栗田工業株式会社の第88期第3四半期決算まとめ・決算の発表日はいつ?配当や決算日

四半期報告書
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詳細・正確な情報は対象企業の報告書をご確認ください。

栗田工業株式会社の2023年12月期第3四半期決算が発表されました。同社は、水処理薬品事業と水処理装置事業を展開する老舗企業です。当期の業績は増収増益となり、特に水処理装置事業が好調に推移しました。今後も水処理ソリューションを中心とした成長が期待されます。

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企業情報

企業名: 栗田工業株式会社
証券コード: 6370
決算期: 3月期

栗田工業株式会社の決算日・決算時期(スケジュール)は?

栗田工業株式会社の決算期は3月期です。具体的な決算日は3月31日で、定時株主総会は6月下旬に開催されます。また、中間配当の基準日は9月30日、期末配当の基準日は3月31日となっています。

主な事業

栗田工業株式会社は、水処理薬品事業水処理装置事業を展開しています。水処理薬品事業では水処理に関する薬品類及び付帯機器の製造販売やメンテナンス・サービスを提供しています。水処理装置事業では水処理に関する装置・施設類の製造販売、超純水供給・化学洗浄・精密洗浄などのサービスを提供しています。

今期の業績と利益率は?

当第3四半期連結累計期間の業績は売上高が286,675百万円と前年同期比13.9%の増収、営業利益が30,518百万円と前年同期比10.3%の増益となりました。特に一般水処理市場の売上高が155,256百万円と7.7%増加しました。収益性も向上しており、事業利益率は10.6%と高水準を維持しています。

売上・利益の推移

直近3年間の業績推移を見ると、売上高は増加傾向にあり、前期は3,446億円まで拡大しました。一方で営業利益も着実に増加しており、前期は304億円と過去最高を記録しています。特に一般水処理市場が好調に推移しているため、今後も持続的な成長が期待できます。

四半期連結貸借対照表について

2023年12月末時点の総資産は5,297億円と、前期末から281億円増加しました。流動資産は2,130億円と前期末比167億円増加し、現金及び現金同等物が492億円となっています。非流動資産は3,166億円と前期末比115億円増加し、有形固定資産やのれんの増加が主な要因です。

資産の部

流動資産は2,130億円と前期末比167億円増加しました。営業債権及びその他の債権が1,114億円、棚卸資産が210億円と増加しています。非流動資産は3,166億円と前期末比115億円増加し、有形固定資産が1,833億円、のれんが668億円となっています。

負債の部

負債合計は2,123億円と前期末比65億円増加しました。流動負債は1,068億円と25億円減少し、社債及び借入金が241億円、未払法人所得税等が28億円減少しました。一方で非流動負債は1,054億円と91億円増加し、社債及び借入金が587億円となっています。

純資産の部

純資産合計は3,173億円と前期末比216億円増加しました。利益剰余金が2,904億円、その他の資本の構成要素が229億円と、いずれも増加しました。これにより自己資本比率は59.5%となっています。

ROAとROE

ROA(総資産利益率)は前期の9.7%から当期は9.7%と同水準を維持しています。一方でROE(自己資本利益率)は前期の8.9%から当期は6.9%とやや低下しました。これは利益が増加した一方で、自己資本も増加したためと考えられます。今後も収益力の改善とともに、資本効率の向上にも注力していく必要があります。

キャッシュフロー

当第3四半期連結累計期間のキャッシュ・フローを見ると、営業活動によるキャッシュ・フローは330億円の収入となりました。一方で投資活動によるキャッシュ・フローは278億円の支出となり、主に有形固定資産の取得によるものです。財務活動によるキャッシュ・フローは87億円の支出となりました。これらにより、当第3四半期末の現金及び現金同等物は492億円と、財務基盤は健全に推移しています。

配当の支払額

栗田工業株式会社は年2回の配当を実施しており、中間配当は1株当たり42円、期末配当は1株当たり42円を予定しています。前期実績と比較して、中間配当は3円増配、期末配当は3円増配となっています。今後も堅実な配当政策を継続する方針です。

今後の展望

栗田工業株式会社は、主力の水処理ソリューション事業を中心に今後も安定的な成長が期待されます。特に半導体需要の増加を背景に電子市場が引き続き好調に推移するほか、M&Aを通じた事業基盤の拡大にも注力しています。また、環境対応や省資源化といった社会的課題にも積極的に取り組み、長期的な企業価値向上につなげていきます。

編集部のまとめ

栗田工業株式会社は、水処理関連事業を中心に安定的な業績を維持しており、今後の成長も期待されます。電子市場における超純水供給事業が好調に推移し、一般水処理市場でも事業基盤の強化が進んでいます。財務基盤も健全で、株主還元にも積極的に取り組んでいることから、同社株式は中長期的に注目の銘柄と言えるでしょう。

栗田工業株式会社の決算日や配当についてまとめました。

栗田工業株式会社の決算期は3月期で、決算日は3月31日、定時株主総会は6月下旬に開催されます。また、配当は年2回で、中間配当は9月30日、期末配当は3月31日が基準日となっています。今期は中間配当が1株当たり42円と増配となっています。

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