ファストフード関連の株主優待は、実際に利用できる飲食券やお引換券が多く、日々の外食費を節約できるのが大きな魅力です。本記事では、回転ずし、牛丼、ラーメン、うどん、たこ焼きなど、様々なファストフードチェーンを展開する上場企業から、初心者にも選びやすい10社をピックアップしました。少額から始められる銘柄から、保有期間に応じて優待が増額される銘柄まで、あなたのスタイルに合った投資先が見つかります。
選定基準
- 事業と生活の距離が近い — 実際に利用できるファストフード店の優待で、投資の価値を日々感じられる
- 100株から少額で始められる — 単元株数は100株が基本で、数万円台での投資が可能
- 長期保有で優待が増える銘柄が豊富 — 1年以上の保有で優待内容がステップアップする企業が多数
- 複数回の権利確定月で年複数回もらえる — 3月、6月、9月、12月など複数の時期に優待が受け取れる企業も
1. くら寿司 (2695)

関西地盤の回転ずしチェーン「くら寿司」を直営で全国展開する企業です。店舗運営のIT化を推し進め、効率的な経営を実現しています。新鮮で高品質な寿司をリーズナブルな価格で提供することで、ファミリー層から支持を集めています。
株主優待の中身
- 100株以上:1,000円相当の食事券
- 200株以上:2,500円相当の食事券
- 400株以上:5,000円相当の食事券
- 800株以上:10,000円相当の食事券
- 2,000株以上:20,000円相当の食事券
贈呈時期は7月上旬です。
こんな人におすすめ
回転ずしをよく利用する方に最適です。少額投資で毎年優待を受け取れ、複数人での来店時に活用しやすい食事券形式となっています。
年1回の優待で、保有株数に応じた金額をゲット。長期保有特典はありませんが、少額投資で始めやすい点が魅力です。
| 最低投資額(目安) | ¥157,800 (100株〜) |
| 優待内容(要旨) | 100株→1,000円相当、200株→2,500円相当 |
| 権利確定月 | 4月 |
| 長期保有特典 | なし |
| 単元株数 | 100株 |
2. 日本マクドナルドホールディングス (2702)

世界的ハンバーガーチェーンで外食国内首位級です。大都市圏を中心に直営店を展開し、質の高いサービスと一貫性のあるメニューで、多くの顧客に愛されています。国内外での拡大戦略で、安定した事業基盤を築いています。
株主優待の中身
- 100株以上(1年以上保有):年間2冊(バーガー類、サイドメニュー、ドリンクの商品お引換券が6枚ずつで1冊)
- 300株以上(1年以上保有):年間6冊
- 500株以上(1年以上保有):年間10冊
贈呈時期は6月末確定分は9月下旬、12月末確定分は翌年3月末です。
こんな人におすすめ
マクドナルドを定期的に利用する方におすすめです。1年以上の継続保有で、バーガーやドリンクのお引換券を年複数回受け取れます。
1年以上の長期保有が条件ですが、継続することで優待内容が充実します。年2回の権利確定月で、複数回の優待を受け取ることが可能です。
| 最低投資額(目安) | ¥774,000 (100株〜) |
| 優待内容(要旨) | 100株→年2冊、300株→年6冊 |
| 権利確定月 | 6月、12月 |
| 長期保有特典 | あり(1年以上保有時) |
| 単元株数 | 100株 |
3. 松屋フーズホールディングス (9887)

「牛めし」「とんかつ」店を首都圏中心に全国展開する企業です。鮨やカレー、ラーメン業態も手掛け、多様なニーズに対応しています。リーズナブルな価格帯で、幅広い層の顧客に支持されています。
株主優待の中身
- 100株以上(1年以上保有):10枚の食事券
- 100株以上(3年以上保有):12枚の食事券
松屋、松のや、マイカリー食堂、すし松など複数の店舗で利用可能です。食事券10枚または12枚で自社製品詰合せセットとの交換もできます。贈呈時期は6月下旬です。
こんな人におすすめ
牛丼やとんかつなど和食系をよく食べる方に最適です。長期保有で優待が増えるため、じっくり保有したい投資家向けです。
3年以上保有で優待が12枚に増額され、食事券か自社製品の詰合せを選べる柔軟性があります。
| 最低投資額(目安) | ¥507,000 (100株〜) |
| 優待内容(要旨) | 100株(1年)→10枚、100株(3年)→12枚 |
| 権利確定月 | 3月 |
| 長期保有特典 | あり(1年以上、3年以上で段階的) |
| 単元株数 | 100株 |
4. ゼンショーホールディングス (7550)

外食最大手です。牛丼「すき家」が主力で、はま寿司、ココス、なか卯など多彩な業態を展開しています。食材加工やスーパーも手掛け、総合外食企業として業界を牽引しています。
株主優待の中身
- 100株以上:年4枚(1,000円相当)
- 300株以上:年12枚(3,000円相当)で代替品交換制度が利用可能
- 500株以上:年24枚(6,000円相当)
- 1,000株以上:年48枚(12,000円相当)
- 5,000株以上:年120枚(30,000円相当)
優待券を返送すれば、すき家の牛丼セット、和牛ローストビーフ、パスタソースなど多様な代替品への交換も可能です。
こんな人におすすめ
すき家やココスなどゼンショーグループをよく利用する方におすすめです。保有株数が増えるほど年複数回の優待が受け取れ、代替品交換制度で自分のライフスタイルに合わせた利用ができます。
グループ内の複数業態で利用でき、代替品交換も充実しているため、柔軟な優待活用ができます。また、ゼンショーサポーターズクラブ入会で追加特典も得られます。
| 最低投資額(目安) | ¥912,600 (100株〜) |
| 優待内容(要旨) | 100株→年4枚、300株→年12枚 |
| 権利確定月 | 3月、9月 |
| 長期保有特典 | なし |
| 単元株数 | 100株 |
5. トリドールホールディングス (3397)

低価格うどん店「丸亀製麺」を全国展開する企業です。アジアからグローバルに出店を拡大し、国内外で高い評価を得ています。焼肉やから揚げ店など複数業態も展開し、多角化戦略で成長を続けています。
株主優待の中身
- 100株以上(1年未満保有):年6,000円相当の割引クーポン(3,000円相当×2回)
- 200株以上(1年未満保有):年8,000円相当、(1年以上保有):年14,000円相当
- 1,000株以上(1年未満保有):年20,000円相当、(1年以上保有):年26,000円相当
- 2,000株以上(1年未満保有):年30,000円相当、(1年以上保有):年36,000円相当
丸亀製麺、KONA’S、肉のヤマ牛など複数の国内店舗で利用可能です。
こんな人におすすめ
丸亀製麺をよく利用する方におすすめです。少額投資で年間6,000円の割引クーポンを獲得でき、長期保有で優待が段階的に増えます。
年2回の権利確定月で半年ごとにクーポンがもらえ、他の割引との併用も可能です。使い勝手の良さが特徴です。
| 最低投資額(目安) | ¥396,000 (100株〜) |
| 優待内容(要旨) | 100株→年6,000円相当、200株→年8,000円相当 |
| 権利確定月 | 3月、9月 |
| 長期保有特典 | あり(1年以上保有で増額) |
| 単元株数 | 100株 |
6. ホットランドホールディングス (3196)

たこ焼き「築地銀だこ」が主力です。たい焼きや居酒屋も展開し、リゾート施設への進出で事業を広げています。リーズナブルで誰もが楽しめるファストフード業態で、幅広い顧客層をつかんでいます。
株主優待の中身
- 100株以上:年3,000円相当(1,500円相当×2回)
- 500株以上:年15,000円相当(7,500円相当×2回)
- 1,000株以上:年30,000円相当(15,000円相当×2回)
ホットランドグループ各店舗で利用可能です。贈呈時期は12月末確定分は3月、6月末確定分は9月です。
こんな人におすすめ
たこ焼きやたい焼きなど、気軽に利用できる軽食が好きな方に最適です。年2回の権利確定で、定期的に優待を受け取ることができます。
最小投資額が約15万円台と非常にお手軽で、年2回の優待で計3,000円相当がもらえるため、初心者にもおすすめです。
| 最低投資額(目安) | ¥156,200 (100株〜) |
| 優待内容(要旨) | 100株→年3,000円相当、500株→年15,000円相当 |
| 権利確定月 | 6月、12月 |
| 長期保有特典 | なし |
| 単元株数 | 100株 |
7. FOOD & LIFE COMPANIES (3563)

「スシロー」ブランドで回転ずしチェーン首位です。「京樽」を子会社化し、寿司事業を強化しています。韓国・アジアへの進出で、グローバル展開も進めており、業界を牽引する企業です。
株主優待の中身
- 100株以上(3年未満保有):2枚(1,100円相当)
- 100株以上(3年以上保有):4枚(2,200円相当)
- 200株以上(3年未満保有):3枚(1,650円相当)、(3年以上保有):5枚(2,750円相当)
- 400株以上(3年未満保有):4枚(2,200円相当)、(3年以上保有):6枚(3,300円相当)
- 800株以上(3年未満保有):6枚(3,300円相当)、(3年以上保有):8枚(4,400円相当)
会計金額にかかわらず、1円単位での利用が可能です。2026年7月1日に1:2の株式分割が予定されています。
こんな人におすすめ
スシロー好きで長期保有を考えている方におすすめです。3年以上の保有で優待が倍近く増えるため、じっくり保有したい投資家に最適です。
3年以上保有で優待が大幅に増額されるのが大きな魅力。スマートフォンでの利用も可能で、利便性が高いです。
| 最低投資額(目安) | ¥1,031,000 (100株〜) |
| 優待内容(要旨) | 100株(3年未満)→2枚、100株(3年以上)→4枚 |
| 権利確定月 | 3月、9月 |
| 長期保有特典 | あり(3年以上保有で大幅増額) |
| 単元株数 | 100株 |
8. 幸楽苑 (7554)

ラーメンチェーン大手です。福島本拠で、低価格を武器に「幸楽苑」を全国展開しています。焼肉やから揚げ店も手掛け、多業態での事業展開で成長を続けています。
株主優待の中身
- 100株以上(1年未満保有):2,000円相当の食事券
- 100株以上(1年以上保有):2,500円相当の食事券
- 500株以上(1年未満保有):10,000円相当の食事券、またはオリジナル商品を選択
- 500株以上(1年以上保有):13,000円相当の食事券、またはオリジナル商品を選択
- 1,000株以上(1年未満保有):20,000円相当の食事券、またはオリジナル商品を選択
- 1,000株以上(1年以上保有):26,000円相当の食事券、またはオリジナル商品を選択
食事券は紙形式です。贈呈時期は6月下旬です。
こんな人におすすめ
ラーメンを定期的に食べる方におすすめです。1年以上の保有で優待が増え、オリジナル商品との選択制があるため、自分の好みに合わせて選べます。
100株投資で毎年2,000円以上の食事券がもらえ、初心者向けの手頃さが特徴です。500株以上ではオリジナル商品の選択肢も増えます。
| 最低投資額(目安) | ¥108,100 (100株〜) |
| 優待内容(要旨) | 100株(1年未満)→2,000円相当、100株(1年以上)→2,500円相当 |
| 権利確定月 | 3月 |
| 長期保有特典 | あり(1年以上保有で増額) |
| 単元株数 | 100株 |
9. 吉野家ホールディングス (9861)

牛丼屋老舗です。収益柱「吉野家」と「はなまるうどん」を全国展開しており、安定した事業基盤を確保しています。ラーメン店も手掛け、多様なメニューで顧客ニーズに応えています。
株主優待の中身
- 100株以上:年8枚(500円サービス券)
- 200株以上:年20枚、「商品詰め合わせAセット」との交換も可能
- 1,000株以上:年24枚、「商品詰め合わせBセット」との交換も可能
- 2,000株以上:年48枚、「商品詰め合わせB・2セット」との交換も可能
贈呈時期は2月末確定分は5月上旬、8月末確定分は11月中旬です。
こんな人におすすめ
吉野家やはなまるうどんを頻繁に利用する方におすすめです。年2回の権利確定で定期的に優待を受け取でき、商品詰め合わせセットへの交換も選択できます。
年2回の優待で、複数のタイミングで割引サービスを受けられ、保有株数に応じた柔軟な選択ができます。
| 最低投資額(目安) | ¥324,700 (100株〜) |
| 優待内容(要旨) | 100株→年8枚、200株→年20枚 |
| 権利確定月 | 2月、8月 |
| 長期保有特典 | なし |
| 単元株数 | 100株 |
10. ダスキン (4665)

主力の清掃用具レンタルとミスタードーナツをFC展開する企業です。アジアにも事業を拡大し、モスフーズとの提携で複合的なビジネスモデルを構築しています。安定した収益基盤を持つ老舗企業です。
株主優待の中身
- 100株以上(1年以上保有):2枚(500円相当)
- 100株以上(3年以上保有):3枚(500円相当)
- 300株以上(1年以上保有):8枚(500円相当)
- 300株以上(3年以上保有):10枚(500円相当)
- 500株以上(1年以上保有):14枚(500円相当)
- 500株以上(3年以上保有):18枚(500円相当)
ミスタードーナツで利用可能です。贈呈時期は3月と9月です。
こんな人におすすめ
ドーナツ好きで、長期的に保有したい方におすすめです。1年以上の保有で優待がもらえ、3年以上で複数枚の引換券がゲットできます。
年2回の権利確定月で、定期的に優待を受け取ることができ、長期保有で増額されるのが特徴です。
| 最低投資額(目安) | ¥390,700 (100株〜) |
| 優待内容(要旨) | 100株(1年)→2枚、100株(3年)→3枚 |
| 権利確定月 | 3月、9月 |
| 長期保有特典 | あり(1年以上、3年以上で段階的) |
| 単元株数 | 100株 |
株主優待の取得時の注意点
株主優待を受け取るには、権利付き最終日までに株を保有しておく必要があります。権利付き最終日の翌営業日(権利落ち日)に売却してしまうと、優待を受け取ることができません。
また、NISA口座での株式保有で優待を受け取ることも可能です。少額投資で優待を活用したい場合は、NISA枠の活用も検討しましょう。長期保有特典がある銘柄は、複数回の権利確定日をまたぐ必要があるため、保有計画を立てておくことが重要です。
本記事で紹介した企業の優待内容は、予告なく変更・廃止される可能性があります。投資前には、必ず各社の最新のIR(投資家向け情報)をご確認ください。各企業の公式サイトで最新の優待情報をチェックしてからご投資ください。
まとめ
ファストフード関連のおすすめ株主優待10選をご紹介しました。少額投資で始められる銘柄から、長期保有で優待が大幅に増える銘柄まで、様々なライフスタイルや投資戦略に対応する企業が揃っています。自分がよく利用するファストフード店を展開する企業を選べば、投資の価値を実感しながら株主優待を楽しめます。ただし、投資は自己責任です。各企業の最新情報を確認し、自分のリスク許容度に合った投資判断を心がけてください。














