株式会社アサヒペンの決算報告が発表されました!塗料事業やDIY用品事業、ペット用品事業などを手掛ける同社は、この度の第3四半期の業績をご報告しました。注目すべきは、ペット用品事業の売上が17.4%増加したことです。
企業情報
企業名: 株式会社アサヒペン
証券コード: 46230
決算期: 2023年3月31日
株式会社アサヒペンの決算日・決算時期(スケジュール)は?
株式会社アサヒペンの決算日は3月31日です。つまり、年に1回決算を行っており、今回の四半期報告は第3四半期(10月1日~12月31日)の業績となります。
主な事業
株式会社アサヒペンは「塗料事業」「DIY用品事業」「ペット用品事業」の3つが主力事業となっています。塗料事業では独自のブランドを展開し、DIYに欠かせないペンキやニスなどを提供しています。DIY用品事業では塗装用品やガーデニング用品などのDIY関連商品を、ペット用品事業ではペットフードやペット用品を手掛けています。
今期の業績と利益率は?
今期の第3四半期業績は、売上高が133億1,600万円となり、前年同期比0.1%増加しました。利益面では、営業利益が7億9,200万円と4.8%増加し、経常利益は8億6,100万円と7.2%減少しました。また、親会社株主に帰属する四半期純利益は5億6,200万円と9.2%減少しました。
売上・利益の推移
株式会社アサヒペンの売上高は、前期は171億3,000万円でしたが、今期第3四半期では133億1,600万円と若干減少しています。一方で、営業利益は前期7億5,600万円から今期7億9,200万円に増加しており、効率的な経営が行われているようです。
四半期連結貸借対照表について
株式会社アサヒペンの四半期連結貸借対照表を見ると、資産合計は216億1,300万円となっており、前期末から9,300万円増加しています。一方で、負債合計は76億4,900万円と前期末から3億4,000万円減少しています。
資産の部
資産の部では、現金及び預金が40億300万円と前期末から7億700万円減少しているものの、受取手形、売掛金、電子記録債権などが増加しています。また、投資有価証券が28億700万円と前期末から3億700万円増加しました。
負債の部
負債の部では、支払手形及び買掛金が13億3,800万円と前期末から1億1,200万円減少しています。また、短期借入金が16億6,000万円と前期末から3億8,000万円増加しました。一方で、社債が5億円減少しています。
純資産の部
純資産の部では、利益剰余金が46億700万円と前期末から3億4,600万円増加しています。また、自己株式が19億4,000万円と前期末から1億2,600万円増加しています。この結果、自己資本比率は64.6%となり、前期末の62.9%から上昇しています。
ROAとROE
株式会社アサヒペンのROA(総資産利益率)は直近では4.0%となっており、前年同期の5.0%から低下しています。一方でROE(自己資本利益率)は4.8%と前年同期の4.6%から上昇しています。これは、利益が増加したものの資産が増加したことで資本効率が上がったためだと考えられます。
キャッシュフロー
当社のキャッシュフローは、営業活動によるキャッシュフローが11億2,000万円の収入となっており、前年同期の17億8,600万円から減少しています。一方で、投資活動によるキャッシュフローが4億3,800万円の支出となり、前年同期の10億1,800万円の支出から減少しました。
配当の支払額
株式会社アサヒペンは、年2回の配当を行っており、直近では2023年6月に1株当たり30円、2023年12月にも1株当たり30円の配当を実施しました。これにより、年間配当金は60円となっています。
今後の展望
今後は、ペット用品事業の拡大に注力していく方針です。ペット関連市場は引き続き成長が期待されており、同社は同事業の収益性向上に努めていく予定です。一方で、原材料価格高騰への対応も課題となっていますが、経営の効率化により、収益性の維持・向上を図っていく方針です。
編集部のまとめ
株式会社アサヒペンは、塗料事業やDIY用品事業に加え、昨年4月に買収したペット用品事業が業績に貢献しつつあります。通期では売上は若干減少したものの、利益面では効率的な経営により増加しています。今後はペット用品事業の強化に注力し、更なる成長を目指していくと見られます。株主還元面では、年間配当金60円と安定した水準を維持しています。
株式会社アサヒペンの決算日や配当についてまとめました。
株式会社アサヒペンは3月31日決算で、年2回の配当を行っています。今年は1株当たり年間60円の配当を実施しました。今後もペット用品事業の伸張や原材料価格高騰への対応に注目が集まりそうです。