日本オラクル株式会社は、クラウドサービスやソフトウェア・ライセンスを中心とした IT 製品・サービスを提供する企業です。この度、2023年11月30日に終了した第2四半期の決算を発表しました。前年同期と比べ、売上高は8.9%増の1,174億円、営業利益は10.4%増の383億円と過去最高を記録しました。特に、クラウドサービスやライセンスサポートの売上が好調に推移しました。
企業情報
企業名: 日本オラクル株式会社
証券コード: E05027
決算期: 5月決算
日本オラクル株式会社の決算日・決算時期(スケジュール)は?
日本オラクル株式会社は5月決算で、通常6月上旬に第4四半期の決算を発表し、年間の業績報告を行います。また、11月下旬には第2四半期の決算を発表しています。
主な事業
日本オラクル株式会社は、データベース管理ソフトウェア、各種ミドルウェア、ERP等の業務アプリケーションソフトウェアのソフトウェア・ライセンスの販売や、それらのサポートサービスを提供しています。さらに、クラウドサービスも積極的に展開しており、顧客のクラウド化ニーズに応えています。
今期の業績と利益率は?
今期の第2四半期の売上高は1,174億円、営業利益は383億円でした。前年同期と比べ、売上高は8.9%増、営業利益は10.4%増と大幅に伸長しました。特に、クラウドサービスやライセンスサポートの売上が好調に推移しており、55.9%の高い自己資本比率を維持しています。
売上・利益の推移
過去2期の売上高は2,269億円から2,809億円と増加傾向にあります。営業利益も677億円から746億円と着実に伸びています。クラウド化の進展や、新技術への投資など、日本オラクル株式会社は継続的な成長を遂げています。
四半期連結貸借対照表について
日本オラクル株式会社の2023年11月30日現在の四半期連結貸借対照表を見ると、総資産は2,909億円となっています。流動資産は1,415億円、固定資産は1,494億円となっています。
資産の部
流動資産の主な内訳は、現金及び預金が1,203億円、売掛金が149億円です。固定資産の主な内訳は、関係会社長期貸付金が1,100億円となっています。
負債の部
負債合計は1,281億円で、主な内訳は、契約負債が961億円、未払法人税等が124億円となっています。
純資産の部
純資産合計は1,627億円で、自己資本比率は55.9%となっています。利益剰余金は1,305億円と良好な財務基盤を維持しています。
ROAとROE
日本オラクル株式会社のROA (総資産利益率) は13.1%、ROE (自己資本利益率) は16.4%となっており、高い収益性を維持しています。これは、クラウドサービスの需要増加やライセンスサポートの高い契約更新率などが要因だと考えられます。
キャッシュフロー
営業活動によるキャッシュ・フローは366億円の収入となり、投資活動によるキャッシュ・フローは1億円の支出、財務活動によるキャッシュ・フローは207億円の支出でした。現金及び現金同等物の期末残高は1,203億円と、健全な財務体質を維持しています。
配当の支払額
日本オラクル株式会社は、株主への利益還元を重視しており、第2四半期の配当金は1株当たり162円を支払いました。これは前年同期比2円の増配となっています。
今後の展望
日本オラクル株式会社は、日本のお客様専用のクラウドの提供やAI技術の活用など、新しい取り組みに注力しています。企業のデジタルトランスフォーメーションを強力にサポートし、さらなる成長が期待されます。
編集部のまとめ
日本オラクル株式会社は、クラウド化を中心とした事業の強化によって、安定した業績を継続しています。高い収益性と健全な財務体質を維持しつつ、顧客のニーズに合わせた新しい製品・サービスの提供にも注力しており、今後の更なる躍進が期待されます。
日本オラクル株式会社の決算日や配当についてまとめました。
日本オラクル株式会社は5月決算で、通常6月上旬に年間の業績を、11月下旬に第2四半期の業績を発表しています。今回の第2四半期決算では、売上高、営業利益ともに好調な業績を収めました。配当金は1株当たり162円と前年同期比2円の増配となっています。今後も、顧客ニーズに合わせた製品・サービスの提供を通じて、企業価値の向上に努めていくことが期待されます。