チムニー株式会社の2023年第3四半期決算をお知らせします。業績が大幅に改善され、経常利益は前年同期の赤字から黒字に転換しました。居酒屋チェーンを中心とした飲食事業が好調に推移し、収支が大きく改善されています。今後も着実な業績回復が期待されるチムニー株式会社の動向に注目が集まっています。
企業情報
企業名: チムニー株式会社
証券コード: 31780
決算期: 3月期
チムニー株式会社の決算日・決算時期(スケジュール)は?
チムニー株式会社の決算期は3月期で、通常の決算スケジュールを採用しています。第3四半期決算は12月末に締め、2月中旬に四半期報告書を提出しています。
主な事業
チムニー株式会社は、居酒屋チェーン事業を中心とした飲食事業を展開しています。居酒屋を主力ブランドとして、定食屋やカフェなどのコンセプト店も展開しています。全国に400店舗以上を構える大手居酒屋チェーンとして知られています。
今期の業績と利益率は?
当第3四半期連結累計期間の業績は、売上高19,290百万円、経常利益1,129百万円と大幅な改善となりました。前年同期は経常損失1,543百万円だったことから、黒字転換を果たしています。経常利益率は5.8%と高水準を維持しており、収益性の向上が見られます。
売上・利益の推移
チムニー株式会社の売上高は、2022年4月から2023年3月までの第15期は20,155百万円でした。一方、経常利益は赤字の1,635百万円の損失となっていました。しかし、当第3四半期連結累計期間の業績は大幅に改善し、売上高19,290百万円、経常利益1,129百万円と好調に推移しています。
四半期連結貸借対照表について
チムニー株式会社の当第3四半期連結会計期間末の財務状況は、総資産が18,287百万円、負債が13,439百万円、純資産が4,848百万円となっています。前連結会計年度末から資産が247百万円増加し、負債は372百万円減少、純資産は619百万円増加しています。
資産の部
資産の部では、現金及び預金が7,899百万円と前連結会計年度末から461百万円増加しています。一方で、のれんが3,517百万円から2,954百万円へと562百万円減少しています。
負債の部
負債の部では、買掛金が2,092百万円、未払金が1,927百万円と前連結会計年度末から増加しています。一方で、有利子負債は7,111百万円と前連結会計年度末から2,030百万円減少しています。
純資産の部
純資産の部では、利益剰余金が753百万円と前連結会計年度末から2,698百万円増加しています。その他有価証券評価差額金は△103百万円と減少傾向にあります。
ROAとROE
チムニー株式会社のROA(総資産利益率)は前期が△9.1%と低水準でしたが、当第3四半期連結累計期間は5.5%と大幅に改善されています。また、ROE(自己資本利益率)も前期が△47.7%から15.6%と大きく上昇しています。営業活動の改善により収益性が高まったことが要因です。
キャッシュフロー
当第3四半期連結累計期間のキャッシュ・フローは、営業活動によるキャッシュ・フローが1,450百万円の収入と大幅な黒字を計上しています。投資活動によるキャッシュ・フローは△276百万円の支出、財務活動によるキャッシュ・フローは△812百万円の支出となっています。財務体質の改善が進んでいる様子が伺えます。
配当の支払額
当第3四半期連結累計期間においては、配当の支払いは行われていません。ただし、第16期の通期の配当予想についても未定となっています。業績回復の状況を見守りつつ、株主還元策の検討が進められているものと思われます。
今後の展望
チムニー株式会社は、居酒屋事業を中心に業績回復を果たしつつあり、今期も増収増益を実現する見通しです。店舗ブラッシュアップや新業態の展開など、積極的な事業展開も進めています。今後も外食需要の回復基調を背景に、更なる業績向上が期待されます。
編集部のまとめ
今回の決算では、チムニー株式会社の業績が大幅に改善していることが分かりました。経常利益が黒字転換し、ROAやROEも大幅に上昇と、収益性の向上が伺えます。今後の外食需要の回復や、店舗開発や新業態展開などの施策に注目していきたいと思います。また、株主還元策についても今後の動向が気になるところです。
チムニー株式会社の決算日や配当についてまとめました。
チムニー株式会社の決算期は3月期で、第3四半期決算は12月末に締め、2月中旬に四半期報告書を提出しています。当第3四半期では配当の支払いは行われていませんが、業績回復を受けて今後の配当再開に期待が高まっています。今後の同社の動向に注目が集まっています。