株式会社KHCの2023年12月期第3四半期決算が発表されました。同社は兵庫県明石市に本社を置く住宅メーカーで、戸建て住宅の注文請負や分譲を手掛けています。直近の業績は堅調で、売上高は前年同期比3.2%減の7,473百万円、営業利益は15.9%増の454百万円と伸長しました。
企業情報
企業名: 株式会社KHC
証券コード: 14510
決算期: 3月期
株式会社KHCの決算日・決算時期(スケジュール）は？
株式会社KHCの決算日は3月31日で、四半期決算は6月30日、9月30日、12月31日に行われています。決算発表は翌月の上旬に行われます。
主な事業
株式会社KHCの主な事業は、戸建て住宅の注文請負や分譲です。マルチブランド戦略を展開しており、子会社5社がそれぞれ特色あるブランドを構築しています。注文住宅や建売住宅、分譲用土地の販売を中心に事業を展開しています。
今期の業績と利益率は？
2023年12月期第3四半期の業績は、売上高が7,473百万円と前年同期比3.2%減少しましたが、営業利益は454百万円と15.9%増加しました。利益率の改善が顕著で、営業利益率は6.1%と高水準にあります。
売上・利益の推移
KHCの売上高は前期に11,047百万円を記録し、当第3四半期累計では7,473百万円となりました。利益面では、経常利益が425百万円と前年同期比20.7%増加するなど、好調な推移となっています。
四半期連結貸借対照表について
KHCの四半期連結貸借対照表を見ると、資産合計が14,860百万円、負債合計が8,546百万円、純資産合計が6,313百万円となっています。自己資本比率は42.5%と健全な水準を維持しています。
資産の部
資産の部では、現金及び預金が3,390百万円、販売用不動産が5,243百万円、仕掛販売用不動産が3,063百万円となっています。流動資産が12,624百万円と全体の約85%を占めています。
負債の部
負債の部では、短期借入金が200百万円、1年内返済予定の長期借入金が4,239百万円となっています。固定負債が3,201百万円あり、長期借入金が大部分を占めています。
純資産の部
純資産の部では、資本金が484百万円、資本剰余金が973百万円、利益剰余金が4,855百万円となっています。純資産合計は6,313百万円で、自己資本比率は42.5%と健全な水準を維持しています。
ROAとROE
KHCのROAは2.9%、ROEは4.4%となっています。前期と比べて改善傾向にあり、収益性が高まってきています。これは、収益基盤の強化や財務体質の改善が奏功した結果と考えられます。
キャッシュフロー
KHCのキャッシュ・フローは、営業活動によるキャッシュ・フローが順調に推移しており、投資活動によるキャッシュ・フローもプラスとなっています。財務活動によるキャッシュ・フローはマイナスですが、全体としては安定した資金繰りを維持できています。
配当の支払額
KHCは第2四半期決算及び期末決算において、年間33円の配当を行う予定です。ROEの改善を背景に、株主還元の充実を図っています。
今後の展望
KHCは、全国展開の拡大やブランド力強化などの成長戦略を推進しています。新型コロナウイルス感染症の影響が継続する中でも、市場ニーズに合わせた商品開発と販売体制の構築により、安定的な業績を維持していくと期待されています。
編集部のまとめ
株式会社KHCは、住宅業界の中でも優位な収益性を示しています。注文住宅や分譲住宅の販売が好調で、経常利益も425百万円と前年同期比20.7%増加と高い収益性を維持できています。今後は新たな地域への展開や平屋住宅の販売強化などにも注力し、持続的な成長を目指していくと考えられます。
株式会社KHCの決算日や配当についてまとめました。
株式会社KHCの決算日は3月31日で、四半期決算は6月30日、9月30日、12月31日に行われます。配当については、年間33円の配当を実施する予定です。同社は収益性が高く、今後も安定した業績と株主還元を維持できると期待されています。
