東洋埠頭株式会社の最新の決算報告書が公開されました。この企業は大手物流企業として知られており、国内外の物流事業を幅広く手掛けています。今回の決算では、業績の一部に苦戦が見られましたが、総じて健全な経営状態を維持しているようです。
企業情報
企業名: 東洋埠頭株式会社
証券コード: 93510
決算期: 2024年3月期(第113期)
東洋埠頭株式会社の決算日・決算時期(スケジュール)は?
東洋埠頭株式会社の決算日は3月31日です。第113期の第3四半期決算の報告は2024年2月13日に行われています。
主な事業
東洋埠頭株式会社は、国内総合物流事業と国際物流事業の2つの事業セグメントを展開しています。国内総合物流事業では、倉庫業、港湾運送業、自動車運送業などを手掛け、国際物流事業では、国際運送取扱業を中心に事業を展開しています。これらの事業を通じて、幅広い分野の物流ニーズに応えています。
今期の業績と利益率は?
当期の営業収入は262億95百万円で、前年同期比で10.5%の減収となりました。一方、営業利益は8億93百万円で、前年同期比では37.3%の減益となりました。利益率は前年同期と比べて若干低下しましたが、依然として一定の収益性を維持しています。
売上・利益の推移
東洋埠頭株式会社の直近の売上高は380億86百万円、経常利益は18億46百万円となっています。前年同期と比べると、売上高は減収、経常利益は減益となっています。ただし、過去の実績と比べると概ね健闘しており、堅調な経営成績を維持しているといえます。
四半期連結貸借対照表について
東洋埠頭株式会社の総資産は469億83百万円となっています。前期末と比べると6億70百万円増加しています。また、負債は219億68百万円で、前期末比4億59百万円減少しています。純資産は250億15百万円で、前期末比11億29百万円増加しています。
資産の部
資産の部では、流動資産が79億86百万円、固定資産が389億97百万円となっています。固定資産の中では、投資有価証券が81億66百万円と大きな割合を占めています。
負債の部
負債の部では、流動負債が110億75百万円、固定負債が108億92百万円となっています。負債の圧縮が進んでおり、財務の健全性が高まってきています。
純資産の部
純資産の部では、株主資本が216億46百万円、その他の包括利益累計額が32億18百万円となっています。自己資本比率は52.9%と良好な水準を維持しています。
ROAとROE
東洋埠頭株式会社のROA(総資産経常利益率)は2.2%、ROE(自己資本利益率)は2.6%となっています。前年同期と比べて若干低下しましたが、依然として一定の収益性を維持しており、健全な財務体質を維持できています。
キャッシュフロー
当期のキャッシュフローの状況については、詳細な情報が開示されていませんが、営業活動によるキャッシュ・フローは正の水準を維持しており、投資活動によるキャッシュ・フローは設備投資により支出超過となっているようです。財務活動によるキャッシュ・フローは借入金の返済などにより減少しているものと思われます。
配当の支払額
東洋埠頭株式会社は、年2回の配当を実施しています。当期の中間配当は1株25円、期末配当は1株30円の予定となっています。業績の変動に応じた柔軟な配当政策を採っているようです。
今後の展望
東洋埠頭株式会社は、物流需要の回復を見据え、新事業の創出や生産性の向上に取り組んでいきます。また、ESG経営の推進による企業価値の向上も目指しています。今後の業績動向に注目が集まるところです。
編集部のまとめ
東洋埠頭株式会社は、国内外の物流事業を幅広く手掛ける大手企業です。当期の業績は一部に減収・減益の傾向がみられましたが、全体としては健全な経営状態を維持しています。今後は新分野への進出やESG経営の推進などにより、持続的な成長を目指していくことが期待されます。
東洋埠頭株式会社の決算日や配当についてまとめました。
東洋埠頭株式会社の決算日は3月31日で、直近の第113期第3四半期決算は2024年2月13日に発表されました。また、年2回の配当を実施しており、中間配当は1株25円、期末配当は1株30円の予定となっています。今後の業績や配当動向にも注目していきましょう。