株式会社カネミツの第41期第3四半期決算まとめ・決算の発表日はいつ?配当や決算日

四半期報告書
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詳細・正確な情報は対象企業の報告書をご確認ください。

株式会社カネミツは、プーリやトランスミッション部品を製造する自動車部品メーカーです。売上高は前年同期比16.5%増加の8,384百万円と好調な業績を収めました。利益面でも営業利益が前年同期比186.0%増加の534百万円と大幅な増益となりました。この背景には、主力製品の収益力向上に向けた生産体制の再編成や、xEV部品事業の立ち上がりなどが寄与しています。

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企業情報

企業名: 株式会社カネミツ
証券コード: 72080
決算期: 3月31日

株式会社カネミツの決算日・決算時期(スケジュール)は?

株式会社カネミツの決算日は3月31日です。そのため、第3四半期決算は2023年12月31日が基準日となります。

主な事業

株式会社カネミツの主な事業は、自動車用部品の製造・販売です。プーリやトランスミッション部品といった機械要素部品を中心に、国内外の自動車メーカー向けに製品を提供しています。近年では、電動車(xEV)用のモーターコアの生産にも取り組むなど、事業領域の拡大を図っています。

今期の業績と利益率は?

当期の業績は売上高8,384百万円、営業利益534百万円と、前年同期と比較して大幅に増加しました。特に営業利益は前年同期比186.0%の大幅な増益となっています。利益率も営業利益率6.4%と、前年同期の2.6%から大きく改善しました。製品の収益性向上や新事業の立ち上がりなどが寄与した結果と言えるでしょう。

売上・利益の推移

過去3年間の業績をみると、売上高は7,198百万円→8,384百万円と順調に増加しています。一方、営業利益は187百万円→534百万円と大幅な増益基調にあります。これは、プーリやトランスミッション部品の収益性改善や、xEV部品事業の立ち上がりなどが寄与した結果と考えられます。

四半期連結貸借対照表について

当社の2023年12月期第3四半期末の総資産は15,887百万円となり、前期末に比べ480百万円の増加になりました。流動資産は84百万円増加しましたが、現金及び預金の減少や受取債権の減少、電子記録債権の増加などがあり、一方で固定資産は395百万円増加しています。

資産の部

資産の部では、現金及び預金が3,388百万円と前期末比354百万円減少しましたが、電子記録債権が1,433百万円と前期末比556百万円増加しました。また、固定資産では機械装置や建設仮勘定の増加などにより有形固定資産が6,808百万円と395百万円増加しています。

負債の部

負債の部では、支払手形及び買掛金が734百万円と前期末比251百万円減少しましたが、電子記録債務が852百万円と前期末比365百万円増加しました。これにより、流動負債は3,532百万円と前期末比47百万円の増加となっています。一方で、固定負債は1,631百万円と前期末比334百万円減少しています。

純資産の部

純資産の部では、利益剰余金が8,260百万円と前期末比374百万円増加しました。また、為替換算調整勘定の増加により純資産は10,724百万円と前期末比766百万円の増加となっています。この結果、自己資本比率は66.4%となりました。

ROAとROE

当期のROAは前年同期の3.2%から4.0%に上昇し、ROEも前年同期の5.5%から6.6%に改善しています。これは主に営業利益の増加と、財務体質の健全化による自己資本の増加が寄与したものと考えられます。今後も収益力の向上とともに、バランスシートの最適化を図っていくことが重要でしょう。

キャッシュフロー

当期のキャッシュ・フローについては、営業活動によるキャッシュ・フローが500百万円の収入となりましたが、設備投資による支出などにより、現金及び現金同等物は前期末比353百万円減少しています。今後は、収益力の更なる向上とともに、設備投資の管理強化によるキャッシュ・フローの改善が課題と言えるでしょう。

配当の支払額

当社は株主への利益還元を重要な経営課題と位置づけており、年間配当金は1株当たり29円を予定しています。この結果、配当性向は28.4%となる見通しです。今後も安定的な配当の実施を目指し、企業価値の向上に努めていくことが期待されます。

今後の展望

今後の事業環境については、世界経済の不確実性の高まりや、国内市場での脱炭素化、DX経営への対応など、様々な課題に直面することが予想されます。そうした中で、当社は主力製品の収益力向上、xEV部品事業の拡大など、収益基盤の強化に取り組んでいくことが重要になってきています。また、キャッシュ・フロー重視の経営を進め、財務体質の健全化を図りながら、中長期的な成長を実現していくことが期待されます。

編集部のまとめ

株式会社カネミツは、主力の自動車部品事業において、収益性の改善や新事業の立ち上げなどにより、当期の業績を大幅に伸ばすことができました。キャッシュ・フローの改善や配当の維持など、財務面での健全性も確保できています。今後は、電動車市場の拡大など、変化する市場環境への対応力をさらに高めていくことが課題といえるでしょう。株主の皆様には、引き続き安定的な利益還元を行っていくことも期待されます。

株式会社カネミツの決算日や配当についてまとめました。

株式会社カネミツの決算日は3月31日で、第3四半期決算は2023年12月31日が基準日となります。配当については、年間配当金が1株当たり29円、配当性向は28.4%を予定しています。今後も株主還元を重視しつつ、収益性の向上と財務体質の強化に取り組んでいくことが期待されます。

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