ダイワボウホールディングスの最新決算報告が発表されました!売上高は675,271百万円と前年同期比5.9%の増加となり、経常利益も19,147百万円と5.2%の増益を達成しています。
この決算内容を詳しく見ていきましょう。
企業情報
企業名: ダイワボウホールディングス株式会社
証券コード: 31070
決算期: 2023年3月期
ダイワボウホールディングス株式会社の決算日・決算時期(スケジュール)は?
ダイワボウホールディングス株式会社は、3月31日を決算日としています。
四半期決算は、6月、9月、12月の各最終日を基準に発表しています。
主な事業
ダイワボウホールディングス株式会社は、ITインフラ流通事業、繊維事業、産業機械事業を主な事業として展開しています。
ITインフラ流通事業では、PCやタブレットなどの電子機器の販売や、クラウドサービスなどのITソリューションの提供を行っています。
繊維事業では、合繊や不織布、衣料品などの製造・販売を行っています。
産業機械事業では、工作機械や自動機械の製造・販売を行っています。
今期の業績と利益率は?
ダイワボウホールディングスの当第3四半期連結累計期間の売上高は675,271百万円と前年同期比5.9%の増加となりました。
一方で、営業利益は18,913百万円と6.4%の増加、経常利益は19,147百万円と5.2%の増加となっています。
このように、売上増加とともに収益性も改善している良好な決算内容となっています。
売上・利益の推移
ダイワボウホールディングスの直近3年間の売上高と利益の推移を見ると、売上高は増加傾向にあります。
また、経常利益は28,608百万円と過去最高を記録する一方で、当第3四半期連結累計期間の経常利益は19,147百万円とやや減少していますが、依然として高水準を維持しています。
今後も、成長戦略を着実に実行し、売上と利益の向上を目指していくことが期待されます。
四半期連結貸借対照表について
ダイワボウホールディングスの当第3四半期連結会計期間末の総資産は388,697百万円と前連結会計年度末に比べて17,991百万円減少しています。
一方、負債は252,932百万円と前連結会計年度末に比べて9,794百万円減少し、純資産は135,764百万円と前連結会計年度末に比べて8,197百万円減少しています。
資産の部
流動資産は、受取手形及び売掛金の減少などにより、前連結会計年度末より4,638百万円減少しています。
固定資産は、有形固定資産が減少したことなどにより、前連結会計年度末より13,353百万円減少しています。
負債の部
流動負債は、支払手形及び買掛金の減少などにより、前連結会計年度末より8,952百万円減少しています。
固定負債は、長期借入金の増加などにより、前連結会計年度末より842百万円増加しています。
純資産の部
純資産は、利益剰余金の減少などにより、前連結会計年度末より8,197百万円減少しています。
自己資本比率は34.7%と、健全な財務体質を維持しています。
ROAとROE
ダイワボウホールディングスのROA(総資産利益率)は4.9%、ROE(自己資本利益率)は△3.1%となっています。
ROAは前年同期と同水準を維持しているものの、ROEはマイナスとなっています。
これは、減損損失の計上などで親会社株主に帰属する四半期純損失が発生したことが影響しています。
今後は、収益力の強化や財務体質の改善などにより、両指標の改善が期待されます。
キャッシュフロー
当第3四半期連結累計期間のキャッシュ・フローの状況を見ると、営業活動によるキャッシュ・フローは15,395百万円の収入となっています。
投資活動によるキャッシュ・フローは6,440百万円の支出、財務活動によるキャッシュ・フローは3,125百万円の支出となりました。
これらの結果、現金及び現金同等物の当第3四半期連結会計期間末残高は61,962百万円となっています。
配当の支払額
ダイワボウホールディングスは、1株当たり年間配当金が64円と前期から2円増配しています。
当第3四半期連結累計期間の配当金の総額は5,988百万円となっています。
今後も、株主への利益還元を重視していくことが期待されます。
今後の展望
ダイワボウホールディングスは、2022年3月期から始まる中期経営計画において、「次世代成長ドライバーの創出」「リーディングカンパニーとしての新たな社会作りへの貢献」「経営基盤変革」を掲げ、企業価値の向上に取り組んでいます。
今後は、成長分野への投資や経営効率化、さらなる事業ポートフォリオの見直し等に期待が高まっています。
編集部のまとめ
ダイワボウホールディングスの2023年3月期第3四半期決算では、売上高が5.9%増加、利益も増益となり、堅調な業績を維持しています。
一方で、事業ポートフォリオの見直しに伴う減損損失の計上により、親会社株主に帰属する四半期純損失を計上しています。
今後は、成長分野への投資や事業構造の改革などにより、持続的な企業価値の向上が期待されます。
ダイワボウホールディングス株式会社の決算日や配当についてまとめました。
ダイワボウホールディングス株式会社の決算日は3月31日で、四半期決算は6月、9月、12月の各最終日を基準に発表しています。
また、1株当たり年間配当金は64円と前期から2円増配しており、株主への利益還元を重視しています。
今後の成長分野への投資や事業構造の改革に期待が高まっています。