株式会社ファルテックの第20期第3四半期決算まとめ・決算の発表日はいつ?配当や決算日

四半期報告書
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株式会社ファルテックの2023年12月期第3四半期決算が発表されました。同社は自動車外装部品・純正用品事業とともに自動車関連機器事業を手掛ける企業です。

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企業情報

企業名: 株式会社ファルテック
証券コード: 72150
決算期: 2023年3月31日

株式会社ファルテックの決算日・決算時期(スケジュール)は?

株式会社ファルテックは3月期決算の企業で、決算短信の発表は年4回行われています。今回は2023年12月期第3四半期(2023年4月1日~12月31日)の決算報告となります。

主な事業

株式会社ファルテックは、自動車外装部品・純正用品事業自動車関連機器事業を手掛けています。自動車メーカーにグリル、バンパーなどの外装部品を供給するほか、自動車関連部品の製造・販売を行っています。主要取引先は国内外の自動車メーカーです。

今期の業績と利益率は?

2023年12月期第3四半期の連結売上高は59,257百万円と前年同期比11.8%の増加となりました。これは自動車メーカーの生産・販売台数の回復によるものです。経常利益は43百万円と黒字化し、前年同期の経常損失1,029百万円から改善しました。利益率も向上しつつある状況です。

売上・利益の推移

過去3年の売上高と利益の推移をみると、2021年3月期以降は売上が堅調に推移しています。2022年3月期は売上高74,102百万円、経常利益498百万円とプラス圏に転じました。2023年12月期第3四半期も売上高が増加し、経常利益も43百万円と黒字化するなど、業績は着実に回復しつつあります。

四半期連結貸借対照表について

2023年12月期第3四半期末の四半期連結貸借対照表を見ると、総資産は70,016百万円となり、前期末比632百万円の増加となりました。流動資産は40,140百万円、固定資産は29,876百万円です。

資産の部

流動資産では、現金及び預金が1,258百万円増加した一方、売掛金が1,783百万円減少しています。固定資産では、工具・器具及び備品が183百万円、リース資産が179百万円増加しました。

負債の部

負債合計は50,585百万円で、前期末比458百万円増加しました。流動負債は主に短期借入金の返済により1,000百万円減少しましたが、固定負債は長期借入金の増加により1,142百万円増加しています。

純資産の部

純資産は19,431百万円で、前期末比174百万円増加しました。利益剰余金の減少があったものの、為替換算調整勘定の増加や非支配株主持分の増加により、全体としては増加しています。

ROAとROE

同社のROA(総資産利益率)は前期の-0.7%から当第3四半期は0.1%と改善しつつあります。ROE(自己資本利益率)も前期の-12.0%から当第3四半期は-3.1%と改善しており、収益性の向上が見られます。これは売上高の回復と共に原価低減活動の効果が出てきたことによるものと考えられます。

キャッシュフロー

営業活動によるキャッシュ・フローが2,255百万円のプラスとなりました。投資活動によるキャッシュ・フローは1,142百万円のマイナスで、主に有形固定資産の取得によるものです。財務活動によるキャッシュ・フローは10百万円のマイナスとなりました。全体としては現金及び現金同等物が1,258百万円増加しています。

配当の支払額

当第3四半期連結累計期間における配当の支払いはありません。前期(2022年3月期)は1株当たり29円の配当を実施しています。今後の配当については未定となっています。

今後の展望

原材料費やエネルギー費の高止まり、為替変動などの懸念材料はありますが、生産・販売の回復基調を受けて業績改善が見込まれています。当社は2025年3月期までに経常利益率3%以上を目指すとしており、既存事業の収益性向上と新規分野への展開により、持続的な成長を目指していきます。

編集部のまとめ

株式会社ファルテックの2023年12月期第3四半期決算は、前年同期と比べ大幅な業績改善となりました。自動車メーカーの生産・販売台数回復を背景に、売上高が11.8%増加し、経常利益も黒字化するなど、収益性が改善されつつあります。今後も新車立ち上げの増加や原価低減活動の効果で、さらなる業績向上が期待できそうです。

株式会社ファルテックの決算日や配当についてまとめました。

株式会社ファルテックは3月決算で、決算短信の発表は年4回行われています。2023年12月期第3四半期の決算では、売上高・利益ともに改善傾向にあります。配当については、前期(2022年3月期)は1株当たり29円の配当を実施しましたが、当第3四半期連結累計期間はありませんでした。今後の業績推移に応じて、配当の再開に期待がかかります。

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