飲食・外食業界の株主優待は、割引券や食事券、飲食提供など日常生活で活用できる優待が豊富です。少額の投資で始めたい個人投資家にとって、100株から購入できる飲食・外食企業は格好の選択肢。うどん店から高級焼肉店まで、多様な飲食体験を優待で享受できるのが魅力です。本記事では、100株の少額投資で購入でき、実用的で人気の高い飲食・外食企業10社を厳選してご紹介します。各企業の優待内容や利用方法の特徴を把握し、あなたにぴったりな投資先を見つけてください。
1. アイ・ケイ・ケイホールディングス (2198)

地方都市を中心にゲストハウスウエディング企画、介護施設、食品事業を展開するアイ・ケイ・ケイ。フレンチの鉄人・坂井宏行氏がプロデュースするレストラン「ラ・ロシェル」での食事ができるほか、グループ施設でのレストラン優待食事券も魅力。少額投資でプレミアムな食事体験が可能です。
株主優待の中身
- 100株以上:お菓子2,200円相当(1年以上継続保有時)
- 100株以上:レストラン優待食事券3枚(ラ・ロシェル・グループ施設で利用)
- 500株以上:お菓子3,800円相当(1年以上継続保有時)
- 1,000株以上:ギフト6,500円相当(1年以上継続保有時)
- 5,000株以上:ギフト11,500円相当(1年以上継続保有時)
こんな人におすすめ
特別な日の食事を優待でまかないたい人、長期保有でお菓子やギフトをコツコツ受け取りたい投資家。継続保有3年で優待内容がアップグレードされるため、長期投資向き。
| 最低投資額(目安) | ¥80,100 (100株〜) |
| 優待内容(要旨) | 100株→お菓子・食事券、500株→お菓子、1,000株→ギフト |
| 権利確定月 | 4月 |
| 長期保有特典 | あり(1年以上継続保有で内容アップ) |
| 単元株数 | 100株 |
最低投資額が¥80,100と10社の中で最も手頃。継続保有でお菓子からギフトへアップグレードされる仕組みが、長期投資のモチベーション。
2. すかいらーくホールディングス (3197)

ファミレス最大手として「ガスト」を中心に全国展開。年2回(6月・12月)に分けて食事券をもらえるため、定期的に割引が使える仕組みが魅力。スマートフォンの電子チケット対応で、紙券がなくても利用可能です。
株主優待の中身
- 100株以上:年間4,000円相当(6月・12月各2,000円)
- 300株以上:年間10,000円相当(6月・12月各5,000円)
- 500株以上:年間16,000円相当(6月・12月各8,000円)
- 1,000株以上:年間34,000円相当(6月・12月各17,000円)
- 利用可能店舗:ガスト・すかいらーくレストランツ・資さんうどん等
こんな人におすすめ
ガストなど身近なファミレスをよく利用する人。年2回の配当で通年にわたって割引が使える仕組みは、定期的な外食費削減に最適。初心者でも店舗数が多く使いやすい。
| 最低投資額(目安) | ¥302,000 (100株〜) |
| 優待内容(要旨) | 100株→年4,000円、300株→年10,000円、500株→年16,000円 |
| 権利確定月 | 6月、12月 |
| 長期保有特典 | なし |
| 単元株数 | 100株 |
年2回の定期配当で、半年ごとに確実に割引が手元に届く。電子チケット対応で利用が簡単。
3. サッポロホールディングス (2501)

ビール大手のサッポロが展開する食品・飲料・外食事業。ビール詰合せセットと食品詰合せの選択制により、家族の好みに合わせた優待選択が可能。200株以上でサッポロライオン・新星苑での食事割引券も付与される点が高評価。
株主優待の中身
- 100株以上(3年未満保有):ビール詰合せ(4本)または食品・飲料詰合せ(1,000円相当)から1点選択
- 100株以上(3年以上保有):ビール詰合せ(6本)または食品・飲料詰合せ(1,500円相当)から1点選択
- 200株以上:サッポロライオン・新星苑での食事割引券5枚(1回の割引限度額1万円)
- 1,000株以上(3年以上保有):ビール詰合せ(20本)または食品詰合せ(4,500円相当)から1点選択
こんな人におすすめ
ビール好きな人や食品詰合せ派まで対応。200株以上で高級レストランの割引券が手に入る。3年以上保有で優待内容が大幅アップするため、中期・長期投資家向け。
| 最低投資額(目安) | ¥175,300 (100株〜) |
| 優待内容(要旨) | 100株→ビール/食品詰合せ、200株→食事割引券5枚、1,000株→ビール詰合せ |
| 権利確定月 | 12月 |
| 長期保有特典 | あり(3年以上保有で内容アップ) |
| 単元株数 | 100株 |
ビールか食品の選択制で、家庭の実情に合わせた優待選択が可能。200株で高級レストラン割引もゲット。
4. 柿安本店 (2294)

松阪牛で知られる精肉店の老舗。和菓子、総菜、レストランも展開する食品総合企業です。1,000株以上で松阪牛すき焼きやしゃぶしゃぶが選べる「グルメフリーチョイス」は、上質な食事体験の象徴。レストラン・惣菜店・和菓子店で使える利用券もあり、複数の店舗形態で活用できます。
株主優待の中身
- 100株以上:利用券2枚(1,000円相当、500円/枚)+ グルメフリーチョイス引換券1枚(10,000円相当)
- 300株以上:利用券6枚(3,000円相当)
- 500株以上:利用券10枚(5,000円相当)
- 1,000株以上:グルメフリーチョイス引換券1枚(10,000円相当)
- 2,000株以上:利用券16枚 + グルメフリーチョイス1枚
- 100株以上で2年以上保有:利用券追加1枚(500円相当)
こんな人におすすめ
上質な食事体験を求める投資家、特に松阪牛などプレミアム食材への関心層。長期保有で追加の利用券がもらえるため、継続保有のモチベーション継続。
| 最低投資額(目安) | ¥259,700 (100株〜) |
| 優待内容(要旨) | 100株→利用券・グルメ引換券、500株→利用券、1,000株→グルメ引換券 |
| 権利確定月 | 4月 |
| 長期保有特典 | あり(2年以上保有で追加利用券) |
| 単元株数 | 100株 |
松阪牛すき焼きなど、プレミアムな食事体験がリーチ可能。レストラン・惣菜・和菓子と複数の店舗形態で活用できる利用券がメリット。
5. フジオフードグループ本社 (2752)

関西発祥の「まいどおおきに食堂」など大衆セルフ食堂をFC・直営展開。リーズナブルな価格帯で年2回(6月・12月)に優待が配分される仕組みが特徴。自社PB商品か食事券から選択できるため、利用スタイルに合わせた活用が可能。
株主優待の中身
- 100株以上:自社PB商品または食事券3,000円相当から1点選択(6月・12月各1回、計年2回)
- 300株以上:自社PB商品または食事券6,000円相当から1点選択
- 1,000株以上:自社PB商品または食事券12,000円相当から1点選択
- 申込書は9月(6月権利確定分)・1月末(12月権利確定分)に発送
こんな人におすすめ
日常的な外食費を削減したい人向け。大衆食堂でのお得な外食体験と、食事券の柔軟な活用が両立。年2回の配分で通年にわたって優待が使える。
| 最低投資額(目安) | ¥109,900 (100株〜) |
| 優待内容(要旨) | 100株→年3,000円(選択制)、300株→年6,000円、1,000株→年12,000円 |
| 権利確定月 | 6月、12月 |
| 長期保有特典 | なし |
| 単元株数 | 100株 |
最低投資額が¥109,900と手頃で、年2回の配分。食事券と自社PB商品の選択制で、柔軟な活用が可能。
6. ホットランドホールディングス (3196)

たこ焼き「築地銀だこ」を軸に、たい焼やレストラン、リゾート施設を展開。年2回(6月・12月)に食事券がもらえ、ホットランドグループ全体で使える汎用性が高評価。身近なホットランド各店舗での気軽な外食に最適。
株主優待の中身
- 100株以上:1,500円相当(6月・12月各1,500円、年間3,000円相当)
- 500株以上:7,500円相当(6月・12月各7,500円、年間15,000円相当)
- 1,000株以上:15,000円相当(6月・12月各15,000円、年間30,000円相当)
- 利用可能施設:ホットランドグループ各店舗(一部利用不可店舗あり)
こんな人におすすめ
築地銀だこなど身近なホットランド店舗をよく利用する人。年2回配分で通年にわたって割引が手に入る。スタンダードな投資層向け。
| 最低投資額(目安) | ¥156,200 (100株〜) |
| 優待内容(要旨) | 100株→年3,000円、500株→年15,000円、1,000株→年30,000円 |
| 権利確定月 | 6月、12月 |
| 長期保有特典 | なし |
| 単元株数 | 100株 |
築地銀だこなど身近な店舗で、年2回にわたって定期的に割引が使える。500株でも年15,000円相当と高い還元率。
7. 鉄人化ホールディングス (2404)

カラオケ店「鉄人」を軸に、美容、レストラン、スポーツ配信も展開。10社の中で最も低額な¥56,100で投資開始でき、優待券でカラオケや飲食割引が使える手軽さが魅力。ラーメンギフトセットやスパークリングワインチケットの選択肢も豊富です。
株主優待の中身
- 100株以上:スパークリングワインチケットまたは直久「ラーメンギフトセット」から1点選択
- 100株以上:優待券3枚(カラオケ・美容店舗:各1,000円、直久:1,000円割引)
- 500株以上:優待券5枚
- 1,000株以上:優待券25枚
- 5,000株以上:優待券50枚
こんな人におすすめ
カラオケや外食をよく利用する人。最低投資額が最も低い(¥56,100)ため、少額から始めたい初心者向け。優待券枚数が多く、複数回利用で外食費を大きく削減可能。
| 最低投資額(目安) | ¥56,100 (100株〜) |
| 優待内容(要旨) | 100株→ワイン/ラーメン + 優待券3枚、500株→優待券5枚、1,000株→優待券25枚 |
| 権利確定月 | 8月 |
| 長期保有特典 | なし |
| 単元株数 | 100株 |
10社で最も低い最低投資額(¥56,100)。カラオケ・美容・飲食など複数の店舗形態で優待が使える。初心者向けとして最適。
8. B-R サーティワンアイスクリーム (2268)

アイスクリーム販売で国内首位。全国にFC展開するサーティワン。年2回(6月・12月)にeGiftギフト券がもらえ、スマートフォンで遠隔地の家族へもプレゼント可能な点が現代的。利用方法が簡単で、デジタル対応が進んでいます。
株主優待の中身
- 100株以上:eGift2枚(6月・12月各1枚、1枚当たり600円相当)
- 500株以上:eGift3枚(6月・12月各1.5枚相当)
- 1,000株以上:eGift5枚(6月・12月各2.5枚相当)
- 5,000株以上:eGift10枚(6月・12月各5枚相当)
- eGiftはスマートフォンで二次元バーコードを読み取り店頭提示、または遠隔地へ送付可能
こんな人におすすめ
アイスクリームが好きな人、家族や友人へのプレゼント用途も考えている人。デジタルギフト対応で、遠隔地への贈り物も可能。年2回配分で定期的に優待が手に入る。
| 最低投資額(目安) | ¥409,500 (100株〜) |
| 優待内容(要旨) | 100株→年4枚(eGift600円相当)、500株→年6枚、1,000株→年10枚 |
| 権利確定月 | 6月、12月 |
| 長期保有特典 | なし |
| 単元株数 | 100株 |
デジタルギフト(eGift)で、店舗へ行かずスマートフォンで家族へプレゼント可能。年2回の配分で通年にわたって利用できる。
9. あみやき亭 (2753)

東海地盤の焼き肉チェーン「あみやき亭」を展開。900株以上で新潟県産コシヒカリが選べる「フリーチョイス」制度があり、焼き肉だけでなく食品も含めた多彩な優待選択が可能。3年以上保有でさらに優待券が追加される長期保有特典も充実。
株主優待の中身
- 100株以上:優待券1,000円相当
- 200株以上:優待券2,000円相当(1,000円券×2枚)
- 300株以上(3年未満):優待券4,000円相当、(3年以上):追加1,000円相当
- 600株以上(3年未満):優待券7,000円相当、(3年以上):追加1,000円相当
- 900株以上(3年未満):優待券12,000円相当または新潟県産コシヒカリ7.5kg、(3年以上):追加2,000円相当
- 1,500株以上(3年未満):優待券18,000円相当またはコシヒカリ10kg、(3年以上):追加4,000円相当
こんな人におすすめ
焼き肉好きで、長期保有による優待増加を期待する投資家。900株以上でコシヒカリが選べるため、食事と食品詰合せの両面で活用可能。3年以上保有で大幅な優待追加。
| 最低投資額(目安) | ¥134,200 (100株〜) |
| 優待内容(要旨) | 100株→優待券1,000円、300株→4,000円、900株→優待券/コシヒカリ選択 |
| 権利確定月 | 3月 |
| 長期保有特典 | あり(3年以上保有で優待券追加) |
| 単元株数 | 100株 |
900株以上で新潟県産コシヒカリか焼き肉優待券の選択が可能。3年以上保有でさらに優待券が追加される、継続投資向けの設計。
10. 不二家 (2211)

山崎製パン傘下の菓子大手。ペコちゃんで知られ、製菓・洋菓子販売が主体。全国の不二家チェーン店舗で使える500円券が6枚以上もらえるため、定期的な外出時の利用に最適。家族での外食や、ケーキ選びの際に活躍します。
株主優待の中身
- 100株以上:500円券6枚(年間3,000円相当)
- 500株以上:500円券8枚(年間4,000円相当)
- 1,000株以上:500円券12枚(年間6,000円相当)
- 利用可能店舗:不二家チェーン店舗(一部除く)
- 発送時期:3月上旬
こんな人におすすめ
不二家の洋菓子やレストラン利用が好きな家族。500円券の枚数が多いため、複数回の利用で確実に割引を活用できる。ケーキ選びやカフェ利用が多い人向け。
| 最低投資額(目安) | ¥241,200 (100株〜) |
| 優待内容(要旨) | 100株→500円券6枚、500株→8枚、1,000株→12枚 |
| 権利確定月 | 12月 |
| 長期保有特典 | なし |
| 単元株数 | 100株 |
500円券が6枚以上もらえるため、複数回の利用で確実に割引が活用できる。ケーキやレストラン利用の好きな家族向け。
株主優待の取得時の注意点
株主優待をもらうには権利付き最終日までに株式を保有していることが条件。一般的に権利確定月の月末から逆算して約3営業日前までに株式を購入する必要があります。また、優待を受け取ったまま売却することも可能ですが、タイミングによって売却益・損失が生じることに注意。NISAを活用すれば、売却益が非課税になるメリットも活用できます。さらに単元未満株(100株未満)では優待対象外となる場合が多いため、必ず単元株以上の購入を確認してから投資を進めてください。
優待内容は変更・廃止される可能性があるため、投資前に必ず各社の最新IR情報をご確認ください。特に長期保有特典の条件や優待品の内容は随時アップデートされるため、公式サイトで最新の情報を取得することが重要です。
まとめ
飲食・外食企業の株主優待は、毎月の外食費を確実に削減できる実用的なメリットが大きな魅力です。100株から始められる今回紹介した10社は、最低投資額が¥56,100~¥409,500と幅広く、投資家の資金規模に応じた選択が可能。ガストなどの気軽なファミレスから松阪牛などのプレミアム食材まで、幅広い選択肢があります。ただし、株主優待はあくまで企業の経営状況に応じて変更される可能性がある点を忘れずに。投資の最終判断はご自身の責任において、十分な情報収集と検討のうえ進めることをお勧めします。













