株式会社平和堂の決算報告が発表されました。同社は滋賀県を中心にスーパーマーケットやホームセンターなどの小売事業を展開する大手企業です。堅調な売上と利益の増加が特徴的で、外出需要の回復やコスト削減効果が好業績につながっています。
企業情報
企業名: 株式会社 平和堂
証券コード: 82760
決算期: 2023年２月期
株式会社 平和堂の決算日・決算時期(スケジュール）は？
株式会社平和堂の決算日は2月20日です。決算発表は通常5月中旬に行われ、四半期報告書の提出は1月4日に行われます。
主な事業
株式会社平和堂は、滋賀県を中心にスーパーマーケットやホームセンターなどの小売業を展開しています。また、飲食やファッション、書籍・DVDなどの複合商業施設の運営や、不動産賃貸事業なども手掛けています。近年はオンラインでの販売にも力を入れており、顧客ニーズに合わせた幅広いサービスを提供しています。
今期の業績と利益率は？
今期の業績は売上高3,124億98万円、営業利益82億75百万円と前年同期比でそれぞれ2.2%増、18.4%増と堅調に推移しました。外出需要の回復や光熱費抑制などのコスト削減効果により、営業利益率が2.6%と改善が見られました。
売上・利益の推移
過去3期の売上高は3,150億円前後で推移しており、営業利益は80億円前後で推移しています。新型コロナの影響はあったものの、食品や不動産賃貸などの堅調な需要に支えられ、安定した業績を維持しています。
四半期連結貸借対照表について
株式会社平和堂の四半期連結貸借対照表では、資産3,110億77百万円、負債1,243億23百万円、純資産1,867億53百万円となっています。キャッシュや売掛金などの流動資産が良好な水準を維持しており、負債も低位に抑えられています。
資産の部
主な資産は現金及び預金310億05百万円、有形固定資産2,028億98百万円です。有形固定資産は店舗や物流拠点の設備投資に充てられています。
負債の部
主な負債は支払手形及び買掛金333億63百万円、短期借入金163億84百万円です。有利子負債は適切に管理されており、財務の健全性が保たれています。
純資産の部
純資産は1,867億53百万円で、自己資本比率は59.4%と高水準を維持しています。利益剰余金の積み上げにより、財務基盤は強化されています。
ROAとROE
ROAは2.9%、ROEは5.8%と、前年同期比でそれぞれ0.3ポイント、0.5ポイント上昇しました。売上高や利益の改善に加え、資産効率の向上により収益性が高まっています。
キャッシュフロー
営業活動によるキャッシュ・フローは123億51百万円の収入となりました。安定した収益力を背景に、自己資金の蓄積が進んでいます。一方、設備投資などの財務活動による支出も58億44百万円あり、内部留保とバランスのとれた資金運用が行われています。
配当の支払額
株式会社平和堂は株主への還元を重視しており、年間配当金は1株当たり42円を予定しています。業績の好調さを反映し、前期比で3円増配となっています。
今後の展望
同社は食品販売の強化や新業態の展開など、顧客ニーズに柔軟に対応できる体制作りに注力しています。また、業務の効率化やコスト削減にも取り組み、収益力の一層の向上が期待されます。今後も幅広い事業基盤を活かし、着実な成長が見込まれます。
編集部のまとめ
株式会社平和堂の決算は、堅調な業績と収益性の改善が特徴的でした。外出需要の回復やコスト削減など、各部門で好調な実績を残しています。また、財務基盤も強化されており、株主への還元も充実しています。今後も、時代に合わせた柔軟な経営戦略で、さらなる成長が期待できる企業と言えるでしょう。
株式会社 平和堂の決算日や配当についてまとめました。
株式会社平和堂の決算日は2月20日で、決算発表は5月中旬、四半期報告書の提出は1月4日に行われます。また、同社の年間配当金は1株当たり42円と、前期比で3円増配となっています。同社は株主還元を重視しており、今後も安定的な配当が期待できる企業です。
