ニホンフラッシュ株式会社の第60期第3四半期決算まとめ・決算の発表日はいつ?配当や決算日

四半期報告書
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詳細・正確な情報は対象企業の報告書をご確認ください。

ニホンフラッシュ株式会社は、国内外での住宅用部材の製造・販売に強みを持つ企業です。直近の決算では、国内売上が前年同期比6.3%増と好調でした。製造面での生産性向上と原価低減の取り組みにより、経営成績も堅調に推移しています。今後は、国内外の新規市場開拓と、重要な柱となるドア事業の拡大に期待が高まります。この企業の決算内容と今後の展望を、分かりやすくまとめましょう。

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企業情報

企業名: ニホンフラッシュ株式会社
証券コード: 78200
決算期: 3月決算

ニホンフラッシュ株式会社の決算日・決算時期(スケジュール)は?

ニホンフラッシュ株式会社は3月決算で、毎年4月から3月までの1年間を事業年度としています。通常、3月末に4-12月期の第3四半期決算を発表し、翌5月頃に前年度の本決算を発表します。今回の四半期決算は、2023年12月31日時点の決算内容になります。

主な事業

ニホンフラッシュ株式会社は、主に住宅用部材の製造・販売を事業の柱としています。国内外で木質ドア、金属製ドア、キッチン・収納用部材などの住宅内装部材を製造し、大手ハウスメーカーや建材店などに販売しています。近年は中国市場での事業拡大にも注力しており、住宅建設業界の動向に大きく影響を受ける企業です。

今期の業績と利益率は?

当第3四半期連結累計期間の業績は、売上高が191億84百万円と前年同期比5.2%減少しました。一方で、営業利益は15億59百万円と9.7%減少したものの、高水準の収益性を維持できています。製造面での生産性向上と原価低減の取り組みにより、経常利益率は9.6%と健全な水準を保っています。

売上・利益の推移

過去3年の業績推移を見ると、売上高は273億円から191億円と減少傾向にあります。一方で、営業利益は17億円前後、経常利益は18億円から20億円台と高水準を維持しています。この間、生産性向上やコストダウンに取り組み、収益性を維持できている模様です。

四半期連結貸借対照表について

ニホンフラッシュ株式会社の直近の四半期連結貸借対照表は、資産合計455億45百万円、負債合計121億36百万円、純資産合計334億9百万円となっています。前期末比で、資産は19億49百万円増加、負債は14億8百万円増加、純資産は5億40百万円増加しています。

資産の部

資産の主な内訳は、受取手形及び売掛金203億65百万円、投資不動産27億95百万円などとなっています。前期末から受取手形及び売掛金が増加し、投資不動産も13億25百万円増加しています。

負債の部

負債の主な内訳は、支払手形及び買掛金46億71百万円、電子記録債務20億76百万円、短期借入金21億86百万円などです。前期末から支払手形及び買掛金、電子記録債務が増加しています。

純資産の部

純資産の主な内訳は、利益剰余金247億89百万円、為替換算調整勘定55億56百万円、自己株式20億85百万円となっています。前期末から利益剰余金が3億50百万円増加し、為替換算調整勘定も18億16百万円増加しています。

ROAとROE

ニホンフラッシュ株式会社のROA(総資産経常利益率)は4.0%、ROE(自己資本当期純利益率)は3.7%となっています。前期と比べROAは1.0ポイント、ROEは1.3ポイント低下しています。これは、経常利益が減少したことによるものと考えられます。今後は収益性の改善により、ROAとROEの向上につなげていく必要があるでしょう。

キャッシュフロー

当第3四半期連結累計期間におけるキャッシュフローの状況は公表されていませんが、前期のキャッシュフロー計算書によると、営業活動によるキャッシュ・フローは16億円の収入、投資活動によるキャッシュ・フローは19億円の支出、財務活動によるキャッシュ・フローは4億円の支出となっていました。設備投資や自己株式取得などに資金を投下しつつ、営業活動で一定のキャッシュを生み出せているようです。

配当の支払額

ニホンフラッシュ株式会社は、年2回の配当を実施しています。当期は中間配当として1株当たり18円、期末配当として18円の合計年間36円の配当を予定しています。前期の年間配当は36円と、安定した配当政策を続けています。株主還元の観点から、この水準の配当は評価できるでしょう。

今後の展望

ニホンフラッシュ株式会社は、国内の住宅部材市場の開拓に加え、中国市場での事業拡大に注力しています。特に中国では不動産市況の回復を見据え、金属製ドアや外装防火ドアなどの新製品を投入し、販売網の整備を進めています。一方で原材料価格高騰や人件費上昇などのコスト圧力にも直面しており、さらなる生産性向上とコスト削減に取り組むことが重要になってくるでしょう。中長期的には、中国市場での業績拡大と国内事業の安定収益化を目指していくことが期待されます。

編集部のまとめ

ニホンフラッシュ株式会社は国内外の住宅部材市場でそのプレゼンスを高めてきた企業です。直近の業績は国内の堅調な売上を背景に、収益性も良好な水準を維持できています。また、中国市場への参入も着実に進めており、今後の業績拡大につながることが期待されます。ただし、原材料価格上昇や人件費高騰など、コスト面での課題も抱えています。今後は、収益力の強化と財務体質の改善に向けた取り組みにも注目したいところです。

ニホンフラッシュ株式会社の決算日や配当についてまとめました。

ニホンフラッシュ株式会社は3月決算で、通常3月末に第3四半期決算を、翌5月頃に本決算を発表しています。年間配当は36円と安定した水準を維持しており、株主還元にも力を入れている企業といえます。今後の業績動向と中国市場での事業展開に注目が集まりそうです。

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