前澤化成工業株式会社の第70期第3四半期決算まとめ・決算の発表日はいつ?配当や決算日

四半期報告書
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詳細・正確な情報は対象企業の報告書をご確認ください。

前澤化成工業株式会社の2023年度第3四半期決算の内容をまとめましょう。
この企業は、上水道・下水道関連製品や住宅機器などを手掛ける化学メーカーです。足元の環境が厳しい中、着実に業績を積み上げています。

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企業情報

企業名: 前澤化成工業株式会社
証券コード: 79250
決算期: 3月期

前澤化成工業株式会社の決算日・決算時期(スケジュール)は?

前澤化成工業株式会社の決算日は3月31日です。
第3四半期の決算期間は2023年10月1日〜12月31日となっています。

主な事業

前澤化成工業株式会社は、主に管工機材事業水・環境エンジニアリング事業各種プラスチック成形事業を行っています。
管工機材事業ではPVC管などの上下水道の基幹製品を、水・環境エンジニアリング事業では浄化槽や排水処理設備の設計・施工を、各種プラスチック成形事業では自社ブランドの樹脂製品を手掛けています。

今期の業績と利益率は?

この第3四半期の連結売上高は178億96百万円となり、前年同期に比べて2.3%増加しています。
一方で、利益面では原材料価格高騰の影響が大きく、営業利益は13億38百万円と、前年同期比7.6%減少しました。

売上・利益の推移

過去3年間の売上高は増加傾向にあり、2022年3月期は235億95百万円を記録しました。
利益面では、経常利益は2022年3月期が22億26百万円と高水準でしたが、今期は原料高騰の影響もあり、第3四半期累計で15億68百万円と前年同期比6.5%減となっています。

四半期連結貸借対照表について

当第3四半期末の総資産は479億12百万円となり、前期末比で14億6百万円増加しました。
これは主に、株価上昇に伴う投資有価証券の増加などによるものです。

資産の部

流動資産は287億85百万円、固定資産は191億26百万円となっています。
流動資産のうち現金及び預金は123億1百万円、受取手形・売掛金・契約資産は48億6百万円です。

負債の部

負債合計は83億7百万円となり、前期末比で1億58百万円増加しました。
主な内訳は支払手形・買掛金が28億69百万円、電子記録債務が9億69百万円などとなっています。

純資産の部

純資産合計は396億5百万円となり、前期末比で12億47百万円増加しました。
主な要因は、株価上昇に伴うその他有価証券評価差額金の増加と、親会社株主に帰属する四半期純利益の計上などによるものです。

ROAとROE

ROA(総資産経常利益率)は当第3四半期で4.3%、ROE(自己資本当期純利益率)は3.8%となっています。
両指標ともに前年同期に比べ低下しているものの、依然として高水準を維持しており、収益性・資本効率性が高い企業といえます。

キャッシュフロー

当第3四半期連結累計期間のキャッシュ・フローの状況は開示されていませんが、前年同期は営業活動によるキャッシュ・フローが13億78百万円の収入となっています。
設備投資や自己株式の取得などの投資活動によるキャッシュ・フローが3億円近くの支出となっている一方、配当金の支払いなどの財務活動によるキャッシュ・フローは6億42百万円の支出でした。

配当の支払額

前澤化成工業株式会社は、年2回の期末配当と中間配当を実施しています。
2023年6月期の配当金は1株当たり50円(年間)、2023年12月期の中間配当は1株当たり25円となっています。

今後の展望

国内のインフラ需要は底堅く推移するものの、コスト上昇圧力が続く中、企業収益を下押しするリスクが高まっています。
前澤化成工業株式会社は、中期経営計画「Look Forward 2023」に基づき、成長ドライバーの創出や事業基盤の整備に注力しており、今後の業績動向に期待が高まっています。

編集部のまとめ

前澤化成工業株式会社は、上水道・下水道関連、住宅設備などの製品で安定した収益基盤を持つ化学メーカーです。
今期は原料高の影響を受けたものの、売上高は前年同期を上回りました。投資有価証券の増加などで資産が14億円以上も膨らむなど、財務体質も健全化が進んでいます。
今後の中期的な展開に期待が持てる企業といえるでしょう。

前澤化成工業株式会社の決算日や配当についてまとめました。

前澤化成工業株式会社の決算日は3月31日で、第3四半期の決算期間は2023年10月1日〜12月31日です。
年間配当金は1株当たり50円で、中間配当は25円となっています。コスト上昇が続く中、これまでの安定的な収益力を維持できるかが今後の注目点といえるでしょう。

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