己資本比率は55.5%となりました。

ROAとROE

アズジェントのROA(総資産利益率)とROE(自己資本利益率)は、赤字計上により低水準で推移しています。2022年3月期のROAは-5.7%、ROEは-10.1%と厳しい状況ですが、2023年3月期の業績改善に向けた取り組みを進めています。収益性の向上と自己資本の拡大で、ROA、ROEの改善が期待されます。

キャッシュフロー

当第3四半期の四半期キャッシュ・フロー計算書は作成されていませんが、前年同期のキャッシュフロー状況から、営業活動によるキャッシュアウトが続いていると考えられます。今後の事業展開に向けた設備投資などにも留意が必要です。

配当の支払額

アズジェントは足元の業績が低迷しているため、当面の間、配当の支払いは見送る方針です。早期の業績回復と安定的な利益確保が、配当再開の条件となります。

今後の展望

アズジェントは新商品の投入や基盤強化の投資を進めており、中長期的な成長に向けた施策を実行しています。クラウド化の加速など市場環境の変化に対応し、最新のセキュリティニーズに応える製品やサービスの提供が重要です。業績回復と企業価値向上につなげていくことが期待されます。

編集部のまとめ

アズジェントは、サイバーセキュリティ分野に特化した企業として、市場ニーズの変化に合わせて事業の展開を進めています。足元の業績は厳しい状況ですが、新商品の投入や基盤強化への投資により、中長期的な成長への布石を打っていると言えます。セキュリティ市場の動向を注視しつつ、経営陣の戦略遂行に期待したいところです。

株式会社アズジェントの決算日や配当についてまとめました。

アズジェントの決算日は3月31日で、第3四半期(2023年10月1日~12月31日)の決算を2024年2月9日に発表しました。また、同社は足元の業績低迷から当面の間、配当の支払いを見送る方針です。早期の業績回復と安定的な利益確保が、配当再開の条件となります。

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