喫茶店好きの投資家にとって、株主優待は日常のコーヒーや軽食を割引・無料でもらえる手段として活用できます。本記事では、カフェやコーヒーショップ、軽食を扱う外食・食品企業の中から、株主優待が充実した10社を厳選しました。少額から始められる銘柄から、長期保有で増額される優待まで、喫茶店をよく利用する方なら活用できる優待内容ばかり。これから紹介する各社の特徴を参考に、自分のライフスタイルに合った投資先を見つけてみてください。
選定基準
- カフェや喫茶店での利用が想定される——外食企業や飲料メーカーなど、喫茶店好きが直接活用できる企業を選びました
- 少額投資で始められる——100株から始められる企業を中心に、投資ハードルが低い銘柄を厳選
- 複数回の権利確定日——年2回以上の権利確定日があり、定期的に優待が受け取れる企業を優先
- 長期保有で増額の可能性——株を保有し続けることで、優待内容がアップする特典がある企業
1. クリエイト・レストランツ・ホールディングス (3387)

クリエイト・レストランツは駅ビルやショッピングセンターに「わんまいる」や「漁師の台所」など複数の飲食ブランドを展開する外食企業です。立地特性に応じた業態開発とM&A戦略で成長してきました。駅周辺や商業施設での食事・喫茶のニーズに対応した店舗展開が特徴です。
株主優待の中身
優待食事券(電子チケット対応)が年2回もらえます。
- 100株:1,500円相当(年間3,000円相当)
- 200株:3,000円相当(年間6,000円相当)
- 500株以上:さらに高額な優待に
800株以上を1年以上保有すると、追加で2,000円相当の優待券が上乗せされます。電子チケット化により、スマートフォンでも利用できる利便性があります。
こんな人におすすめ
駅ビルやショッピングセンターの外食企業を利用する方。少額投資で複数回の優待を受け取りたい投資家や、電子チケットの利便性を重視する方に向きます。
| 最低投資額(目安) | ¥72,100(100株~) |
| 優待内容(要旨) | 100株→1,500円分食事券、200株→3,000円分 |
| 権利確定月 | 2月、8月 |
| 長期保有特典 | あり(800株以上1年以上保有で2,000円相当追加) |
| 単元株数 | 100株 |
電子チケット対応で、紙券がなくてもスマートフォンから利用可能です。複数店舗で使えるため、日常の外食シーンで活躍します。
2. コメダホールディングス (3543)

コメダホールディングスは「コメダ珈琲店」で有名なコーヒーチェーン企業です。名古屋発祥で、全国へFC店を展開し、独特のセットメニューで多くのコーヒー愛好家から支持されています。喫茶店の雰囲気を大切にしながら、快適な空間と質の良いコーヒーを提供するのが特徴です。
株主優待の中身
プリペイドカード「KOMECA」へのチャージが年2回届きます。
- 100株:1,000円相当(年間2,000円相当)
- 300株以上:より高額なチャージが可能
300株以上を3年以上保有すると、通常優待に加えて1,000円相当の追加チャージが受け取れます。
こんな人におすすめ
コメダ珈琲店を定期的に利用する方。プリペイドカード方式で継続的に利用できるため、毎日カフェに通う習慣がある投資家向けです。
| 最低投資額(目安) | ¥299,500(100株~) |
| 優待内容(要旨) | 100株→1,000円分チャージ、年2回 |
| 権利確定月 | 2月、8月 |
| 長期保有特典 | あり(300株以上3年以上保有で1,000円相当追加) |
| 単元株数 | 100株 |
プリペイドカード方式なので、残高確認が簡単で、継続保有で新カードの送付が省略される点も経済的です。
3. サンマルクホールディングス (3395)

サンマルクホールディングスは「サンマルクカフェ」をはじめ、ベーカリーレストランや多彩な飲食ブランドを全国展開する企業です。不採算店の整理と新業態の開発に力を入れており、ベーカリーとカフェの複合店舗で女性層からの支持も厚い企業です。
株主優待の中身
対象全店舗での割引が年1回、1年間有効で受け取れます。
- 100株:20%割引(対象店舗全般)
- 対象:サンマルクカフェ、ベーカリーレストラン、パントリエ、倉式珈琲店など多数のブランド
- すし処函館市場は10%割引
1年間何度でも繰り返し利用できるため、頻繁に利用する方ほど実質的なメリットが大きいです。
こんな人におすすめ
サンマルクカフェやベーカリーレストランをよく利用する方。割引が1年間有効なため、定期的に外食する習慣がある投資家に最適です。
| 最低投資額(目安) | ¥263,000(100株~) |
| 優待内容(要旨) | 100株→20%割引(対象全店舗)1年間有効 |
| 権利確定月 | 3月 |
| 長期保有特典 | なし |
| 単元株数 | 100株 |
割引は1年間有効で、何度でも繰り返し利用できます。サンマルクカフェだけでなく、ベーカリーやレストランでも使える点が魅力です。
4. フジオフードグループ本社 (2752)

フジオフードグループは関西を地盤とする大衆セルフ食堂「まいどおおきに」などを直営・FC展開し、全国進出を進める企業です。リーズナブルな価格帯で食事できる店舗が特徴で、毎日の外食ニーズを満たしています。
株主優待の中身
100株以上の株主は、自社PB商品か食事券を選択できます。
- 100株:3,000円相当から選択
- 300株:6,000円相当から選択
- 1,000株:12,000円相当から選択
自社PB商品と食事券のどちらかを毎回選べるため、その時の需要に合わせて選択できる柔軟性があります。
こんな人におすすめ
「まいどおおきに」など大衆食堂をよく利用する方。毎回異なる選択ができるため、ライフスタイルの変化に対応できる投資家向けです。
| 最低投資額(目安) | ¥109,900(100株~) |
| 優待内容(要旨) | 100株→3,000円相当を選択、300株→6,000円相当 |
| 権利確定月 | 6月、12月 |
| 長期保有特典 | なし |
| 単元株数 | 100株 |
自社PB商品と食事券の両方の選択肢があるため、毎回のニーズに合わせて選べるのが特徴です。年2回の権利確定日で定期的に優待が届きます。
5. モロゾフ (2217)

モロゾフは神戸発祥のチョコレート・洋菓子大手で、喫茶やレストランも併営しています。百貨店に多くの店舗を展開し、上質な菓子と飲食体験を提供する企業です。特に喫茶スペースは落ち着いた雰囲気で、優雅なティータイムを過ごせます。
株主優待の中身
優待券(20%割引)と自社商品のセットが年1回届きます。
- 100株:自社商品1,000円相当+優待券1冊(20枚)
- 300株:より多くの優待券と商品から選択可能
- 3,000株:さらに充実した内容
半年以上保有で優待を受け取でき、3年以上保有すると商品グレードがアップするため、長期保有で優待内容が強化されます。
こんな人におすすめ
モロゾフの喫茶やレストランを利用する方。優待券で飲食代を20%割引できるため、百貨店での優雅なティータイムを求める投資家向けです。
| 最低投資額(目安) | ¥148,100(100株~) |
| 優待内容(要旨) | 100株→商品1,000円分+優待券1冊(20%割引) |
| 権利確定月 | 7月 |
| 長期保有特典 | あり(半年以上・3年以上で内容が異なる) |
| 単元株数 | 100株 |
優待券は1枚1,000円(税抜き)まで20%割引できるため、複数回利用で実質的な割引効果が大きいです。長期保有で優待内容がグレードアップするのも魅力です。
6. ドトール・日レスホールディングス (3087)

ドトール・日レスホールディングスは「ドトール」と「日本レストラン」の統合企業で、コーヒーチェーンとレストランに強みを持っています。新業態のチェーン化を加速させており、手軽にコーヒーが楽しめるドトールは喫茶店好きには欠かせない存在です。
株主優待の中身
ドトール バリューカード(プリペイドカード)へのチャージが年1回届きます。
- 100株:1,000円分チャージ
- 300株:3,000円分チャージ
- 500株:5,000円分チャージ
既に持っているバリューカードへの残高合算も可能なため、複数年の優待をまとめて貯蓄できます。
こんな人におすすめ
ドトールを毎日のように利用する方。チャージ型のカードなので、継続的にコーヒーを購入する習慣がある投資家に最適です。
| 最低投資額(目安) | ¥274,100(100株~) |
| 優待内容(要旨) | 100株→1,000円分チャージ、300株→3,000円分 |
| 権利確定月 | 2月 |
| 長期保有特典 | なし |
| 単元株数 | 100株 |
年1回の権利確定月ですが、バリューカードへの残高合算が可能なため、複数年分をまとめて利用できます。ドトールの全店舗で利用できるため、利便性も高いです。
7. ゼンショーホールディングス (7550)

ゼンショーホールディングスは外食業界最大手で、「すき家」の牛丼チェーンが主力です。「はま寿司」「ココス」など多様な業態を展開し、食材加工やスーパーも傘下に収めています。手軽で安定した食事ニーズを幅広く満たす企業です。
株主優待の中身
食事券(500円相当×2枚)が年2回届きます。
- 100株:年間4枚(年2回×2枚)
- 300株以上:代替品交換も可能(冷凍食品・ギフトなど)
- 500株以上:さらに多数の食事券
300株以上の株主は、優待券の代わりに自社PB商品やセットを選べる柔軟な代替制度があります。
こんな人におすすめ
すき家やココスなど、ゼンショーグループの店舗をよく利用する方。年2回の権利確定で定期的に優待が届くため、頻繁に外食する投資家向けです。
| 最低投資額(目安) | ¥912,600(100株~) |
| 優待内容(要旨) | 100株→500円相当×2枚(年2回)、年間4枚 |
| 権利確定月 | 3月、9月 |
| 長期保有特典 | なし |
| 単元株数 | 100株 |
300株以上なら優待券の代わりに冷凍食品やギフトセットへの交換も可能です。様々なニーズに対応する柔軟な優待制度が特徴です。
8. トリドールホールディングス (3397)

トリドールホールディングスは低価格の「丸亀製麺」を全国展開し、アジアを含むグローバルに出店を拡大する企業です。うどん専門店として独自の地位を確立し、手軽で美味しい食事を提供しています。軽食のカテゴリーで喫茶店的なニーズも満たしています。
株主優待の中身
食事券(3,000円相当/年間6,000円相当)が年2回届きます。
- 100株:3,000円相当(年2回、年間6,000円相当)
- 200株以上1年未満:4,000円相当
- 200株以上1年以上保有:7,000円相当(年間14,000円相当)
100株でも年2回権利確定があり、1年以上保有すると200株以上なら優待が大幅にアップします。
こんな人におすすめ
丸亀製麺をよく利用する方。年2回の権利確定で定期的に優待が使え、1年以上保有で増額される特典がある投資家向けです。
| 最低投資額(目安) | ¥396,000(100株~) |
| 優待内容(要旨) | 100株→3,000円分(年2回)、200株1年以上→7,000円分 |
| 権利確定月 | 3月、9月 |
| 長期保有特典 | あり(1年以上保有で増額) |
| 単元株数 | 100株 |
1年以上保有すると優待が大幅に増額されるのが特徴です。年2回の権利確定で年間6,000円相当から14,000円相当と、倍以上の価値になります。
9. 伊藤園 (2593)

伊藤園は茶葉製品の最大手で、特に緑茶飲料に強みを持つ企業です。ルートセールス方式での販売が特徴で、傘下にはコーヒーチェーン「タリーズコーヒー」を保有しており、喫茶店好きのニーズに応える企業です。
株主優待の中身
自社通信販売商品の割引と割引クーポンが年1回届きます。
- 100株:1,500円相当の商品+30%割引クーポン
- 1,000株:3,000円相当の商品+50%割引クーポン
割引クーポンは通信販売「健康体」で使え、継続的に自社製品を割引価格で購入できるメリットがあります。
こんな人におすすめ
お茶や飲料を定期購入する習慣がある方。割引クーポンで継続的に節約できるため、家庭での飲料消費が多い投資家向けです。
| 最低投資額(目安) | ¥284,400(100株~) |
| 優待内容(要旨) | 100株→1,500円分商品+30%割引、1,000株→3,000円分+50%割引 |
| 権利確定月 | 4月 |
| 長期保有特典 | なし |
| 単元株数 | 100株 |
割引クーポンは継続的に使える点が特徴です。通信販売でお茶や飲料を定期購入する方なら、長期的な節約効果が期待できます。
10. フジタコーポレーション (3370)

フジタコーポレーションは北海道を地盤とする大手外食チェーンのFC店を展開する企業です。ミスタードーナツやモスバーガーなど複数ブランドを運営し、自社ブランドの丼店も展開しています。農畜産事業にも進出し、食を総合的にサポートしています。
株主優待の中身
複数から選べる優待制度が年1回届きます。
- 100株:1,000円相当(1年未満保有)または1,500円相当(1年以上保有)
- 選択肢:カタログギフト、ミスタードーナツカード、モスカード
- 500株以上、1,000株以上:さらに高額
3つのコース(カタログギフト、ドーナツカード、モスカード)から選べ、1年以上保有で優待額が増額される特典もあります。
こんな人におすすめ
ミスタードーナツやモスバーガーをよく利用する方。複数の選択肢から自分のニーズに合った優待を選べるため、ライフスタイルが多様な投資家向けです。
| 最低投資額(目安) | ¥48,100(100株~) |
| 優待内容(要旨) | 100株→1,000~1,500円相当を選択(1年保有で増額) |
| 権利確定月 | 3月 |
| 長期保有特典 | あり(1年以上保有で増額) |
| 単元株数 | 100株 |
最低投資額が¥48,100と10社の中で最も低く、少額から始めやすいのが特徴です。1年以上保有すると優待額が増える長期保有特典もあります。
株主優待の取得時の注意点
株主優待を受け取るには、権利付き最終日(権利確定月の最終営業日の3営業日前)までに株式を保有している必要があります。権利確定日に株主名簿に記録される必要があるため、タイミングを間違えると優待が受け取れません。
売買タイミングを逃さないよう、あらかじめ権利付き最終日をカレンダーに記しておくことをおすすめします。また、NISA口座での保有も可能ですが、優待に関する税務は複雑なため、必要に応じて税理士に相談してください。
さらに、単元割れ(100株未満の保有)では優待を受け取れません。売却時にうっかり100株未満で保有し続けないよう注意が必要です。
優待内容は変更・廃止される可能性があるため、投資前に必ず各社の最新IR情報をご確認ください。
まとめ
喫茶店好きの投資家にとって、株主優待は日常の飲食を割引・無料でもらえる手段として活用できます。本記事で紹介した10社は、いずれも喫茶店やカフェでの利用が想定され、100株からの少額投資が可能な企業ばかり。年2回の権利確定日がある企業なら、定期的に優待を受け取ることで、実質的な節約効果も期待できます。
ただし、株式投資には価格変動のリスクがあり、優待内容も変更される可能性があります。投資の最終判断はご自身の責任で行い、充分な調査と慎重な判断をお願いします。














