「選択型株主優待」は、カタログやポイント制で好みの品を選べるメリットが大きい仕組みです。この記事では、お米がもらえる、または選択肢に含まれている株主優待を提供する10社を厳選しました。少額から始められる企業から、大口投資向けまで、また年1回・年2回の異なる権利確定月を持つ企業まで、様々なパターンを網羅しています。あなたの投資スタイルに合った企業を見つけるお手伝いをします。
選定基準
- お米がもらえる、または選択肢に含まれる:実際の消費財で家計に役立つ優待
- 選択型またはカタログギフト方式:お米以外の選択肢も充実し、柔軟に対応
- 少額から投資可能:100株~から始められる企業を優先
- 長期保有特典がある企業を多数含む:継続保有でより充実した優待を期待
1. ビーウィズ (9216)

パソナグループの子会社で、デジタル技術を活用したコンタクトセンターやBPOサービスを提供する企業です。企業の顧客対応業務を一括受託する専門分野で、安定した事業基盤と充実した株主優待が特徴。
株主優待の中身
ポイント制で充実した選択肢が魅力。お米やブランド牛などから自由に選べます。
- 200株以上:8,000ポイント → お米、ブランド牛、スイーツ、銘酒など5,000種以上から選択
- 500株以上:22,000ポイント
- 800株以上:40,000ポイント
- 1,000株以上:60,000ポイント
※1ポイント≒1円相当。継続保有(1年以上)で翌年のポイントを繰り越し可能。
こんな人におすすめ
選択肢が広いポイント制優待を求める投資家。お米だけでなくグルメやギフト、体験も選べるため、家族の好みに合わせて柔軟に対応できます。
| 最低投資額(目安) | ¥375,600(200株~) |
| 優待内容(要旨) | 200株→8,000ポイント、500株→22,000ポイント |
| 権利確定月 | 5月 |
| 長期保有特典 | あり(1年以上保有で継続保有ボーナス) |
| 単元株数 | 100株 |
継続保有2回以上で、前回のポイントを翌年に繰り越せます。複数年にわたってポイントを貯めれば、より高額な商品や体験ギフトを選べます。
2. JMホールディングス (3539)

茨城を中心に関東で食品スーパーを展開する小売業の主力企業。「肉のハナマサ」などの業務用スーパーも運営し、実店舗での購入と優待の組み合わせで追加メリットが期待できます。
株主優待の中身
精肉・ブランド米・商品券から選択可能。1年以上の継続保有が条件です。
- 100株以上(1年以上保有):商品券1,000円相当
- 200株以上(1年以上保有):精肉2,500円相当 / 南魚沼産こしひかり2kg / 商品券2,500円相当から選択
- 1,000株以上(1年以上保有):精肉3,500円相当 / こしひかり3kg / 商品券3,500円相当から選択
贈呈時期は11月下旬から。
こんな人におすすめ
ブランド米と精肉の両方から選びたい投資家。地元企業への投資と優待の相乗効果を狙いたい人に最適です。
| 最低投資額(目安) | ¥133,600(100株~) |
| 優待内容(要旨) | 100株→商品券1,000円、200株→米/精肉/商品券から選択 |
| 権利確定月 | 7月 |
| 長期保有特典 | あり(1年以上保有が進呈条件) |
| 単元株数 | 100株 |
南魚沼産こしひかりは高級銘柄。市場価値で精肉や商品券を上回ることが多く、選択のメリットが大きいです。
3. あみやき亭 (2753)

東海地方発祥の焼き肉チェーン店。高品質な肉とステーキに定評があり、店舗での実体験と優待の組み合わせで二重のメリットが得られます。継続保有で優待が大きく増額される点が特徴です。
株主優待の中身
食事券とお米の両方に対応。3年以上保有でさらに増額。
- 100株以上:優待券1,000円相当
- 200株以上:優待券2,000円相当(1,000円×2枚)
- 900株以上(3年未満保有):優待券12,000円相当 / 新潟県産コシヒカリ7.5kgから選択
- 900株以上(3年以上保有):優待券12,000円相当 + 追加1,000円相当
こんな人におすすめ
焼き肉好きでブランド米も欲しい投資家。3年保有で大幅増額される仕組みは、長期保有メリットが明確です。
| 最低投資額(目安) | ¥134,200(100株~) |
| 優待内容(要旨) | 100株→優待券1,000円、900株→優待券/米から選択 |
| 権利確定月 | 3月 |
| 長期保有特典 | あり(3年以上保有で増額) |
| 単元株数 | 100株 |
3年以上保有すると、優待券に加えて追加1,000~2,000円分の券が付与されます。継続保有による実質的なメリットが大きく、株主への還元姿勢が明確です。
4. ブロンコビリー (3091)

名古屋を基盤とする高級ステーキ専門店チェーン。炭焼きなど高付加価値の調理方法で知られ、ステーキファンから支持されています。優待は食事券とお米の両方が選べるのが大きな特徴です。
株主優待の中身
年2回、食事券またはお米を選択可能。6月と12月に各1回ずつ受け取れます。
- 100株以上:優待食事券2,000円相当(年間4,000円相当)
- 200株以上:優待食事券4,000円相当 / お米2kg(年間4kg)から選択
- 500株以上:優待食事券6,000円相当 / お米4kg(年間8kg)から選択
- 1,000株以上:優待食事券9,000円相当 / お米5kg(年間10kg)から選択
こんな人におすすめ
年2回の優待で食事とお米を両立したい投資家。その時々のニーズに合わせた使い分けが可能です。
| 最低投資額(目安) | ¥417,500(100株~) |
| 優待内容(要旨) | 100株→食事券2,000円年2回、200株→食事券/米から選択 |
| 権利確定月 | 6月、12月(年2回) |
| 長期保有特典 | なし |
| 単元株数 | 100株 |
6月と12月の年2回、同じ内容の優待を受け取れます。年前半と後半で異なる選択をして、食事と家計管理を効率的に組み合わせられます。
5. 今仙電機製作所 (7266)

独立系の自動車部品メーカーで、ホンダ向けの大型供給先です。シート機構部品や電装品を主力としており、安定した事業基盤が強み。ポイント制の充実した優待は、保有期間に応じて大幅に増額されます。
株主優待の中身
長期保有でポイントが段階的に増額。半年から5年以上まで、保有期間に応じた優待。
- 300株以上(半年以上保有):1,500ポイント → 最大2,000ポイント(5年以上)
- 400株以上(半年以上保有):3,000ポイント → 最大3,900ポイント(5年以上)
- 500株以上(半年以上保有):5,000ポイント → 最大6,500ポイント(5年以上)
ポイントはお米、ブランド牛など5,000種以上から選択可能(1ポイント≒1円相当)。
こんな人におすすめ
長期保有による着実な増額メリットを重視する投資家。保有期間に応じた明確な優待増加システムで、継続保有のメリットが大きいです。
| 最低投資額(目安) | ¥265,200(300株~) |
| 優待内容(要旨) | 300株→1,500~2,000ポイント(保有期間で増額) |
| 権利確定月 | 3月 |
| 長期保有特典 | あり(5年以上で最高加算) |
| 単元株数 | 100株 |
5年以上保有すると、最初のポイント数から30%以上の加算が見込めます。例えば300株なら1,500→2,000ポイントへの増額。長期保有を明確に報酬する仕組みです。
6. 丸千代山岡家 (3399)

豚骨ラーメン専門チェーン。北海道と北関東の幹線沿いに店舗展開し、地域密着で成長しています。各店舗でスープを手作りすることで、高い品質を実現。優待は無料券、乾麺、お米から選択可能です。
株主優待の中身
年2回、無料券・乾麺・北海道産米から選択。1月と7月に各1回。
- 100株以上:無料券2枚(550~1,470円相当ラーメン)/ 乾麺5個セット / 北海道産お米から選択
- 200株以上:無料券3枚 / 乾麺1セット / お米2kgから選択
- 500株以上:無料券5枚 / 乾麺2セット / お米4kgから選択
- 1,000株以上:無料券7枚 / 乾麺3セット / お米6kgから選択
こんな人におすすめ
北海道産米と地元ラーメンの両方を楽しみたい投資家。年2回の選択肢で、バラエティに富んだ優待ライフが実現できます。
| 最低投資額(目安) | ¥296,200(100株~) |
| 優待内容(要旨) | 100株→無料券2枚、200株→無料券/乾麺/米から選択 |
| 権利確定月 | 1月、7月(年2回) |
| 長期保有特典 | なし |
| 単元株数 | 100株 |
選択肢の米は北海道産。地域産業を応援しながら、高品質なお米を年2回に分けて受け取れます。食べ比べの楽しさもあります。
7. 信和 (3447)

仮設資材や物流機器の製造販売企業。建設現場向けの足場が主力で、インフラ整備の中核を担っています。ポイント制の優待で、保有期間に応じた段階的な増額が特徴です。
株主優待の中身
初年度から好条件で、1年保有でさらに増額。大口投資向けの高額ポイント。
- 1,000株以上(初年度):5,000ポイント → 1年以上保有で5,500ポイント
- 1,500株以上(初年度):15,000ポイント → 1年以上保有で16,500ポイント
- 2,000株以上(初年度):22,000ポイント → 1年以上保有で24,000ポイント
- 3,000株以上(初年度):35,000ポイント → 5年以上保有で最大50,000ポイント
ポイントはお米、ブランド牛など5,000種以上から選択、または社会貢献寄付も可能。
こんな人におすすめ
大口投資で高額ポイントを得たい投資家。長期保有でさらに増額される仕組みで、腰を据えた投資に向いています。
| 最低投資額(目安) | ¥937,000(1,000株~) |
| 優待内容(要旨) | 1,000株→5,000~5,500ポイント(保有期間で増額) |
| 権利確定月 | 9月 |
| 長期保有特典 | あり(5年以上で最大加算) |
| 単元株数 | 100株 |
1,000株なら初年度から5,000ポイント(1円相当)を獲得。保有継続で増額されるため、長期投資向けの企業として有力な選択肢です。
8. 高松コンストラクショングループ (1762)

中堅ゼネコン。傘下に賃貸マンション建築の高松建と土木工事の青木あすなろを持ち、建設業界の幅広い領域で活躍しています。優待は高級ブランド米の南魚沼産こしひかりが中核です。
株主優待の中身
南魚沼産こしひかりが中核、選択肢も用意。1年以上保有が基本条件。
- 100株以上(1年以上保有):南魚沼産こしひかり5kg / おこめ券 / 寄付を選択可
- 500株以上(1年以上保有):南魚沼産こしひかり5kg / 寄付を選択可
- 500株以上(5年以上保有):南魚沼産こしひかり10kg / 寄付を選択可
10月下旬頃に贈呈。5年保有でお米の量が倍増。
こんな人におすすめ
ブランド米「南魚沼産こしひかり」の品質を重視する投資家。5年保有で10kgへ増量されるため、長期投資メリットが明確です。
| 最低投資額(目安) | ¥359,000(100株~) |
| 優待内容(要旨) | 100株→南魚沼産こしひかり5kg(1年保有)、500株→10kg(5年保有) |
| 権利確定月 | 3月 |
| 長期保有特典 | あり(5年保有で10kgに増量) |
| 単元株数 | 100株 |
南魚沼産こしひかりは、日本を代表するブランド米。市場でも高値で取引され、優待品としての価値が高いです。5年保有で10kgへの増量は、長期投資の大きなメリット。
9. ミライト・ワン (1417)

通信工事の大手企業で、NTT向けの大型供給先です。西武建設や国際航業を買収し、インフラやデジタル化事業へも展開しています。優待は電子マネーやお米など、複数選択肢を用意。
株主優待の中身
電子マネーまたはミライト・ワン米を選択。スマートフォンで申込。
- 100株以上(1年以上保有):1,000円相当 → Amazon・WAON・nanaco・PayPay等の電子マネー / ミライト・ワン米1kg(抽選600名)
- 500株以上(1年以上保有):2,000円相当 / ミライト・ワン米1kg(抽選100名)
- 1,000株以上(1年以上保有):3,000円相当 / ミライト・ワン米1kg(抽選50名)
- 1,000株以上(3年以上保有):4,000円相当 / ミライト・ワン米5kg(抽選210名)
こんな人におすすめ
電子マネーとお米の両方が選べ、3年保有で米が5kgに増量される投資家。生活に密着した選択肢が充実しています。
| 最低投資額(目安) | ¥418,100(100株~) |
| 優待内容(要旨) | 100株→1,000円相当(電子マネー/米選択)、1,000株→米5kg(3年保有) |
| 権利確定月 | 3月 |
| 長期保有特典 | あり(3年以上保有で米が5kgに増量) |
| 単元株数 | 100株 |
Amazon・PayPay・nanaco等の主要電子マネーに対応。お米を選ばない年は、日常のキャッシュレス決済で活用できます。柔軟な使い分けが可能です。
10. 高千穂交易 (2676)

エレクトロニクス技術商社で、商品監視システムやビジネスセキュリティが主力です。デバイス販売も手がけており、B2B領域で確かな存在感を持ちます。年2回の優待で、ポイント繰越が可能。
株主優待の中身
年2回のポイント制で、繰越により最大4回分をまとめて交換可能。6月と12月に各1回。
- 100株以上:600ポイント(年間1,200ポイント相当)→ お米など5,000種以上から選択
- 200株以上:1,000ポイント(年間2,000ポイント相当)
- 300株以上:2,000ポイント(年間4,000ポイント相当)
- 800株以上:6,000ポイント(年間12,000ポイント相当)
- 2,000株以上:7,000ポイント(年間14,000ポイント相当)
※1ポイント1円相当。他の優待倶楽部と合算可能なWILLsCoinに交換も可。
こんな人におすすめ
年2回の優待をまとめて活用し、高額商品に交換したい投資家。ポイント繰越で最大4回分を集約できるため、計画的な選択が可能です。
| 最低投資額(目安) | ¥207,600(100株~) |
| 優待内容(要旨) | 100株→600ポイント年2回(計1,200ポイント)、200株→1,000ポイント年2回 |
| 権利確定月 | 6月、12月(年2回) |
| 長期保有特典 | あり(ポイント繰越で最大4回分をまとめて交換) |
| 単元株数 | 100株 |
最大4回分(2年分)のポイントをまとめられます。少額では難しい高級品も、繰越を活用すれば十分な予算が確保でき、選択肢が大幅に広がります。
株主優待の取得時の注意点
株主優待を取得するには、権利確定月の最終営業日(権利付き最終日)までに株式を保有する必要があります。売買タイミングには注意が必要です。また、保有期間が条件の場合は、複数年にわたって株式を保持しなければならず、売却のタイミングが限られます。
NISA(少額投資非課税制度)を活用すれば、優待品の価値分を非課税で受け取ることができ、税制メリットが期待できます。また、100株未満(単元割れ)での保有は、優待対象外となる企業がほとんどです。各企業の条件を事前に確認しましょう。
本記事の優待内容は2026年5月時点の情報です。優待内容は変更・廃止される可能性があるため、投資前に必ず各社の最新IR情報をご確認ください。また、株価変動や保有に伴うリスクについても、十分な検討の上で判断してください。
まとめ
お米がもらえる株主優待は、実際の消費財として家計に役立つメリットが大きいのが特徴です。この記事で紹介した10社は、異なる投資額・権利確定月・長期保有特典を持ち、様々な投資スタイルに対応しています。少額から始めたい人、ブランド米を狙う人、年2回の優待を活用したい人まで、自分のニーズに合った企業を選ぶことが重要です。
ただし、株主優待には株価変動リスクが伴います。優待品の価値だけでなく、企業の事業内容や財務状況、長期的な成長性も合わせて検討してください。投資の最終判断はご自身の責任において行い、必ず最新の情報に基づいた判断をお願いします。














