沖縄電力株式会社の第52期第3四半期決算まとめ・決算の発表日はいつ?配当や決算日

四半期報告書
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詳細・正確な情報は対象企業の報告書をご確認ください。

沖縄電力株式会社の2023年12月期第3四半期決算報告が発表されました。沖縄で事業を展開する同社の業績をご紹介します。

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企業情報

企業名: 沖縄電力株式会社
証券コード: 95110
決算期: 3月31日

沖縄電力株式会社の決算日・決算時期(スケジュール)は?

沖縄電力株式会社は3月31日を決算日としており、通常第4四半期までの業績を発表しています。
今回の第3四半期決算は2023年4月1日から12月31日までの業績を示すものです。

主な事業

沖縄電力株式会社は、沖縄県内を事業エリアとして電力の供給を行う電気事業が主力事業です。
その他に、建設業や不動産業、ガス供給事業などのその他事業にも展開しています。
同社は沖縄県内で独占的に電力事業を行っている地域電力会社です。

今期の業績と利益率は?

当第3四半期の業績は、売上高1,873億円と前年同期比7.3%増、営業利益65億円経常利益58億円親会社株主に帰属する四半期純利益45億円となりました。
利益率は、営業利益率は3.5%、経常利益率は3.1%、純利益率は2.4%と改善しています。

売上・利益の推移

直近では、2022年3月期に大幅な損失を計上しましたが、燃料費の高騰などの影響が和らいだことで、2023年3月期第3四半期は営業黒字、経常黒字に転換しています。
前年同期比では売上高は7.3%増加、営業利益は約41億円の増加となりました。

四半期連結貸借対照表について

2023年12月31日時点の総資産は4,844億円で、前期末比0.8%増加しています。
負債は3,651億円と0.2%減少し、純資産は1,192億円と4.2%増加しました。
自己資本比率は前期末の23.4%から24.2%に改善しています。

資産の部

資産は電気事業固定資産の増加などにより、前期末比0.8%増加しています。
流動資産は現金及び預金の増加などで前期末比1.7%増加しました。

負債の部

負債は支払手形及び買掛金の減少などにより、前期末比0.2%減少しました。
有利子負債である社債と長期借入金は前期末比2.6%増加しています。

純資産の部

純資産は親会社株主に帰属する四半期純利益の計上などにより、前期末比4.2%増加しました。
この結果、自己資本比率は24.2%となり、前期末より0.8ポイント改善しています。

ROAとROE

ROAは前期末の▲9.5%から当第3四半期では1.2%に、ROEは前期末の▲39.7%から当第3四半期では3.8%と大幅に改善しています。
これは、営業黒字化や親会社株主に帰属する四半期純利益の計上などにより、収益性が向上したためです。

キャッシュフロー

当第3四半期連結累計期間のキャッシュフローの情報は開示されていませんが、営業活動によるキャッシュフローは黒字に転じていると考えられます。
投資活動によるキャッシュフローは電気事業固定資産への投資などにより支出超過、財務活動によるキャッシュフローは有利子負債の返済などで支出超過と見られます。

配当の支払額

2023年10月31日開催の取締役会で、中間配当として1株当たり5円の配当を実施することを決議しました。
この配当金は2023年12月1日に支払われる予定です。

今後の展望

沖縄電力は、電力の安定供給カーボンニュートラルの実現に向けた取り組みを進めていきます。
また、毀損した財務基盤の回復にも注力し、2025年度までを「リカバリー期間」と位置づけ、連結自己資本比率25%の達成を目指します。

編集部のまとめ

沖縄電力は、燃料費高騰の影響を大きく受けていましたが、回復基調に転じつつあります。
経営合理化の徹底と、お客様のニーズに沿ったサービス提供で企業価値の向上を目指しています。
今後の着実な業績改善と、カーボンニュートラルの実現に期待が高まります。

沖縄電力株式会社の決算日や配当についてまとめました。

沖縄電力株式会社は3月31日を決算日とし、年間配当を実施しています。
今期の中間配当は1株当たり5円の支払いが決定しました。
今後も安定配当を目指しつつ、財務基盤の強化と事業の成長に努めていくことが期待されます。

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