株式会社オープンアップグループの2023年12月期第2四半期決算が発表されました。売上収益は85,053百万円と前年同期比13.5%の増収となりました。営業利益は7,911百万円と8.3%増加しており、引き続き好調な業績を維持しています。
企業情報
企業名: 株式会社オープンアップグループ
証券コード: 21540
決算期: 2023年6月30日
株式会社オープンアップグループの決算日・決算時期(スケジュール)は?
株式会社オープンアップグループは6月30日が決算日となっており、通常毎年8月中旬から9月中旬にかけて決算発表を行っています。
主な事業
株式会社オープンアップグループは、製造業の技術開発部門及び製造部門を対象とした人材サービス、業務の請負・受託等のトータルサービスを国内外で展開しています。主な事業セグメントは機電・IT領域、建設領域、製造領域、海外領域です。
今期の業績と利益率は?
今期の売上収益は85,053百万円と前年同期比13.5%の増収となりました。利益面では、営業利益は7,911百万円と8.3%増加しました。売上総利益率が維持され、利益率も高い水準を確保できています。
売上・利益の推移
過去2年間の業績推移を見ると、売上収益は2022年6月期が150,697百万円、2023年6月期には更に増加し150,697百万円となりました。利益面でも、営業利益は2022年6月期が12,508百万円、2023年6月期には9,533百万円と高水準を維持しています。
四半期連結貸借対照表について
2023年12月期第2四半期末の四半期連結貸借対照表を見ると、総資産は104,373百万円となっています。前期末から2,881百万円増加しており、財務体質は健全に推移しています。
資産の部
資産の部では、現金及び現金同等物が20,209百万円と、前期末から4,132百万円増加しています。一方で、繰延税金資産が2,077百万円と前期末から909百万円減少しています。
負債の部
負債の部では、営業債務及びその他の債務が1,928百万円と前期末から520百万円減少しています。また、未払法人所得税が1,760百万円と前期末から522百万円減少しています。
純資産の部
純資産の部では、親会社の所有者に帰属する持分が67,963百万円と前期末から3,007百万円増加しています。自己資本比率は65.1%となり、財務の健全性が維持されています。
ROAとROE
ROA(総資産利益率)は前期の9.4%から当期8.1%に若干低下しましたが、依然として高水準にあります。一方、ROE(自己資本利益率)は前期の14.7%から当期12.8%へと軽微に低下したものの、ともに二桁の高い水準を維持しています。これは、売上高利益率が高いことに加え、財務レバレッジも適切に活用されていることが要因と考えられます。
キャッシュフロー
当第2四半期連結累計期間のキャッシュ・フローは、営業活動によるキャッシュ・フローが8,830百万円の収入となりました。一方、投資活動によるキャッシュ・フローは659百万円の収入、財務活動によるキャッシュ・フローは5,071百万円の支出となりました。この結果、現金及び現金同等物の四半期末残高は20,209百万円となっています。
配当の支払額
株式会社オープンアップグループは、業績に応じた株主還元を行っています。2023年6月期の年間配当金は1株当たり50円となり、第2四半期末の配当金は1株当たり33円が支払われました。今後も安定的な配当の継続が期待できます。
今後の展望
株式会社オープンアップグループは、技術者派遣、製造派遣、海外の3つの事業セグメントを展開しています。今後は、事業ポートフォリオの最適化を図るため、製造派遣事業をUTグループに譲渡し、技術者派遣事業に注力していく方針です。この戦略的な事業再編により、さらなる事業の効率化と成長力の向上が期待されます。
編集部のまとめ
株式会社オープンアップグループの2023年12月期第2四半期決算は、売上収益が85,053百万円と前年同期比13.5%の増収、営業利益が7,911百万円と8.3%の増益と、好調な業績を確保しています。財務体質も健全で、ROAやROEも高い水準を維持しており、株主還元も安定的に行われています。今後は、事業ポートフォリオの最適化を図り、技術者派遣事業に注力することで、さらなる成長が期待できそうです。
株式会社オープンアップグループの決算日や配当についてまとめました。
株式会社オープンアップグループは6月30日が決算日で、通常毎年8月中旬から9月中旬にかけて決算発表を行っています。また、株主還元としての配当金は1株当たり50円と、業績に応じて安定的に支払われています。今後も安定的な配当の継続が期待できそうです。