株式会社シー・ヴイ・エス・ベイエリアの決算内容をご紹介します。コロナ禍からの回復を受けて、同社の業績は大幅に改善しています。ホテル事業が好調に推移し、営業利益も大幅に増加しています。今後も、アウトドアリゾート施設の開業や、マンションフロントサービスの強化により、さらなる成長が期待できそうです。
企業情報
企業名: 株式会社シー・ヴイ・エス・ベイエリア
証券コード: 26870
決算期: 2024年2月期
株式会社シー・ヴイ・エス・ベイエリアの決算日・決算時期(スケジュール)は?
同社の決算期は2月期で、今回の四半期決算は2023年9月1日から2023年11月30日までの第3四半期の決算となります。
主な事業
同社は、ホテル事業、マンションフロントサービス事業、クリーニング事業、コンビニエンス・ストア事業など、多岐にわたる事業を展開しています。ホテル事業ではビジネスホテルやユニット型ホテルの運営を手掛け、マンションフロントサービス事業ではマンションコンシェルジュサービスを提供しています。また、クリーニング事業やコンビニエンス・ストア事業も展開しており、幅広い事業ポートフォリオを持っています。
今期の業績と利益率は?
同社の当第3四半期の営業総収入は56億58百万円と、前年同期比で10.4%の増加を recordしました。また、営業利益は4億46百万円と前年同期の12百万円から大幅に改善しています。コロナ禍からの回復に伴い、ホテル事業が好調に推移したことが大きな要因です。
売上・利益の推移
同社の売上高は第3四半期連結累計期間で前年同期比10.4%増加しています。利益面でも大幅な改善が見られ、第3四半期連結累計期間の経常利益は4億64百万円と前年同期の18百万円の経常損失から大幅な黒字転換を果たしました。コロナ禍からの回復と事業の効率化により、収益性の向上が進んでいます。
四半期連結貸借対照表について
同社の資産合計は98億25百万円と、前期末比で13.2%増加しています。主な要因は、アウトドアリゾート施設開業に向けた土地取得と建設仮勘定の増加です。一方、負債合計は67億68百万円と前期末比で14.0%増加しており、この増加分は短期借入金の増加が主な要因です。
資産の部
流動資産は27億2百万円と前期末比で5.6%増加しています。一方、固定資産は71億23百万円と前期末比で16.3%増加しています。この増加は、アウトドアリゾート施設開業に向けた土地取得と建設仮勘定の増加が主な要因です。
負債の部
流動負債は39億94百万円と前期末比で36.9%増加しています。この増加の主な要因は、短期借入金の増加です。一方、固定負債は27億74百万円と前期末比で8.1%減少しています。
純資産の部
純資産は30億56百万円と前期末比で11.4%増加しています。この増加の主な要因は、親会社株主に帰属する四半期純利益の計上によるものです。
ROAとROE
同社のROA(総資産利益率)は4.7%、ROE(自己資本利益率)は12.9%となっています。コロナ禍からの業績回復に伴い、財務指標も改善傾向にあるといえます。引き続き事業の効率化と成長投資によりROA、ROEの向上を目指していくでしょう。
キャッシュフロー
同社の営業キャッシュフローは7億84百万円の収入となっています。これは主に税金等調整前四半期純利益の計上によるものです。一方、投資キャッシュフローは10億99百万円の支出となっており、アウトドアリゾート施設開業に向けた設備投資が主な要因です。財務キャッシュフローは3億69百万円の収入となっており、借入金の調達が寄与しています。
配当の支払額
同社は年2回の配当を実施しています。第2四半期末と期末の年2回、それぞれ1株当たり8円、10円の配当を支払う予定です。これにより、通期の1株当たり配当金は18円となります。業績回復を受けて、株主還元も強化されています。
今後の展望
同社は今後、アウトドアリゾート施設の開業に注力していく方針です。2025年3月の開業を目指し、事業用地の取得や建設工事に着手しています。また、マンションフロントサービスの強化にも注力し、新機能の追加などによりサービス向上に取り組むほか、ホテル事業の収益性改善にも努めていきます。これらの取り組みにより、さらなる業績拡大が期待できそうです。
編集部のまとめ
株式会社シー・ヴイ・エス・ベイエリアの決算は、コロナ禍からの回復を受けて大幅に改善しています。ホテル事業を中心に業績が好調に推移しており、今後はアウトドアリゾート施設の開業やマンションフロントサービスの強化により、さらなる成長が期待できそうです。株主還元も強化されており、同社の今後の動向に注目が集まります。
株式会社シー・ヴイ・エス・ベイエリアの決算日や配当についてまとめました。
同社の決算期は2月期で、今回の四半期決算は2023年9月1日から2023年11月30日までの第3四半期の決算となります。また、年2回(第2四半期末と期末)の配当を実施しており、通期の1株当たり配当金は18円となる予定です。業績回復を受けて、株主還元の強化も進んでいます。