タカノ株式会社の第71期第3四半期決算まとめ・決算の発表日はいつ?配当や決算日

四半期報告書
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詳細・正確な情報は対象企業の報告書をご確認ください。

タカノ株式会社の2023年12月期第3四半期決算報告書が発表されましたね。売上高は17,591百万円と前年同期比で14.6%もの大幅な増収となりました。半導体関連の需要増加に対応した生産体制の強化や、価格転嫁などの施策が功を奏したようです。利益面でも営業利益201百万円、経常利益313百万円と、前年同期から大幅な増益となりました。収益性の向上が見られる良好な決算内容でした。

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企業情報

企業名: タカノ株式会社
証券コード: 78850
決算期: 3月期

タカノ株式会社の決算日・決算時期(スケジュール)は?

タカノ株式会社の決算日は3月31日です。毎年5月頃に本決算、2月頃に第3四半期決算の発表を行っています。

主な事業

タカノ株式会社は、オフィス用椅子、福祉・医療施設向け椅子、体外診断用医薬品、液晶・半導体検査装置、電磁アクチュエータ・ユニット、カーポート、テラス、オーニングなどを製造・販売する総合メーカーです。主力の「住生活関連機器」事業のほか、半導体・電池関連の「検査計測機器」事業、産業機器事業なども手掛けています。

今期の業績と利益率は?

今期第3四半期の業績は、売上高17,591百万円と前年同期比14.6%の大幅増収となりました。利益面でも営業利益201百万円(前年同期比62.3%増)、経常利益313百万円(同59.9%増)と、増益傾向が続いています。営業利益率は1.1%、経常利益率は1.8%と、若干の改善が見られるものの、依然低い水準にあります。今後、さらなる利益率向上に向けた取り組みに期待が高まっています。

売上・利益の推移

タカノ株式会社の売上高は、2023年3月期は23,037百万円と前期比14.6%の大幅増収となりました。利益面では、営業利益が332百万円、経常利益が610百万円、親会社株主に帰属する当期純利益が1,029百万円と、それぞれ大幅な増益となっています。足元の第3四半期では、引き続き好調な業績を維持しています。

四半期連結貸借対照表について

タカノ株式会社の総資産は38,321百万円と、前期末比1,059百万円減少しています。流動資産は24,435百万円、固定資産は13,886百万円となっています。一方、負債は7,297百万円と前期末比1,396百万円減少し、自己資本比率は81.0%と高水準を維持しています。財務体質の健全性が高いことがわかります。

資産の部

流動資産は前期末比663百万円減少の24,435百万円となりました。現金及び預金が1,506百万円増加した一方で、受取手形、売掛金及び契約資産が1,901百万円減少したことが主な要因です。固定資産は396百万円減少の13,886百万円です。

負債の部

流動負債は1,366百万円減少の6,325百万円、固定負債は35百万円減少の972百万円となりました。支払手形及び買掛金、電子記録債務、契約負債などの減少により、負債全体で1,396百万円の減少となりました。

純資産の部

純資産は30,686百万円から31,023百万円に336百万円増加しています。その他有価証券評価差額金の増加により、自己資本比率は77.9%から81.0%に上昇しました。健全な財務体質が維持されています。

ROAとROE

タカノ株式会社のROA(総資産利益率)は前期2.6%から、第3四半期累計では2.2%となっています。一方、ROE(自己資本利益率)は前期1.7%から2.7%へと改善しています。これは、利益の伸びが自己資本の伸びを上回ったことによるものです。今後は、更なる収益力の向上とともに、資産効率の改善にも注力していく必要があるでしょう。

キャッシュフロー

タカノ株式会社の第3四半期累計期間のキャッシュ・フローは、営業活動によるキャッシュ・フローが1,825百万円のプラスとなっています。一方で、投資活動によるキャッシュ・フローは393百万円のマイナス、財務活動によるキャッシュ・フローは921百万円のマイナスとなっています。全体としては、1,506百万円の現金及び預金の増加となりました。設備投資や配当金の支払いなどがあったものの、営業活動のキャッシュ・インが大きかったことで、全体としては良好な水準を維持できています。

配当の支払額

タカノ株式会社は、前期(2023年3月期)の期末配当金として1株当たり36円を支払いました。また、当期(2024年3月期)の中間配当金として1株当たり18円を支払っています。業績が順調に推移していることから、株主還元の強化も期待されています。

今後の展望

タカノ株式会社は、オフィス向けや半導体・電池関連などの成長市場でのシェア拡大に注力しています。新製品開発や生産体制の強化を進め、さらなる業績向上につなげていく方針です。また、原材料価格高騰への対応として、製品価格の適正化にも取り組んでいきます。今後も、収益力と財務体質の強化を目指し、企業価値の向上に尽力していくものと期待されます。

編集部のまとめ

今回のタカノ株式会社の決算は、半導体関連需要の伸長などを背景とした着実な業績拡大が確認できました。収益性の向上にも一定の進展が見られ、経営基盤の強化が進んでいると評価できるでしょう。今後も、成長市場への対応力と収益力のさらなる向上に期待が高まっています。

タカノ株式会社の決算日や配当についてまとめました。

タカノ株式会社の決算日は3月31日です。年2回の決算発表を行っており、通期決算が5月頃、第3四半期決算が2月頃に発表されます。また、配当金は中間配当が1株当たり18円、期末配当が36円となっています。業績の回復を受けて、株主還元の充実が期待されています。

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