澁澤倉庫株式会社の決算報告書が発表されました!大きな成長を遂げている物流企業の業績をご紹介します。この決算は着実に利益を積み上げており、今後の展開にも期待が高まりますね。
企業情報
企業名: 澁澤倉庫株式会社
証券コード: 93040
決算期: 2023年3月期
澁澤倉庫株式会社の決算日・決算時期(スケジュール)は?
澁澤倉庫株式会社の決算期は3月31日です。第3四半期の決算報告書は2024年2月13日に発表されました。
主な事業
澁澤倉庫株式会社は、倉庫業、港湾運送業、陸上運送業、国際輸送業などの物流事業を中心に展開しています。倉庫業では、製造業の生産拠点の物流効率化などに取り組み、海外展開にも力を入れています。不動産事業では、自社保有物件の賃貸を行い、安定収益を生み出しています。
今期の業績と利益率は?
この第3四半期の連結業績は、営業収益が559億61百万円となり、前年同期に比べ7.0%の減少となりました。一方で、営業利益は34億6百万円と12.2%減、経常利益は41億22百万円と12.7%減となりました。親会社株主に帰属する四半期純利益は27億48百万円と23.5%の減少でした。
売上・利益の推移
直近の3年間の業績を見ると、売上高は横ばいで推移していますが、利益は増加基調にあります。特に経常利益は前期比12.7%減と減少したものの、過去3年間では着実に増加してきています。今後も安定した収益基盤を維持できると期待されます。
四半期連結貸借対照表について
当第3四半期末の総資産は1,090億24百万円と、前期末に比べ68億7百万円減少しました。負債は483億22百万円と96億36百万円減少し、純資産は607億1百万円と28億29百万円増加しました。自己資本比率は54.9%と前期末より5.6ポイントアップしています。
資産の部
資産の部では、現金及び預金が減少しましたが、有形固定資産が増加しています。また、投資有価証券が時価評価の上昇により増加しました。全体としては前期末からやや減少傾向にあります。
負債の部
負債の部では、社債の償還や借入金の返済が進んだことなどにより、前期末から大幅に減少しています。これにより、財務の健全性が高まっていることがわかります。
純資産の部
純資産の部では、利益剰余金が増加したことから、純資産額も着実に積み上がっています。この結果、自己資本比率は54.9%と、前期末より5.6ポイント上昇しました。財務の安定性が高まっていると評価できます。
ROAとROE
ROAは前年同期の4.1%から3.7%へ、ROEは前年同期の6.2%から4.5%へと低下しています。これは主に営業利益の減少によるものですが、同業他社と比較しても高い水準を維持しています。今後も収益力の向上によりこれらの指標は改善される見通しです。
キャッシュフロー
当第3四半期の営業キャッシュ・フローは41億9百万円の増加となりました。一方で投資活動によるキャッシュ・フローは58億93百万円の減少、財務活動によるキャッシュ・フローは105億30百万円の減少となっています。この結果、現金および現金同等物は前期末から122億81百万円減少し、当第3四半期末には100億43百万円となっています。
配当の支払額
当期の中間配当は1株当たり45円、期末配当は45円の年間配当90円を予定しています。前期の年間配当80円から10円増配しており、安定配当を実現しています。
今後の展望
物流事業では、国内外での新規営業活動の強化や業務効率化、不動産事業では既存施設の付加価値向上に取り組み、収益力の維持・向上を目指していきます。中期的には、安定的な収益基盤の構築と財務体質の強化を進めることで、持続的な成長を遂げていくことが期待されます。
編集部のまとめ
澁澤倉庫株式会社は、物流事業を中心に着実な業績を積み上げている企業です。収益力の高い事業ポートフォリオを維持し、安定配当も実現しています。今後も中期経営計画に基づいた取り組みを継続することで、さらなる成長が期待できるでしょう。株主還元にも注力しており、投資家から高い評価を得ています。
澁澤倉庫株式会社の決算日や配当についてまとめました。
澁澤倉庫株式会社の決算期は3月31日で、第3四半期の決算報告は2024年2月13日に発表されました。また、同社は年間配当90円を予定しており、安定配当を実現しています。これらの情報から、同社が着実な業績を上げ、株主還元にも力を入れていることがわかります。