ダイショー(2816)はどんな会社?株主優待の前に知っておきたい企業概要
株式会社ダイショーは、「おいしさで・しあわせをつくる」を企業理念に掲げる調味料メーカーです。東京都墨田区と福岡市東区に本社を構え、東京証券取引所スタンダード市場に上場しています(証券コード:2816)。
主力商品には、スーパーでおなじみの「秘伝 焼肉のたれ」「味・塩こしょう」「鍋スープ」シリーズなどがあり、いずれも業界に先駆けて市場を創造してきたロングセラー商品です。全国6営業部・9支店・23営業所の営業ネットワークを持ち、量販店を中心に幅広い流通チャネルで商品を展開しています。
製造面では、東日本の「関東工場」、西日本の「九州工場」「福岡工場」「福岡第二工場」の計4工場体制で安定した生産を行っています。焼肉のたれやステーキソース、粉末調味料、鍋スープ、ドレッシングなど多彩なラインナップを取り揃え、食卓に欠かせない存在となっています。
ダイショーの株主優待制度|もらえる優待品の内容と条件
ダイショーの株主優待は、自社製品の詰め合わせがもらえることで個人投資家から根強い人気があります。日常使いできる調味料や鍋スープなどの実用的な商品が届くため、「届いてうれしい優待」として評価が高いのが特徴です。
権利確定日
ダイショーの株主優待は、年2回受け取るチャンスがあります。
- 3月31日(3月末権利確定)
- 9月30日(9月末権利確定)
それぞれの権利確定日時点で、所定の株数を保有していれば優待を受け取ることができます。年2回の優待があるのは、投資家にとって大きな魅力のひとつです。
保有株数ごとの優待内容
保有する株式数に応じて、もらえる自社製品詰め合わせの金額が変わります。
- 100株以上500株未満:1,000円相当の自社製品詰め合わせ
- 500株以上1,000株未満:2,000円相当の自社製品詰め合わせ
- 1,000株以上5,000株未満:3,000円相当の自社製品詰め合わせ
- 5,000株以上:6,000円相当の自社製品詰め合わせ
最低投資単位の100株から優待を受けられるのは、少額投資家にとってうれしいポイントです。年2回の優待を合わせると、100株保有でも年間2,000円相当の自社製品を受け取れる計算になります。
ダイショーの株主優待はいつ届く?届く時期と届く中身
届く時期の目安
権利確定日から届くまでの期間は、以下のとおりです。
- 3月末確定分:6月下旬ごろ届く
- 9月末確定分:11月下旬ごろ届く
権利確定からおよそ2〜3か月後に届くイメージです。届く時期が季節に合った商品構成になっているのも、ダイショーらしい配慮といえます。
実際に届く優待品の中身
届く優待品の内容は時期によって異なりますが、実際に届いた内容として以下のようなラインナップが報告されています。
6月に届く夏向けセット(3月権利分)の一例:
- 焼肉一番
- もやし炒めのたれ
- 味・塩こしょう
- キムチ鍋スープ
11月に届く冬向けセット(9月権利分)の一例:
- 博多もつ鍋スープ
- 手羽唐のたれ
- 味・塩こしょう
- うにく用ソース
冬の時期にはお鍋に使えるスープが入っているなど、季節に合わせた商品が届くのは実用的でうれしいところです。「○○の素」系のパパっと調理できるおかずの素が多く、忙しい家庭の食卓にぴったりという声も多く聞かれます。
ダイショーの株主優待が変わる?制度変更のポイントを整理
ダイショーは株主優待制度の変更を発表しています。今後投資を検討している方は、この変更点をしっかり押さえておきましょう。
新制度の主な変更点
新しい優待制度では、以下のような変更が予定されています。
- 最低保有株数の引き上げ:従来の100株以上から300株以上へ
- 継続保有条件の追加:1年以上の継続保有が新たに必要に
- 優待内容の変更:自社製品詰め合わせから優待カタログギフト方式へ
- オンラインストアクーポンの新設:年2回(6月20日・12月20日基準)、300株以上保有の株主に自社オンラインストアで使えるクーポンを贈呈
変更による影響
新制度への変更にあたって注意すべきポイントは以下のとおりです。
保有株数の条件が厳しくなる点が最も大きな変更です。これまでは100株あれば優待を受け取れましたが、新制度では300株以上が必要になります。加えて、1年以上の継続保有条件が加わるため、権利確定日直前に株を買って優待だけ受け取る「クロス取引」がしにくくなる点は意識しておきたいところです。
一方で、カタログギフト方式になることで、届く商品を自分の好みに合わせて選べるようになるのはメリットといえます。さらに、オンラインストアクーポンの新設により、普段からダイショー製品を愛用している方にとっては利便性が高まりそうです。
ダイショーの配当金はいくら?配当利回りと配当方針
株主優待と並んで、個人投資家が気になるのが配当金です。ダイショーの配当情報を整理します。
配当金の水準
- 1株あたり配当金(予想):18.00円
- 配当利回り:約1.28%
- 配当性向:約37.9%
配当利回りだけを見ると高配当銘柄とはいえませんが、年2回の株主優待を加味した総合利回りで考えると魅力が高まります。100株保有の場合、配当金1,800円に加え、優待品が年間2,000円相当となるため、合計で3,800円相当のリターンが見込めます。
配当方針
ダイショーは「長期にわたり安定的な配当を継続すること」を基本方針としています。業績の見通し、配当性向、内部留保の水準などを総合的に判断しながら、株主への利益還元に努める姿勢を示しています。急激な増配こそないものの、安定的な配当を重視する方針は、長期保有を前提とした投資家にとって安心材料のひとつです。
ダイショーの業績と投資指標をチェック
優待銘柄に投資する際にも、企業の業績や投資指標はしっかり確認しておきたいところです。
直近の業績
- 売上高:262億41百万円(前期比103.5%)
- 営業利益:6億56百万円(前期比73.7%)
- 経常利益:6億73百万円(前期比74.8%)
売上高は二期連続の増収を達成しており、平均増収率は約5.95%と堅調です。一方、営業利益は前期比で減益となっています。これは、原材料価格や製造コストの上昇が利益面を圧迫していることが主な要因と考えられます。
主な投資指標
- 株価:約1,408円
- 時価総額:約139億円
- PER(株価収益率):32.4倍
- PBR(株価純資産倍率):1.38倍
- ROA(総資産利益率):2.61%
- ROE(自己資本利益率):4.74%
PERは32.4倍とやや高めの水準ですが、これは優待人気による個人投資家の買いが株価を下支えしている側面もあると考えられます。PBRは1.38倍で、解散価値に対して大幅な割高感はありません。
ダイショー株を優待目的で保有するメリット
ダイショーの株主優待を目的に投資することには、いくつかのメリットがあります。
年2回届く実用的な自社製品
優待品は日常の食卓で使える調味料や鍋スープです。届いた商品をそのまま料理に活用でき、家計の節約にもつながります。優待で届くのが食品であるため、「もらったけど使い道がない」ということが起こりにくく、実用性の高さが最大のメリットといえます。
最低投資金額が比較的手頃
株価が約1,408円の場合、100株の取得に必要な投資額は約14万円です。株主優待がある食品メーカーの中でも、比較的手頃な価格帯で始められるのは魅力です。
知名度の高いブランド力
「秘伝 焼肉のたれ」や「味・塩こしょう」など、ダイショーの商品はスーパーの調味料コーナーでよく見かけるロングセラーばかりです。消費者に広く認知されたブランドを持つ企業への投資は、事業の安定性という点で安心感があります。
安定した配当方針
劇的な増配こそないものの、安定的な配当を継続するという方針は、長期保有でコツコツとリターンを積み上げたい投資家にとって向いています。優待と配当を合わせた総合リターンで考えることで、投資の魅力が高まります。
ダイショー株の注意点とリスク
一方で、投資にあたって知っておくべき注意点もあります。
利益面の動向に注意
売上は増収傾向にあるものの、営業利益は減益基調です。原材料費や物流コストの上昇が利益を圧迫しており、今後の価格転嫁や原価低減の取り組みが業績改善の鍵となります。業績の動向には定期的に目を配っておくことが大切です。
優待制度変更への対応
前述のとおり、最低保有株数が300株以上に引き上げられ、1年以上の継続保有条件が追加される変更が予定されています。現在100株で優待を受けている方は、今後の対応を検討する必要があります。300株取得には約42万円の投資資金が必要となるため、投資額の増加も考慮に入れましょう。
流動性の観点
時価総額が約139億円と中小型株に分類されるため、大型株と比べると出来高が少なめです。まとまった株数を売買する際には、約定までに時間がかかったり、株価が動いたりする可能性がある点は留意しておきましょう。
ダイショー株主優待の取得方法と手順
ここでは、ダイショーの株主優待を実際に取得するまでの流れを確認しておきます。
ステップ1:証券口座を開設する
まだ証券口座を持っていない方は、まず証券会社で口座を開設します。ネット証券であれば、手数料が安く、スマートフォンからでも手軽に取引ができます。
ステップ2:ダイショー株を購入する
証券コード「2816」で検索し、ダイショーの株式を購入します。優待を受けるためには、権利確定日(3月末・9月末)の2営業日前(権利付最終日)までに購入を完了しておく必要があります。
ステップ3:権利確定日まで保有する
権利付最終日の取引終了時点で株式を保有していれば、株主名簿に記載され、優待の権利を得られます。新制度では1年以上の継続保有が条件となるため、長期保有を前提として余裕を持った購入がおすすめです。
ステップ4:優待品が届くのを待つ
権利確定後、3月末分は6月下旬、9月末分は11月下旬をめどに自宅に届きます。届いたダイショー製品を日々の料理に活用しましょう。
ダイショーの株主優待はどんな人に向いている?
ダイショーの株主優待は、以下のような投資家に特に向いています。
- 日常使いできる実用的な優待がほしい方:調味料やスープなど、毎日の食事に使える商品が届きます
- 少額から優待投資を始めたい方:約14万円から優待の権利を取得できるため、初めての優待投資にも適しています
- 長期保有でじっくり資産を育てたい方:安定配当と年2回の優待を合わせて、長期視点でリターンを積み上げられます
- 料理好きの方や自炊をされる方:届いた調味料をさまざまな料理に活用でき、新しい味付けの発見にもつながります
まとめ
ダイショー(2816)は、「秘伝 焼肉のたれ」や「味・塩こしょう」などのロングセラー調味料で知られる食品メーカーです。株主優待では年2回、自社製品の詰め合わせがもらえるため、日々の食卓で実際に使える実用的な優待として人気があります。100株・約14万円からスタートでき、配当金と合わせた総合リターンも魅力的です。ただし、今後は最低保有株数が300株以上に引き上げられ、1年以上の継続保有条件が追加される制度変更が予定されているため、これから取得を考えている方は変更後の条件を踏まえた投資判断が重要です。安定した配当方針と実用性の高い優待品を兼ね備えたダイショーは、長期保有でコツコツと優待と配当を受け取りたい投資家にとって、検討する価値のある銘柄といえるでしょう。
ダイショー(2816)の株主優待を徹底解説|優待内容・条件・届く時期までをまとめました
ダイショーの株主優待は、年2回(3月末・9月末)の権利確定で自社製品詰め合わせがもらえる制度です。100株以上で1,000円相当、5,000株以上で6,000円相当の調味料や鍋スープが届きます。届く時期は3月権利分が6月下旬、9月権利分が11月下旬が目安です。今後の制度変更では300株以上・1年以上継続保有が条件となり、カタログギフト方式への移行やオンラインストアクーポンの新設が予定されています。株価は約1,408円、配当利回りは約1.28%で、安定配当方針を掲げています。日常的に使える食品優待として実用性が高く、長期保有志向の投資家に適した銘柄です。














