株式会社 アドバネクスの第76期第3四半期決算まとめ・決算の発表日はいつ?配当や決算日

四半期報告書
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詳細・正確な情報は対象企業の報告書をご確認ください。

株式会社アドバネクスの2023年12月期第3四半期決算が発表されました。同社は自動車部品や精密部品の製造を主な事業としており、このたびの決算では売上高が前年同期比9.6%増加し、営業利益や経常利益も大幅に改善する好業績となりました。また、新興国や成長分野での販路拡大や生産性向上にも取り組んでおり、今後の更なる業績向上が期待されています。

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企業情報

企業名: 株式会社 アドバネクス
証券コード: 59980
決算期: 3月期

株式会社 アドバネクスの決算日・決算時期(スケジュール)は?

株式会社アドバネクスの決算日は3月31日で、2023年12月期第3四半期の決算報告書は2024年2月13日に提出されています。毎年6月に本決算の取締役会・株主総会を開催し、3月期の通期業績を報告しています。また、四半期決算も毎年4月、7月、10月に発表されています。

主な事業

株式会社アドバネクスは、精密ばね、インサート成形品、その他の部品等を製造・販売する総合部品メーカーです。自動車、OA機器、家電、医療機器などの分野で幅広い製品を展開しています。特に自動車業界向けの事業が大きな柱となっており、国内外の生産拠点を通じて顧客ニーズに対応しています。近年は医療機器や航空機分野への進出にも注力しており、事業の多角化を図っています。

今期の業績と利益率は?

2023年12月期第3四半期の業績は売上高が前年同期比9.6%増の199億37百万円と好調でした。また、営業利益は2億39百万円(前年同期は1億38百万円の損失)、経常利益は4億39百万円(前年同期比34.3%増)と大幅に改善しています。利益率についても、経常利益率は2.2%と前年同期から上昇しています。

売上・利益の推移

過去3年間の業績を見ると、2023年3月期は売上高が246億円、経常利益が5億85百万円と高い水準を維持しています。一方、2022年3月期は新型コロナの影響もあり、売上高が181億円、経常利益が3億27百万円と減収減益となっていました。今回の2023年12月期第3四半期は売上高、利益ともに前年同期を上回る好業績です。

四半期連結貸借対照表について

2023年12月期第3四半期末の総資産は277億96百万円で、前期末比13億25百万円増加しています。資産の部では、現金及び預金が7億25百万円、受取手形及び売掛金が4億69百万円増加しました。一方、負債の部では支払手形及び買掛金が2億31百万円、電子記録債務が1億2百万円増加しています。純資産は77億41百万円と前期末比5億19百万円増加しました。

資産の部

2023年12月期第3四半期の資産合計は277億96百万円で、前期末比13億25百万円増加しています。流動資産は13億74百万円増加し、現金及び預金が7億25百万円、受取手形及び売掛金が4億69百万円増加しました。一方、固定資産は49百万円減少しています。

負債の部

負債合計は200億54百万円で、前期末比8億6百万円増加しました。支払手形及び買掛金が2億31百万円、電子記録債務が1億2百万円増加しています。また、借入金も3億61百万円増加しています。

純資産の部

純資産合計は77億41百万円で、前期末比5億19百万円増加しました。主な要因は、親会社株主に帰属する四半期純利益1億66百万円の計上と為替換算調整勘定の3億89百万円増加です。この結果、自己資本比率は27.8%となっています。

ROAとROE

株式会社アドバネクスのROA(総資産経常利益率)は、前年同期の1.2%から当期の1.6%に上昇しています。これは経常利益が増加したことが主な要因です。一方、ROE(自己資本利益率)は前年同期の△0.5%から当期の2.1%と改善しています。これは親会社株主に帰属する四半期純利益が黒字に転じたことで、自己資本が増加したことが主な理由です。

キャッシュフロー

2023年12月期第3四半期のキャッシュ・フローの状況は開示されていませんが、前期実績では営業活動によるキャッシュ・フローが14億円の収入、投資活動によるキャッシュ・フローが14億円の支出、財務活動によるキャッシュ・フローが3億円の収入となっています。今後の設備投資や借入金返済などにより、キャッシュ・フローの推移に注目が必要です。

配当の支払額

株式会社アドバネクスは、2023年6月29日開催の定時株主総会で1株当たり12円の期末配当を実施しました。前期の1株当たり10円から増配となりました。同社は業績の回復基調を受けて、株主還元の強化に取り組んでいる模様です。

今後の展望

株式会社アドバネクスは、自動車市場の回復と医療分野の需要拡大を背景に、更なる業績向上を目指しています。自動車用部品の生産能力増強や、医療機器・航空機分野への事業領域の拡大に取り組むほか、生産性向上による収益性の改善にも注力していきます。同社は、国内外の成長市場での販路拡大と収益基盤の強化により、中長期的な企業価値向上につなげていくことが期待されます。

編集部のまとめ

株式会社アドバネクスの2023年12月期第3四半期決算は、売上高、利益ともに前年同期を大幅に上回る好業績でした。自動車市場の回復と新興国や成長分野での販路拡大が奏功し、収益性の改善に寄与したものと考えられます。今後も引き続き、事業の多角化や生産性向上を通じて、持続的な成長と安定的な株主還元の実現が期待されます。

株式会社 アドバネクスの決算日や配当についてまとめました。

株式会社アドバネクスの決算日は3月31日で、本決算の取締役会・株主総会は毎年6月に開催されています。2023年6月29日の定時株主総会では1株当たり12円の期末配当が決議されるなど、同社は業績の回復を受けて株主還元の強化に取り組んでいます。今後も堅調な業績を維持し、株主への安定的な配当の継続が期待されます。

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