株式会社ミクニの第102期第3四半期決算まとめ・決算の発表日はいつ?配当や決算日

四半期報告書
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弊サイトは各企業の決算情報を元に決算に関するまとめ情報をご紹介しております。
詳細・正確な情報は対象企業の報告書をご確認ください。

最近発表された株式会社ミクニの四半期決算報告書をご紹介します。同社は自動車関連部品やガス機器などを製造・販売する老舗企業です。前期に比べ売上高が7%増加し、経常利益も21.4%増加と好調な業績を収めました。特に自動車関連部門が伸びており、中国やインドでの事業拡大にも期待がかかっています。今後の成長が注目されている企業の決算をチェックしてみましょう。

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企業情報

企業名: 株式会社ミクニ
証券コード: 72470
決算期: 3月期

株式会社ミクニの決算日・決算時期(スケジュール)は?

株式会社ミクニの決算日は3月31日で、定時株主総会は6月に開催されます。第2四半期末が9月末、第3四半期末が12月末となっており、四半期報告書の提出期限は各四半期末後45日以内となっています。

主な事業

株式会社ミクニは自動車関連部品の製造・販売を主力事業としています。具体的には四輪車・二輪車用の燃料供給装置や制御機器などを手がけています。また、ガス機器用の制御機器や、芝生管理機械、福祉介護機器などの製造・販売も行っています。これらのグローバル展開を強化することで、事業領域の拡大を目指しています。

今期の業績と利益率は?

当第3四半期連結累計期間の売上高は737億円となり、前年同期比で6.9%増加しています。特に自動車関連部品事業が好調で、売上高は前年同期比8.3%増となりました。一方で、ガス機器事業は中国の不動産不況の影響を受けて減収となりました。営業利益は21億円と前年同期比17.1%増、経常利益も18億円21.4%増と、全体としては収益性が改善されています。

売上・利益の推移

過去3年間の売上高は、938億円(2022年3月期)、690億円(2021年3月期)、693億円(2020年3月期)と推移しています。2022年3月期には前年同期比で35.8%増加しましたが、これは主に為替変動の影響によるものです。一方、利益面では2022年3月期に16億円の当期純損失を計上したものの、今期は4.9億円の親会社株主に帰属する四半期純利益を計上するなど、着実に回復してきています。

四半期連結貸借対照表について

資産の部

当第3四半期連結会計期間末の資産合計は1,173億円となり、前連結会計年度末に比べ172億円増加しています。流動資産は655億円で、現金及び預金が34億円、棚卸資産が65億円それぞれ増加しました。固定資産は517億円で、その他投資有価証券が34億円増加しています。

負債の部

負債合計は800億円と、前連結会計年度末から121億円増加しました。流動負債は508億円で、短期借入金が128億円増加しています。一方、固定負債は292億円で、長期借入金が24億円減少しています。

純資産の部

純資産合計は372億円と、前連結会計年度末から50億円増加しました。その他有価証券評価差額金が24億円、為替換算調整勘定が23億円それぞれ増加しています。

ROAとROE

株式会社ミクニのROA(総資産経常利益率)は前期の2.6%から当期1.6%に低下しています。これは、総資産が増加した一方で経常利益の伸び率が相対的に低かったためです。一方、ROE(自己資本利益率)は前期の△5.2%から当期1.3%に改善しました。自己資本が増加したことで自己資本利益率が高まったことが要因です。今後は収益力の向上とともに資産効率の改善にも取り組む必要があるでしょう。

キャッシュフロー

営業活動によるキャッシュ・フローは32億円のプラスとなりました。一方、投資活動によるキャッシュ・フローは51億円のマイナスで、主に有形固定資産の取得によるものです。財務活動によるキャッシュ・フローは92億円のプラスで、主に短期借入金の増加によるものです。全体としては34億円の現金及び現金同等物の増加となりました。

配当の支払額

株式会社ミクニは年2回(6月と12月)の配当を行っています。当期は1株当たり5円の中間配当を実施しており、年間配当見込額は1株当たり10円を予定しています。前期は1株当たり10円の年間配当でしたので、今期は同水準を維持する予定です。株主還元に注力しながら、今後の成長投資にも資金を振り向ける方針です。

今後の展望

株式会社ミクニは中長期的に自動車関連事業の強化に注力しています。中国やインドなどの新興国市場での販路拡大や、EVシフトに伴う新製品開発などに期待がかかっています。また、ガス機器事業でも収益性の改善に取り組むなど、事業ポートフォリオの最適化を図っていく方針です。先行きの不透明感はありますが、同社の成長戦略に注目が集まっています。

編集部のまとめ

株式会社ミクニは自動車関連部品を中心とした事業展開で着実な業績回復を遂げつつあります。特に自動車事業の好調さが目を引きます。一方で、ガス機器事業の収益性改善など課題も残されています。今後の成長投資と株主還元のバランスを取りながら、企業価値の向上に努めていくことが期待されます。

株式会社ミクニの決算日や配当についてまとめました。

株式会社ミクニの決算日は3月31日で、定時株主総会は6月に開催されます。年2回(6月と12月)の配当を行っており、当期は1株当たり5円の中間配当を実施しました。今期の年間配当は1株当たり10円を予定しており、前期と同水準を維持する方針です。株主還元に注力しつつ、成長投資にも資金を振り向けていきます。

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