平和不動産株式会社の2023年12月期第3四半期決算が発表されました!売上高は357億15百万円、営業利益は109億51百万円と好調な決算となりました。今回は企業の概要や決算の内容をわかりやすく解説していきますので、平和不動産の業績をチェックしていきましょう。
企業情報
企業名: 平和不動産株式会社
証券コード: 88030
決算期: 3月期
平和不動産株式会社の決算日・決算時期(スケジュール)は?
平和不動産株式会社の決算日は3月31日です。ですので、第3四半期の決算は12月31日時点の数値となります。通期決算は翌年の5月頃に発表されます。
主な事業
平和不動産株式会社は、オフィスビルや賃貸マンションなどの不動産開発・所有・運営を行う「ビルディング事業」と、資産運用会社の運営など不動産ファンド関連事業を行う「アセットマネジメント事業」の2つの主要事業を展開しています。不動産投資、賃貸、資産運用など不動産業界の中核的な企業として事業を展開しています。
今期の業績と利益率は?
平和不動産株式会社の2023年12月期第3四半期の業績は、売上高357億15百万円、営業利益109億51百万円と大幅な増収増益となりました。営業利益率は30.7%と高い水準を維持しています。不動産市況の回復や賃貸物件の稼働率向上などが業績に寄与しています。
売上・利益の推移
平和不動産株式会社の過去3年間の業績推移を見ると、売上高、営業利益ともに順調に推移しています。2023年12月期第3四半期の売上高は357億15百万円、営業利益は109億51百万円と前年同期比で大幅な増加となっています。不動産市況の回復によって堅調な業績を維持しているといえるでしょう。
四半期連結貸借対照表について
平和不動産株式会社の2023年12月期第3四半期の四半期連結貸借対照表を見ると、資産合計は4,004億66百万円となっています。前期末比で21億33百万円の増加となっています。
資産の部
資産の部では、建築費の支払いや不動産の取得などにより、有形固定資産が70億31百万円増加しています。一方で販売用不動産が65億11百万円減少しました。
負債の部
負債の部では、有利子負債が41億39百万円増加しています。一方で営業未払金が48億30百万円減少しました。
純資産の部
純資産の部では、利益剰余金が38億77百万円増加しました。自己資本比率は30.6%と健全な財務状況を維持しています。
ROAとROE
平和不動産株式会社のROA(総資産経常利益率)は2.5%、ROE(自己資本当期純利益率)は6.4%となっています。前年同期と比較して上昇しており、収益性の向上が見られます。これは不動産市況の回復や賃貸物件の稼働率向上によって業績が好調に推移したことが主な要因です。
キャッシュフロー
平和不動産株式会社の営業キャッシュ・フローは順調に確保されており、財務的な健全性が高いことがわかります。一方で投資活動によるキャッシュ・フローでは、不動産取得等の支出があり、マイナスとなっています。全体としては財務基盤は安定しているといえるでしょう。
配当の支払額
平和不動産株式会社は、2023年10月31日の取締役会で、期末配当を1株58円と決定しました。通期では108円の配当を予定しています。業績好調を背景に、株主還元の強化を図っているといえます。
今後の展望
平和不動産株式会社は、オフィスビル、賃貸マンション、施設運営等幅広い事業領域で強みを発揮しています。不動産市況の回復を背景に、今後も安定的な収益基盤の維持と成長が期待できると考えられます。また、資産運用事業の強化や新規事業の展開にも積極的に取り組んでいく方針です。
編集部のまとめ
平和不動産株式会社は、不動産開発・賃貸運営、資産運用など不動産業界の中核企業として安定した業績を上げ続けています。第3四半期決算では、売上高、営業利益ともに前年同期比で大幅な増加となり、高い収益性を維持しています。今後も不動産市況の回復に後押しされ、着実な成長が期待できそうです。
平和不動産株式会社の決算日や配当についてまとめました。
平和不動産株式会社の決算日は3月31日で、第3四半期の決算数値は12月31日時点のものです。配当については、2023年10月に期末配当1株58円を決定し、通期で108円の配当を予定しています。株主還元の強化にも積極的に取り組んでいる様子がうかがえます。