松井証券株式会社の第108期第3四半期決算まとめ・決算の発表日はいつ?配当や決算日

四半期報告書
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詳細・正確な情報は対象企業の報告書をご確認ください。

松井証券の2023年12月期第3四半期決算がおさまりました。個人投資家向けオンラインサービスに強みを持つ松井証券は、株式市場の堅調な推移を受けて大幅な増収増益を果たしました。証券口座の入出金手続きの簡易化や、人気IPO銘柄の取り扱い、自動売買機能強化など、利便性向上に積極的に取り組んでいることが業績に寄与しています。株価上昇に伴う個人投資家の取引拡大や金融収支の増加などから、経常利益は前年同期比24.8%増の10,721百万円と好調に推移しました。今後の更なる市場環境の好転や新サービス拡充で、松井証券の成長は期待できそうです。

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企業情報

企業名: 松井証券株式会社
証券コード: E03807
決算期: 3月期

松井証券株式会社の決算日・決算時期(スケジュール)は?

松井証券の決算期は3月期で、通期決算は毎年6月下旬頃に発表されます。四半期決算は4月、7月、10月、1月に公表されています。

主な事業

松井証券の主要な事業はオンライン証券取引サービスの提供です。個人投資家を中心に、株式・債券・投資信託・先物・オプションなどの売買取引を手数料収入を得て行っています。また、トレーディングによる収益、信用取引に伴う金利収入なども主要な収益源となっています。近年は米国株や外国為替(FX)取引の拡充などにも注力しています。

今期の業績と利益率は?

2023年12月期第3四半期の業績は、営業収益が28,899百万円(前年同期比25.9%増)経常利益が10,721百万円(同24.8%増)四半期純利益が7,029百万円(同18.7%増)と、大幅な増収増益を達成しています。株式市場の好調を受けて個人投資家の取引が活発化したことや、金融収支の増加などが主な要因です。営業利益率は37.4%と高水準を維持しており、収益性の高い企業といえます。

売上・利益の推移

松井証券の直近3年間の売上高と利益の推移は以下の通りです。2022年3月期は新型コロナ禍の影響で減収減益となりましたが、2023年3月期には大きく回復しました。第3四半期累計期間では2年連続で増収増益を達成しており、株式市況好調を背景に順調に業績を伸ばしています。

四半期連結貸借対照表について

松井証券は連結子会社を有していないため、四半期財務諸表は個別ベースで作成されています。

資産の部

2023年12月末の総資産は1,070,234百万円で、前事業年度末比で9.7%の増加となっています。主な増加要因は、顧客からの預り金や受入保証金の増加により、預託金が640,112百万円と15.7%増加したことです。

負債の部

負債合計は996,824百万円で、前事業年度末比10.8%の増加です。預り金が27.5%増の415,625百万円、受入保証金が10.1%増の276,076百万円となっています。これは顧客取引の増加に伴うものです。

純資産の部

純資産は73,410百万円と前事業年度末比3.9%減少しました。四半期純利益7,029百万円の計上がありましたが、10,289百万円の配当金支払いにより利益剰余金が減少したためです。

ROAとROE

ROA(総資産利益率)は直近の通期決算(2023年3月期)で0.8%となりました。ROE(自己資本利益率)は10.7%とやや高めの水準を維持しています。株式市況の好調を受けて業績が大きく伸びており、収益性、株主還元性が高い企業といえます。今後も成長が期待できそうです。

キャッシュフロー

四半期キャッシュ・フロー計算書は開示されていないため、直近の通期決算(2023年3月期)のキャッシュフローをみると、営業CF、投資CF、財務CFすべてでプラスの水準を維持しています。営業活動で得られたキャッシュを有効活用しつつ、必要な設備投資や株主還元にも充てられており、健全な財務体質を保っています。

配当の支払額

松井証券は株主還元として、2023年3月期の年間配当金は1株当たり40円を実施しています。2023年12月期の中間配当金も1株当たり20円を支払っており、利益の20%前後を配当に充てる方針を維持しています。株主重視の経営姿勢が窺えます。

今後の展望

松井証券は個人投資家向けサービスに注力しており、株式市況の上昇とともに業績を伸ばすことができています。今後は銀行サービス「MATSUI Bank」の拡充や、IPO引受けの強化、米国株やFX取引の拡大などに注力することで、顧客基盤の拡大を目指します。株式市場の変動リスクはありますが、サービスの多様化と顧客利便性の向上により、中長期的な成長が期待できる企業として評価されています。

編集部のまとめ

松井証券は個人投資家向けオンラインサービスに強みを持つ証券会社で、2023年12月期第3四半期も大幅な増収増益を達成しました。株式市況の好調を背景に個人投資家の取引が活発化し、収益性の高い金融収支が伸びたことが主因です。今後は銀行サービスの拡充や米国株・FX取引の強化などにも注力しており、中長期的な成長が期待できる企業といえます。

松井証券株式会社の決算日や配当についてまとめました。

松井証券の決算日は3月期で、通期決算は毎年6月下旬頃、四半期決算は4月、7月、10月、1月に公表されています。配当については、直近の2023年3月期は年間40円、2023年12月期の中間配当は1株当たり20円を支払っており、利益の20%前後を配当に充てる方針を堅持しています。株主重視の姿勢が窺えます。

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